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よくあるご質問

まぶたについてのよくあるご質問

二重まぶた(埋没式・切開式)

眼瞼下垂の二重まぶたの手術と保険について

二重まぶたになりたくて某美容整形外科を尋ねたところ眼瞼下垂と言われました。初めて聞いたので驚きました。
手術はその美容整形外科(形成系)では、健康保険で出来るとのことなのですが、検査などは無く手術時間が2〜3時間かかると言われました。
2〜3時間となるとかなりリスクの高い手術だし、痛みや後遺症、不自然なパッチリ目になるのでは…と悩んでいます。
また他の美容外科では、そこまでする必要はなく埋没法で充分。と言われたのですが、ネットで調べてみると眼瞼下垂の人が二重まぶた埋没法の手術をすると悪化したり、糸が取れ易いと書いてありました。
なるべく早く二重まぶたにしたいのですが、答えが見つからず悩んでいます。

A

眼瞼下垂の診断は、専門医であれば比較的簡単に結論を出せます。その上で治療を行うとすれば、美容的要素をあまり考慮しない場合は健康保険を適応する医療機関もあるでしょう。逆に美容的要素を加味した上で眼瞼下垂の治療を試みる所では自費扱いにしている医療機関が多いと思います。
さて、眼瞼下垂があれば埋没式二重まぶたでの重瞼形成はできません。
まず、あなたに眼瞼下垂があるかどうか正しく診断して、それを丁寧に説明してくれる形成外科専門医を探しましょう。
眼瞼下垂があったとして、それを矯正したうえで美容的にも満足させられる手術法は、なかなか難しいものがあります。デザインを含めると2時間から3時間程度を要するとみても良いでしょう。

埋没法の二重まぶたが戻りそうです

A

埋没式二重まぶたの重瞼手術は、瞼板と眼瞼皮膚を細い糸で軽く癒着させるだけの簡易手術です。糸が切れたり組織から外れたりすると、重瞼は曖昧になり、いずれは取れてしまいます。これが埋没式二重まぶたの運命ともいわれている所以です。まぶたが腫れたり、メイク等でこすったりすれば,埋没法の重瞼は取れやすくなる事も考えられますが、生活をしていれば、目をこすったりするのは日常の事ですのであまり気にしたくはありませんよね。
できたら、永久性の高い切開式二重まぶたの重瞼手術をお受けになることをお勧めします。

二重まぶた埋没法で二重まぶたの手術は、眼球の角膜を傷つける心配はありますか

A

埋没式二重まぶたでは、結膜(まぶたの裏側で眼球の角膜と接する所)側の埋没糸の位置が不適当だと角膜を損傷することがあります。結膜側の瞼板のなるべく上方に糸をかければ問題は殆ど起きません。術前に医師に確認をしておくと良いでしょう。

二重まぶたの手術後どの位で腫れが退きますか

A

埋没式二重まぶたによる重瞼手術では完全に落ち着くのに1ヶ月程度を要します。しかし、術後1週間でも、やや重瞼幅は広いものに感じますがある程度は落ち着いた感じはします。
もし、切開式二重まぶたでの重瞼手術を受けた場合では、ある程度落ち着くのに1〜2ヶ月程度を要し、傷跡の色合いは別としてお化粧等でカモフラージュさえできれば通常生活には支障がなくなるはずです。いわゆるスッピンでも気にならなくなるには6ヶ月程度を要すると考えてください。

まぶたの裏側からの抜糸は可能ですか

A

おそらく難しいでしょう。単純に表から糸を取っても、殆ど傷跡は残りません。
瞼板側(目の裏側)からの手術より簡単に綺麗になる、表面からの手術をお勧めします。

二重まぶた埋没法での手術後の腫れ方の違いについて

A

おそらく、糸の掛け方(本数、糸の張力)の差でしょう。二重まぶた埋没法の場合必ずしも、腫れない方が良いとは限りません。

A

美容外科医といっても、形成外科をしっかり研修し日本形成外科学会専門医を取得している専門医もいますが、中には何となく美容外科医と名乗っている医師もいます。形成外科では極めて特殊な皮膚の縫合法を駆使します。
つまり、形成外科専門医とそうでない医師では、縫合の美しさも縫合後の傷跡の美しさも大きく異なることになります。もちろん腫れの程度にも差が出ると思います。

二重まぶた埋没法の手術ですが、目を閉じた時バレてしまうのでしょうか

A

二重まぶた埋没法では、瞼板と重瞼線を糸で癒着させます。その際、糸の結び目が薄い上眼瞼の皮膚を通して結節のような小さな膨らみとなることがあります。これは二重まぶた埋没法の重瞼術の欠点の一つですが、手術の工夫しだいで目立たなくすることができます。
閉眼時重瞼線がクッキリするとすれば、糸の緊張がきつい場合ですので、修正で改善することができます。変性が著しい場合は切開法の重瞼術で修正をすることをお勧めします。

二重まぶた埋没法での糸を抜糸したいのですが

4年前に某美容外科クリニックにて二重まぶた埋没法の手術をうけました。
しかし、ずっと精神的に苦痛に感じていて抜糸したいと考えています。
某美容外科クリニックに相談に行ったら抜糸できないと言われました。 使った糸は6.0青ナイロンですでに透明になっているとのことです。
これから先影口を言われ続けるのも苦痛だし、何か眼に異常を感じたら埋没糸のせいにてしまいそうで、できれば抜糸して精神的に楽になりたいです。

