瘢痕/傷痕/ケロイド

瘢痕(傷痕・ケロイド)について

傷痕(キズアト)

腹部手術のキズアト、
帝王切開のキズアト、
交通事故やケガによるキズアト・・・
気になりますよね。
一度出来てしまったキズアトは、残念ながら消すことはできません。
しかし、形成外科的手法とちょっとしたコツを用いれば、目立たなくすることは可能です。

ケロイド

ケロイドとは、誰もがなるわけではありません。
特定の遺伝子を持っている方のみ発生する病態です。

ケロイドには程度があり、ひどく盛りあがる人もいれば、ややミミズ腫れになってしまう程度も人もいます。
ケロイドは、形成外科専門医による独特な治療法が確立しています。

ケロイドについては、ケロイドのページで詳しくご紹介します。

傷痕治療の概要

キズアトを切除し、丁寧に形成外科的縫合法を用いて縫い直す方法と、ダブルプラスティ(W形成術)というキズを皺の方向に合わせて、目立ちにくくするという方法があります。

まず、形成外科専用メスで傷痕の周囲を丁寧に切り取ります。

筋肉の層や脂肪の層をPDSという溶解糸で縫合し、さらに皮下の真皮を同じくPDS糸で縫合します。

最後に、表皮を細いナイロン糸で丁寧に縫合します。
この形成外科独特の縫合方法で傷痕が目立ちにくくなります。

傷痕治療の症例

症例1　眼周囲

傷痕治療の術後経過とアフターフォロー

手術は、局所麻酔下に行なわれます。手術時間は通常は30分〜1時間程度です。
手術翌日に外来でチェックします。問題がなければシャワーは可能です。消毒処置も自分で簡単に行なえます。抜糸は7日程度で行ないます。

傷痕治療の手術費用

美容的要素のあるものは自費になります。