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アテローマ(粉瘤)と間違えやすい疾患

稗粒腫(ひりゅうしゅ)

目の周りに生じやすい、直径1mm程度の粟粒のように小さく、白色もしくは黄色の腫瘍です。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)や、小切開による摘出術での治療が可能です。

皮様嚢腫(ひようのうしゅ)

眉毛の外側や鼻の根元に生まれつきにあるしこりです。
大きさはだんだん大きくなり、骨を圧迫することがあります。
内部には、髪の毛などの成分が入っていることがあります。
治療は、手術による摘出が第一選択です。

脂肪腫(しぼうしゅ)

よく粉瘤と間違えられる腫瘍ですが、皮膚よりも深い所にある皮下脂肪から発生する良性軟部組織腫瘍の一つです。

脂肪腫とは

皮膚表面は軽度隆起し、柔らかくプニョプニョした腫瘤で、体中のどこにでも出現する可能性があります。
粉瘤に比べると頻度は少ないですが、放置しておくと数年〜数十年の経過でかなり大きくなってきます。

多くの場合は良性ですが、悪性の脂肪肉腫との区別がつきにくく、また段々大きくなるため、早めの診断と外科的切除が有用です。

皮膜という薄い膜に囲まれ、比較的摘出が容易なタイプと、筋肉の内部に絡まるにように存在し摘出がやや困難なタイプがあり、大きさによってはMRI等の追加検査を要することがあります。

腫瘍の大きさが小さいうちに切除した場合にはキズアトが小さくて済みますが、大きくなればその分キズは長くなります。
また、腫瘍を摘出後には死腔(スペース)が生じるため、内部に血液や体液が貯まらないように、ドレーンといった管を入れる必要があります。

摘出した腫瘍は、病理検査に提出し、細胞レベルで悪性の有無を評価します。

腕にできた脂肪腫の例

脂肪腫の切除手術の手術時間

30分〜60分程度(局所麻酔。大きさによりかかる時間がかわります。)

脂肪腫の切除の手術費用

項目金額
(消費税込)
脂肪種(切除法)健康保険扱い(切除範囲により公的に価格が定められています。)

美容的要素のあるものは自費になります。

脂肪腫切除の詳細情報

施術時間30分〜1時間
施術後の通院翌日術後チェック
ドレーンは、滲出液の状態をみて数日以内に抜去。その後自己処置となります。
顔面7日目、その他の部位10日目頃に抜糸の予定。
腫れについて2週間程度腫れがあります
カウンセリング当日治療基本的に不可
感染症の血液検査結果があれば可能
術部位により必要
入院の必要性不要
麻酔局所麻酔

このページの監修医紹介

院長 酒井 倫明

院長

さかい みちあき

酒井 倫明

日本形成外科学会会員
日本美容外科学会 会員
日本再生医療学会会員
日本皮膚科学会 会員
日本美容医療協会会員
日本臨床形成美容外科医会 会員