A

診察してみて、埋没糸の位置が確認できるものについては簡単に小さな切開(2mm)で抜糸できます。
傷跡は2ヶ月程で殆ど分からなくなります。
埋没糸が確認できない(実は手術が大変うまくいっているということなのですが…)場合は、やや大きな切開が必要で、切開式二重まぶたに準ずる手術になります。
もちろん二重は消すように、または奥二重化するよう努力するのです。

二重まぶた埋没法では、まぶたの裏側に糸が出てしまうのでしょうか

A

基本的に眼瞼結膜側には糸は出ません。
また、糸を通す所も瞼板中央ではなく瞼板と挙筋の接合部ですので、仮に少量の糸が出たとしても、角膜にはまったく影響しません。
これが、酒井形成外科での二重まぶた埋没法手術の特徴です。

A

体質の問題は殆どありません。内出血は皮膚や皮下の血管(毛細血管が多い)が傷つき小量の血球が溜まった状態です。二重まぶた埋没重瞼の際は数回、結膜,瞼板、皮膚を針を通しますので多少の出血はどうしても起こってしまうでしょう。細い針や糸の使用で出血量は減少すると思います。

二重まぶた埋没法でついてしまったクセはとれますか

もともと自力で二重を保っていたのですが、ラインを定着させたいと思い、他の美容整形クリニックで二重まぶた埋没法2点止めの手術を受けました。
しかし、思ったような二重まぶたにはなれず、元に戻ることを願って抜糸しました。
埋没していた期間は8ヶ月で、抜糸後3ヶ月経ちますが、癖がついてしまって元に戻れず、おかしな目になってしまいました。とても気になっています。
また、抜糸した際の傷跡も凹んだようになって残っています。
癖を直すのには、もう一度二重まぶた埋没法か何かの手術を受けなければならないのでしょうか?
癒着をとっていただけるような方法はございますか?
現在は、帰宅後にアイプチなどを使用してなんとか癖を取ろうとしているのですが、なかなかうまくいきません。

A

あなたの症状の可能性として、埋没糸を除去する際、小さな傷から糸を抜くのですが、これがかえって癒着の原因になったと思われます。
とすると、改善は、切開式二重まぶたの手術しかないと思います。
ただし、以上の意見はあくまで想像上のことですから、詳しくはご来院下さい。

二重まぶた埋没法では二重が1年くらいで消えてしまうのでしょうか

昨年の終わり、二重まぶた埋没法の手術をある美容整形クリニックで受けました。
元から二重まぶただったのですが、幅をどうしても変えたいと思い二重まぶたの美容整形手術を受けました。
その美容整形クリニックでは、カウンセリングも殆ど無く、訪れたその日に手術でした。
この美容整形クリニックの広告には、一生取れないと書いてありました。しかし、手術から1年ほど経過した現在、右目のラインが消えつつあります。
毎日凍るような思いで鏡を見ています。顔は、昔いろんなことがあって一番の悩みの種です。

A

まず、二重まぶたそのものですが、人間はまぶたを開ける時、眼瞼挙筋がんけんきょきんという筋肉を使っています。
この筋肉はまぶたを上げるだけでなく、奥に引き込みます。
その時、まぶたのどこかで折れ曲がらなくてはうまく目が開かないので、解剖学的要素で折れ曲がるところに線ができるのです。これが瞼の低い所に出来る人が奥二重または一重まぶた、高い所にできる人が二重まぶたになるわけです。
しかし、人はみな年齢を重ねると瞼に弛みが生じ、瞼が垂れ下がってきますね。
そのため、若い時にどんなに綺麗な二重まぶたの人でも年をとると奥二重になり、見た目一重まぶた化するのです。
おばあさんやおじいさんの目を観察してください。わかりますね。つまり、どんなに綺麗な二重まぶたになってもそれが一生続くことはありません。
通常、埋没式二重まぶたですと2〜3年もてば良いとされています。つまり埋没式二重まぶたはやり直しがききやすい半面、持ちが悪いのです。
したがって、埋没式二重まぶたは時々やりなおすのが慣例です。
比較的長期間重瞼を維持したければ、切開式二重瞼の重瞼術を選択すべきです。切開式二重まぶたであれば、二重まぶたの維持が確立し易いだけでなく,眼瞼の弛みが取れるため、中年期以降の奥二重化にも対応できるのです。

A

二重まぶた埋没法が原因ではありません。年齢が原因で二重がだらだらになるのです。
とはいえ40才を超えた頃でしょう。
その時は、切開式二重まぶたによる美容外科手術で改善します。

A

まったくありません。二重まぶた埋没法での手術は何回でもできます。

A

一生皮下に埋まったままですが、細い糸ですのでまったく問題ありません。

A

先ほど述べたように、どんな二重まぶたも一生持つことはありません。あるとしたら、その人は老人にならないということです。

二重まぶた埋没法と眼頭切開ですが、腫れはどのくらいで退くのでしょうか?

A

人によって、また手術の程度によって腫れの期間は異なります。
二重まぶた埋没法の手術では、2週間で二重幅がやや大きい感じはありますが、おおよそ落ち着きます。完全にデザインの位置に落ち着くのには1〜2ヶ月が必要です。
目頭切開については、抜糸に1週間、腫れの度合いも手術の大きさによって変わりますが、少量ならば2週間でほぼ落ち着きます。ただし、切開の後の赤みが消えるには2〜3ヶ月かかると思っておいて下さい。
抜糸後は、お化粧ができますので二重まぶた埋没法と目頭切開をしたとしても、術後2週間もすれば殆ど問題はないと思います。

二重まぶたの手術と同時につり目を治す方法はありますか

A

まず、拝見してみないと具体案ははっきりしませんが、目が落ち窪み過ぎていると、二重まぶた埋没法では二重が綺麗に出ないことがあります。
そこで、上眼瞼に脂肪を注入しながら二重を作ったり、あるいは二重まぶた切開法で二重まぶたを作ったりすることが考えられます。
つり目は一重だと目立ちますので、二重まぶたにしますと緩和することが考えられます。目頭切開とつり目はあまり関係ありません。

二重まぶたの手術は、二重まぶた埋没法と二重まぶた切開法とでどちらがよいでしょうか?

私は生まれつき、二重(といっても、線が3本ほどある)なのですが、どうも最近ラインが曖昧になってきて寝起きなどは奥二重(一番下のラインに瞼が食い込まれている)になってしまい、まぶたのラインも日々異なっていて毎朝爪で無理やり跡をつけないと二重まぶたにもならない状態です。それも、皺のようになっていて毎日ラインが異なるので、友達にも「毎日顔違うね」と言われてしうほどです。
朝、顔全体が浮腫んでしまっているのも手伝い、スッピンだと、本当に曖昧な目元で悩んでいます。

A

まず、埋没式二重まぶたで良いと思います。
もし早期に元に戻るようだったり、もう少し年齢を重ねていくうちに、上瞼が弛むようでしたら、切開式二重まぶたに切り替えましょう。

片方だけ二重まぶた埋没法の手術を受けたいのですが、静脈注射と併用して手術してもらえますか

以前他の美容外科で二重まぶた埋没法の手術を受け、3ヶ月腫れてしまい、4ヶ月目には片方の二重まぶたが取れてしまいました。
片方だけもう一度二重まぶた埋没法の美容整形手術を受けたいのですが、腫れが前回とても酷く、今回は勤めもあり心配です。

A

埋没式二重まぶたの手術でしたら、そんなに腫れることはありません。
いくらちょっと痛いといっても術後の腫れに影響するとは考えられません。
なお、静脈麻酔で意識を落とすと、手術中に開眼させたり閉眼させたりして状態を確認できませんので、良い手術がしにくくなります。
酒井形成外科では、局所麻酔のみで手術を行います。特殊な細い注射針を使用することで痛みも少なく、腫れも少ないです。

二重まぶた埋没法によって瞬きがしにくかったりしますか

A

最初、ひきつれ感はあるようですが、じきにまったく自然な二重まぶたの感じになります。ご心配いりません。

二重まぶたの部分切開法というのはやっていないのでしょうか

二重まぶたの美容整形手術をしたいと思っているのですが、酒井形成外科での二重まぶたは二重まぶた埋没法と二重まぶた切開法だけで、俗にいう部分切開法というのはやっていらっしゃらないのでしょうか?

A

これは私の見解ですが、部分切開というのはまさに二重まぶた切開法そのものだと思います。
ただ切開を大きく取るかそれともちょっとにするか、だけのことです。
では、大きく切開するのとちょっと切開するのとどんな差があるのかというと、例えば、まぶたが弛んだ人や眼窩内脂肪(がんかないしぼう)が多くそれを美しく修正するなら大きく切開しないと傷跡が美しく仕上がらないのです。
それに対し、埋没式二重まぶたでは取れやすい、しかし、まぶたの皮膚も脂肪も取らないで済みそうな人は、ただ皮膚を切り、瞼板に皮膚を癒着させれば良いわけです。その場合、大きく切らなくても良いとなるわけですね。この場合は、比較的小さな切開で二重まぶた手術ができるということなのです。
手術の選択は診察の際アドバイスしていきますが、うまくいきそうもないのに最初から小さい切開で手術をするようには言いませんので、所謂部分切開などという紛らわしい表現は避けているのです。
実際は、少量の切開でも大きく切開しても腫れや痛みに差はありません。美しく仕上がる術式を選んだ方が良いような気がします。

二重まぶた埋没法での二重まぶたはラインがついたり消えたりしながら二重になるのですか?

A

埋没式二重まぶたは、糸を目の裏側から表の皮膚に通しながら糸を皮下に埋め隠してしまう美容外科の手術です。手術は30分くらいで終わりますが、手術直後からすぐふたえになります。
しかし、麻酔や手術そのものの影響でしばらく腫れるため二重まぶたが大きく表現されます。1週間で内出血の色合いも落ち着いてきますが、ほぼ落ち着くのに、やはり2週間が必要です。正確に完全に落ち着くには1〜2ヶ月が必要です。
約2週間もすると人に会ってもそれほど違和感が無くなります。

二重まぶたの手術法、それぞれの長所、短所、など教えて下さい

A

基本的には糸を上瞼に縫い込むだけの埋没式二重まぶたと、上瞼の二重予定線を切開し二重を作る切開式二重まぶたの二つの方法があります。「うちはちょっと違うよ」と言うつもりでしょうか、いろいろな事を宣伝している美容外科クリニックもありますが、結局は一緒です。

二重まぶた埋没法

糸をかけるだけの二重まぶたの手術です。お手軽ですが、2〜3年で自然に取れてしまいます。
しかし、腫れが少なく、やり直しができ、もとの一重に戻すことすらできます。しかし、複雑なデザインには対応できない場合もあります。

二重まぶた切開法

切開をして二重まぶたを形成するため、戻りにくい美しい二重まぶたができます。
切開することで余分な脂肪や弛んだ皮膚も取れますので、埋没式二重まぶたを繰り返している方でも、最後は切開式二重まぶた手術を行う方が多いようです。ただ腫れがやや続き、埋没式二重まぶたに比べると二重まぶたが落ち着くのに若干時間を要します。

大げさな二重でなく、少しだけ変える程度のものはありますか

A

簡単お手軽とはいえ、やはり他人に気づかれないわけにはいきません。
なにしろ一重まぶたが二重になるのですから。
仮に二重まぶた埋没法で小さな二重を作ったとしても、2週間は腫れていると認識した方が良いでしょう。
手術手技に差はありませんので価格は一緒です。

手術で創った二重まぶたは20年、30年後はどうなるのでしょうか

A

埋没式二重まぶたの手術では100%近く元に戻ります。
2〜3年の寿命です。二重まぶた切開法でもいずれは奥二重になってきます(まぶたが弛むため)。
それどころか、天然ふたえの人ですら年をとると奥二重になることは、おじいさんやおばあさんの目をみれば明らかですよね。
20年後30年後、年をとらない若いままの人は誰もいません。
もし、ふたえを長期間維持したいと思う方は、ぜひ切開式二重まぶたを選択して下さい。
埋没式二重まぶたでも切開式二重まぶたでも、手術をした後に弛みが強くなったりする異常はありませんのでご安心下さい。

切開重瞼の修正

植皮は結果が醜いということも聞いているので不安なのですが

A

まず、診察してみないと手術術式はアドバイスできないのですが、植皮は最後の手段ですので、まず上眼瞼(じょうがんけん)の皮膚を下ろしてくることを考えます。大抵はこの方法で改善しています。

二重瞼切開法の重瞼術を受けたのですが、傷跡が目立ちとても気になります

A

まず、診察したうえで皮膚に余裕があれば切開線上の傷跡はかなり修正できると思います。
傷跡が窪んだり、睫毛側が膨らんだりするのは、眼輪筋の切除が丁寧でなく深く取りすぎていたり、睫毛側に皮下組織を残し過ぎたりすることで起こります。丁寧な手術を心がけるとともに形成外科的縫合を行うと、切開重瞼の傷跡は殆ど目立たなくなるものです

目頭切開(内眼角形成)

蒙古ひだを無くして,平行に近い重瞼線を作り大のですが

A

目頭切開とは「内眼角形成」と言われる手術法です。蒙古ひだをV型に切除する「内田法変法」とZ形成の2つの手術法があります。しっかり目頭の涙丘(目頭の丸み、蒙古ひだがある場合はこれに隠れて見えません)を出す方法がZ形成です。綺麗な平行型になりやすく白人的な目つきになります。V型切除では完全に蒙古ひだを無くさない方法でやや末広型の二重になります。東洋人的な目つきですので自然な感じといわれています。
蒙古ひだをほぼ無くす形態が良いと思う場合はZ形成を選択します。これにえぐさを感じるようでしたら蒙古ひだを少し残し、末広型を若干維持します。あっさりとした中にもすっきり感が得られると思います。

目頭切開を受けましたが、まったく蒙古ひだが取れていません。むしろつっぱった筋ができてしまいました。修正は可能でしょうか

A

目頭切開(内眼角形成)は、とてもデリケートな手術です。酒井形成外科では、丁寧な切開と縫合のため顕微鏡下手術を行っています。おそらく修正するとしたら今回はZ形成が良いでしょう。

目頭切開を行なうことによって顔のバランスが整えばいいと思っているのですが

A

目頭切開は良いと思いますが、控え目に留めておくべきでしょう。大きく目頭切開を行い、後日気に入らなくなった場合修正が難しいからです。目尻切開は基本的に効果が現れにくい手術です。
あなたの場合もあまり意味が無いかもしれません。

A

あなたのお写真を見る限り、「眠そう」という感じは受けません。むしろ目は大きい方ですので、このままでも十分ではないでしょうか。仮に手術するにしても「少量、控えめ」が大切な感じを受けます。

眼頭切開の傷跡を整形手術で目立たなくすることができますか

A

傷跡の程度を拝見してみないと、何ともいえません。たいていは何とかなることが多いので、一度カウンセリングにいらしてみて下さい。

眼頭切開も翌日から入浴可能なのでしょうか

A

大丈夫です。眼頭切開の手術翌日に一度チェックを行いますが、問題無いようでしたらその日の晩より洗髪洗顔を許可しています。入浴もあまり暖まらないようにすれば良いでしょう。
あまり暖まりすぎると、まぶたの腫れの原因になります。

切開重瞼、目頭切開、眼瞼下垂等他院施術の修正

安易な気持ちで二重まぶたの切開重瞼を受けたことを後悔しています

A

眼瞼の傷跡は、丁寧な形成外科的縫合を行うことで大抵は目立たない自然なしわのようになるものです。修正は、形成外科専門医に任せるようにしましょう。
自然で落ち着きのある重瞼は、大き過ぎないことが大切かもしれません。重瞼線を自然な感じにするために、傷跡とともに睫毛側の皮膚を少し切除し、重瞼幅を狭めましょう。十分修正可能で綺麗な重瞼線が形成可能です。

挙筋短縮術を併用した手術で納得できないので元に戻したい


二重まぶたを希望してある美容整形クリニックにカウンセリングに行きました。そこでは、眼瞼下垂があると言われたので挙筋短縮術を併用した手術を受けました。
術後とても腫れましたが、現在は少し落ち着いています。驚いたことに、今度は目が開けにくくなってしまったのです。手術した医師は問題は無いと言ってますが、私は納得できません。元に戻りたいのですがどうしたら良いでしょう。

A

あなたの元々の眼瞼皮膚は、アジア人に特有な厚い皮膚と皮下組織の多い瞼だったのだろうと思います。眼瞼下垂の有無はその時点を見ていないので何ともいえませんが、恐らく無かったのだろうと思います。瞳孔と眼瞼皮膚の距離や開眼可能な長さの測定が眼瞼下垂の診断基準になりますが、検査を行っていないようなので、あなたを手術した医師の診断は曖昧でしょう。その上でむやみな挙筋短縮を行ったり、幅広の重瞼を創ったりすると不自然な外観と開眼しにくい眼瞼になることがあります。
瞼の腫れが落ち着いた頃を見計らって、再手術を行い挙筋腱膜の癒着を剥がし正しい位置に瞼板固定を行うようにしましょう。大抵は修正可能だと思います。

目頭切開の手術を受けたのですが、傷跡がとても醜くなりました。しかも、ふたえの線がとてもわざとらしく、怒った顔になってしまいました

A

おそらく目頭切開を大きく切り過ぎたのでしょう。日本人等東アジアの人達は、目頭(内眼角)部に蒙古襞があり、二重があったとしても末広型になります。
これに対して白人を含むコケジアンは、目頭が大きく開き二重瞼は幅が広い平行型になります。日本人の場合目頭が広がりすぎたり、平行過ぎる二重まぶたは違和感を感じる方が多いのです。修正は、逆Z形成が一般的です。重瞼線の幅が広すぎる場合には、狭くする修正も考慮しましょう。

他院で手術を行った患者を受け付けていますか

他の美容外科クリニックにて目の下の脂肪を取られ過ぎ(目の裏側から)、脂肪注入を受けました(昨年)。
現在の状態は、注入した形が(特に笑うと)くっきり浮き出ます。
しかもその形が不自然なため、かなり目立ちます。

実は手術直後からその注入した部分が、シワのようになっていてかなり心配していました。でも「そのシワは消える」という執刀したドクターの言葉を信じてここまできたのです。
しかし未だに消えず大変心配で、執刀したドクターに再度確認したところ「上のシワはご自身のもので下のシワは骨のラインです」と言われてしまいました。

どう見ても手術の時の形がしっかり残っているのに、これではこのドクターを信頼できません。
彼は目の下の浅い部分に脂肪注入しています。これが原因のような気がしてならないのですが…

A

酒井形成外科での手術治療の患者さまの2/3は他院の修正です。
元々形成外科は、事故などによる外傷の瘢痕(傷跡)の修正を取り扱う外科でもあります。
交通事故は劇的に減少しましたが、これとは別に安易な考えの美容外科による犠牲者は増加している傾向にあります。
さて、下眼瞼かがんけんの脂肪注入の瘢痕化は時々見かけます。あなたのような症状では、まず、下眼瞼かがんけんの睫毛の際から切開を入れ、眼輪筋がんりんきん上を広く剥離はくりします。その際、瘢痕や不良脂組織は切除します。さらに眼輪筋下(がんりんきんか)を剥離はくり眼輪筋がんりんきんを筋弁として外側方に引き込み骨膜に固定します。これで下眼瞼(がんりんきん)の皮膚の弛みが取れ凹凸は改善すると考えられます。もし、皮下組織不足を感じたら、脂肪注入を小量行うようにします。多量の脂肪注入を避け小量ずつ、数回の注入を目指すようにすべきです。

弛み、しわ、くま(上まぶた・下まぶた)、エイジングケア

弛みを取れば垂れ目は改善されますか

A

拝見して見ないとわかりません。垂れ目が下まぶたの垂れ込みによる相対的なものであれば、下瞼の形成で改善しますが、こめかみからの全体の垂れ込みが原因なら、こめかみリフトが必要な場合も考えられます。

上まぶたの脂肪注入を考えていますが、ダウンタイムは通常どのくらいでしょうか

A

上まぶたの脂肪注入によるダウンタイムは、1週間くらいです。ただ、移植脂肪は定着率が30%くらいですので、徐々に低下し、3〜4ヶ月で、第2回目の上まぶたの脂肪注入手術がしたくなると思います。
2〜3回の上まぶたの脂肪注入手術で、ほぼ目的を達すると思います。

A

たしかに、強く押すとやや固い脂肪に触れることがありますが、見た感じでは凸凹感はありません。
かなりの症例の脂肪注入手術してきましたが、少量を数回に分ける手術法で注入位置を多ヶ所にまんべんなく入れるようにすると、良い結果が出ます。
一か所にぐっと脂肪注入を行うと、やはり凸凹になります。
つまり、脂肪の注入の仕方が美容外科ではポイントです。

目の下のくまにはどのような方法がありますか

A

目の上が窪んでみえる変形をサンケンアイズと呼びます。
簡易的修正では、ヒアルロン酸フィラーを注射します。概ね6〜12か月有効です。
脂肪注入という方法もあります。あなたの皮下脂肪を吸引切除し、遠心分離を施し多脂肪幹細胞脂肪を作成しこれを注入する方法です。30〜50%の定着があるため、満足感が高い手術法です。
目の下のクマは色素沈着の場合もありますが、眼窩内脂肪が垂れ込んで「目袋」として存在している場合があります。眼瞼皮膚はかなり薄いため小じわも多数発生し黒ずんで見えます。この場合は、下眼瞼の眼輪筋挙上を行いながら余剰脂肪と余剰皮膚の切除を行います。とても効果が高く満足度も高い手術法です。

目の下の弛みが目立ってきましたが、この年齢で美容整形に耐えられるか心配です

若いときから目の下の弛みが気になり始め、今ではとても目立つ状態になってしまいました。よく、以前から涙が自然に出るなどという症状があり、いろんな美容外科に行ってみたのですが、よくわからず、そのままです。

A

酒井形成外科で目の下の弛みやしわの手術をお受けになる患者さまでは60歳くらいの方は「まだ、お若い」方です。
きちんとした「形成外科専門医」の主催する美容外科クリニックでは、この手術は複雑ではあるものの、けっして大変な手術ではありません。勇気を持って、一度数件の美容形成外科に相談にいらしていかがでしょうか。
ただし、すぐに手術を勧めたり、説明内容が希薄であるような医師の元での手術は避けましょう。

まぶたが腫れぼったいので脱脂がしたいのですが

私は、まぶたが腫れぼったいので脱脂がしたいのですが、酒井形成外科では行っていますか?

A

きちんと美しくするなら、切開式二重まぶたをお勧めします。
脂肪を取り去ると当然のことながら、まぶたが弛むからです。弛んだ分の皮膚を綺麗に切除した方が、単に脂肪を取るだけより、良い結果が出るのは当たり前と考えられますよね。
腫れが退くまでには、2か月くらいかかりますが、すでに腫れぼったい目のようですから、それを相殺して考えれば2〜3週間程度を我慢できればと思います。
手術のお帰りの日は1日だけ、小さなガーゼとテープで固定しますので、サングラスの方が良いかもしれません。

上まぶたの弛みを取りたいのですが、美容外科には何回ぐらい通院するのですか?
また、まぶたの腫れはどのくらいで退くものでしょうか

A

酒井形成外科での手術後の術後管理は以下のとうりです。
手術や治療法についてカウンセリングを受けます。主治医は利点と合併症を含むリスクの説明もしっかり行うはずです。治療法に合意できたら手術等の予約を入れて下さい。予約は電話でも可能です。
上眼瞼の弛み取りであれば1〜2時間程度の手術時間です。手術が終了すると1時間程度冷やしながらお休みいただいています。手術次の日または2日後状態を確認のため来院してもらいます。そ手術後7日くらいで概ね抜糸が可能です。その後は2ヶ月後、12ヶ月後の経過を確認します。
完全に腫れが退くには2〜3ヶ月を要しますが、術後1ヶ月でも通常生活は問題はないはずです。

目の下の弛みが気になっていますが、手術をしても数年も経たないうちに弛みが出てしまうのではないでしょうか。

30代の前半です。目の下の弛みが気になっています。特に笑った時、二重に線が出来るのが目立ちます。酒井形成外科のHPで見たところ美容外科について詳しく、良心的に書いてあってとても参考になりました。

A

目袋の正体は眼窩内脂肪です。これが気になる場合は移動してしまった眼窩内脂肪を切除するしかありません。しかし、ただでも弛みがちな下眼瞼の皮下の脂肪を取れば、当然弛みが増強します。そのため、脂肪を除去した後弛んだ眼輪筋を吊り上げ余剰皮膚を切除する必要があります。
ヒアルロン酸フィラーを目袋の下に注入したりすれば多少は改善しますが、長くはもちませんし、眼輪筋吊り上げと余剰皮膚切除のような若返り感はとても望めません。
手術といわれれば多少怖い気もしますが、形成外科専門医によるきちんとした手術はほぼ安全ですので、勇気を持って前に進んで下さい。

その他

カウンセリング当日の手術は可能ですか

A

現在は簡易検査もあり、手術当日に感染症チェックが可能になりました。したがってご希望があり、手術が適応されれば、当日手術も可能です。しかし、医師側としては、まず,患者さまの現在の状態から手術治療の適応を判断したいと思います。まったく知らない方をその日の内に手術するのはいささか性急過ぎる感を受けます。
たとえば,メール等で現在の状態を写真で予めお知らせいただければ概ねの診断がつきますし、既往歴なども知り得ればより安全に手術ができると思います。
しかし、できたら、最初はまず医師との相談、カウンセリングを受け、担当医の方針やご自分の考えをまとめてから治療に望むべきだと考えます

A

花粉症はアレルギーの一種です。もし、花粉症で結膜炎を起こしているとすれば、それが改善するまで手術は控えた方が良いでしょう。軽い症状であれば、手術後抗アレルギー剤を投与しながら経過を見ることで概ね問題は起こらないと思います。

鼻の美容外科手術のよくある質問

鼻の美容外科手術全般

鼻を下に向かせることは難しいとありましたが、鼻を下に向けたいと思っています

二重まぶたになりたくて某美容整形外科を尋ねたところ眼瞼下垂と言われました。初めて聞いたので驚きました。
手術はその美容整形外科(形成系)では、健康保険で出来るとのことなのですが、検査などは無く手術時間が2〜3時間かかると言われました。
2〜3時間となるとかなりリスクの高い手術だし、痛みや後遺症、不自然なパッチリ目になるのでは…と悩んでいます。
また他の美容外科では、そこまでする必要はなく埋没法で充分。と言われたのですが、ネットで調べてみると眼瞼下垂の人が二重まぶた埋没法の手術をすると悪化したり、糸が取れ易いと書いてありました。
なるべく早く二重まぶたにしたいのですが、答えが見つからず悩んでいます。

A

穴(鼻孔)が大きく丸いことがあげられます。短鼻を過矯正すると鼻尖部の皮膚が破綻することがありますので、必要最小限に留めます。鼻尖部は自家軟骨の移植が良いでしょう。
鼻翼は多少縮めると鼻孔がすっきりしてきます。
鼻筋を長くするには、現在ではシリコンプロテーゼを利用するのが最も安全です。肋軟骨は硬すぎるし、数年後の変形の可能性も高くなります。ゴアテックスは、将来除去が困難になります。
では、なぜ、除去を考えるかと申しますと、今後再生医療が発展していくことが明らかですので、10年後には、培養軟骨やご自分の遺伝子を利用した組織の開発が進むと予想しているからです。つまり、近い未来、とても良い新素材が出てきた時に、その新素材や医料材料に変更する事を考えているためです。その時には現在の隆鼻素材を簡単に取り出せなければならないからです。

A

一部の糸は吸収糸を使いますが、傷跡を綺麗にするのと、社会復帰を早める目的で、外は非吸収糸を使い、1週間で抜糸をします。腫れがある程度収まるのに1週間といったところでしょう。

A

現在では、プレセデックスという静脈麻酔薬がとても安定した麻酔力を発揮します。安全にまた、術後の吐き気や血圧低下等の副作用がとても少ないので安心して使えます。
ぜひ、静脈麻酔を利用して下さい。

A

シリコンプロテーゼも鼻根部で骨膜下に移植した場合はとても自然でブラックライトに反応することもありません。鼻尖部は安全のためご自分の耳介軟骨や鼻中隔軟骨を利用します。
しかし、CTスキャン像や3次元CT像では移植したもの全てが映し出される可能性はあります。

A

もちろんです。

A

いかなる手術においてでも、感染の危険はわずかですが存在します。感染をおこした場合は早急にプロテーゼを一旦取り出す必要があります。早期に治療を行えば軽傷で済むことが多いので,患者さまには術前に十分説明をしなくてはなりません。アレルギーは薬剤等に問題がなければほぼ皆無と考えて良いでしょう。シリコンはアレルギーが無いようです。

A

術後当日は若干痛みを訴える方はいますが、一晩を超すと、概ね落ち着くようです。 しかし、抗炎症もかね鎮痛剤は高級な物を用意しています。それでも不安な方には座薬が有効です。別途料金はかかりますが、そんなに高価ではありません。

カウンセリングで症例をたくさん見せていただくことは可能ですか?

A

ある程度ですが、お見せできます。ただし、あくまで症例ですから、参考であることをお忘れなく。

A

カウンセリングから1〜2週間で手術の運びとなれます。まず、早めに一度カウンセリングにいらして下さい。

A

1月〜3月、5月、8月、12月は混雑しています。

小鼻縮小と鼻プロテーゼの手術を受けたいと思っておりますが、この二つの手術は一度に受けることは可能ですか?

A

もちろん可能です。

A

鼻プロテーゼのサイズ的は、患者さまのオーダーに殆ど対応可能です。しかし、鼻根部1mm以下とか高さ10mmなど、あまりに異常なサイズには応じかねることがあります。
鼻尖部と鼻柱(鼻中隔)の形成は自家軟骨を利用しています。

A

可能です。その場合は、血液検査をご住所近郊の医療機関で事前に受けていただくと助かります。

鼻骨骨折をして整復をしたのですが、1ヶ月経ってもそこの部分が腫れたように盛り上がっています

A

もちろん術後1ヶ月では、やや腫れが残っている可能性はあります。術後3〜6ヶ月は様子を見て下さい。
鼻骨骨折後、早めに整復しても、骨折部がやや盛り上がり、「わし鼻」変形をおこすことがあります。この場合、骨削りをすることで改善します。可能です。

肋軟骨を使った隆鼻術で、鼻根から鼻尖にかけて大幅に高くしたいのですが

A

肋軟骨の移植は、まず、胸に大きな傷跡を残さなければならないことがあげられます。また、5年後くらいで移植軟骨が変形してしまう可能性は否定できません。
さらに、硬さも強いのでやや違和感が起る可能性も否定できません。そのため、特別な理由が無い限りあまりお勧めはできません。

A

肋軟骨によると整鼻は出来上がりが不自然な事が気になります。まず、触った時に硬すぎることです。また、肋軟骨は移植により変形しやすい難点を持ちます。手術直後はとても良いのですが、数年後に部分吸収が起こり易く、そうなると変形は必発と考えています。いずれは新しい素材(組織培養を利用したもの等)が開発されるでしょうから、現在難がある材料をあえて使用することはせず、安全な材料を利用すべきと考えています。
酒井形成外科では、柔らかいシリコン素材に耳介軟骨と真皮を組み合わせたもので、隆鼻を行っています。

口唇裂傷で潰れた鼻はどこまで改善できますか?

A

唇裂ということですので、その美容形成は十分注意が必要です。
まず、現在の状態を観察して、治療を選ぶ必要があります。時に、プロテーゼと耳介軟骨移植の組み合わせ、あるいは、肋軟骨を形成して移植、また、真皮脂肪移植などで鼻全体の形態改善が考えられます。
ベースに疾患がある場合には、形成外科専門医施設で形成外科を基本とし、さらに美容外科の心得がある形成外科専門医のいる医療機関を選び、相談に行ってみてください。

段鼻を治したい

A

鼻詰まりの症状があるようですので、一度耳鼻科で鼻孔内の状態を診察してもらい、鼻中隔湾曲の治療の有無を診断してもらいましょう。耳鼻科的に問題が無いようであれば、鼻の形成治療が可能です。鼻が曲がった状態を「斜鼻」といいます。まず、程度を診断するために鼻骨のCTスキャン検査を行います。治療は全身麻酔下が理想です。左右の鼻骨を切り、鼻根部での鼻骨の切り離しを行い鼻骨を自由にします。鼻骨骨切り後は鼻孔内にガーゼを詰め、外側をギプスで2週間程度固定します。鼻孔内ガーゼは術後4〜5日詰めたままとします。
同時に段鼻の治療を行うこともできます。斜鼻の治療である鼻骨骨切りの前に、ハンプといわれる鼻骨と鼻背軟骨の接点の盛り上がりを専用のみで削り取ります。術後はギプスで圧迫することがとても大切なアフターケアとなります。

骨切りの手術で斜鼻の曲がりと鼻背骨を持ち上げて凹みを治すことはできるのでしょうか

A

診察してみないと、鼻骨骨切り等で簡単に治療できるかどうか判断しかねます。
人工骨や軟骨移植など、鼻の手術法アイテムは種々ありますので、とりあえず診察にいらしてはいかがでしょうか。

鼻の長さが顔のバランスと合わない感じで、コンプレックスになっています

A

プロテーゼだけで隆鼻するより、ご自分の軟骨(耳介軟骨)も利用されたうえで、鼻翼軟骨を若干さわり、軟骨を移植しながら、鼻根部(鼻の目と目の間の骨の部分)はプロテーゼを使用し、鼻先は軟骨で形成するのがベストと思います。

シリコンプロテーゼによる隆鼻を考えています

A

カウンセリング後に手術日の予約を入れていただきます。その際に、術前血液検査は必ず受けていただきます。そして手術当日、次の日経過観察、術後10日で抜糸1〜2ヶ月後経過観察といった手順です。

A

シリコンプロテーゼを移植するだけであれば、30分程度です。もし、鼻尖部を形良くする事も考えると、鼻尖部には耳介軟骨の移植と真皮の移植が良い結果を生むでしょう。
軟骨や真皮の採取とプロテーゼの形態形成を伴う複雑な隆鼻術には2時間程度が必要になります。これらの手術では、手術中意識を落とす静脈麻酔を好む方が多いのです。
その場合さらに1時間程度余分な時間を必要とします。

A

完全に腫れが退くには1〜2ヶ月はかかります。ちょっと見た目に普通になるにはせいぜい10日もあれば十分です。

A

シリコンプロテーゼのインプラントだけであれば、術後3〜5日間のテーピングだけで良いのですが、軟骨や真皮の同時移植の場合は5日間ギプス固定をします。
入浴、洗髪、洗顔等は、隆鼻手術の翌日にチェックを行い問題が無ければ、次の日から行えます。

隆鼻手術で希望通りの状態になった鼻は、永久に持続するのでしょうか

A

現在のプロテーゼの材質と耳介軟骨の移植のコンビネーションであれば、永続的であると言えます。
マイケルジャクソン氏の時代は、プロテーゼも硬く、むりやり鼻尖を尖らせたのが崩壊の原因と考えます。
無茶をしてはいけないという戒めだと思います。

プロテーゼと耳介軟骨による隆鼻術

他の美容外科でプロテーゼを入れた隆鼻手術を受けましたが,付根がぐらつき、鼻筋と鼻先が曲がってしまいました。再手術したのですが、結局付根がぐらつき鼻筋も曲がったままです

A

きちんとした形成外科専門医である美容外科の医師に手術をしてもらいましょう。
余程のことが無い限り、プロテーゼがぐらつくような場所(骨膜上)に挿入することはないはずです。プロテーゼは良い位置に挿入できれば、概ね良い結果はでます。

A

診察してみないと何とも言えませんが、酒井形成外科では、当日に入れ直していることが多いです。

A

これは美容外科のフェイスリフトを同時に行いたいということでしたら、もちろん可能です。

5年程前に鼻のプロテーゼの美容整形の手術に失敗し、その後4回の手術を経て、今は何も入れておりません。自分の軟骨を入れる方法で手術したいのですが、可能でしょうか?

A

軟骨より人工骨(ハイドロキシアパタイト)が良い場合もあります。
軟骨移植は、4〜5年で曲がり変形を来すことが多いので考えものです。ただし、鼻尖部だけは自家軟骨を用いることは可能でしょう。

魔女鼻で、横から見ると鼻先が少し垂れている感じなのですが、この場合プロテーゼだけで治すことは可能でしょうか?

A

シリコンプロテーゼだけですと、やはり鼻尖部の皮膚に負担がかかりますので、軟骨を同時に使うのが良いと思います。
また、鼻尖部の軟骨を削ると良い場合もあります。

A

鼻尖軟骨形成(鼻尖部の軟骨を削ったり移植したりする方法)があります。

A

レントゲンは「軟線撮影」ですと、いかなる素材でも写ります。CTスキャンやMRIでは必ず写ります。ブラックライトで光るというのは、シリコンプロテーゼが白い場合に限ります。

耳介軟骨移植をした場合、軟骨は将来どうなるのでしょうか?

A

経験(他医師の手術後の状態観察を含め)では、かなりの確率で変形してしまいます(5〜10年単位)。
そのため酒井形成外科では、シリコンプロテーゼの良いところと軟骨移植の良いところをうまくミックスする手術法で治療を行っています。

アップノーズになっているので鼻柱を長くしたいのですが

A

酒井形成外科では、通常L型プロテーゼを使用します。危険度はI型プロテーゼと変わりません。
しかし、もし新製品や新素材ができ交換したいと望むとき、交換手術が簡単になります。 I型で軟骨を使うと交換も難しく交換時、変形の危険もあるのです。
ただし、L型のものは素材を吟味しなければなりません。かなり柔らかいものを使用すべきです。
また、鼻尖部は特に薄く加工し、自家軟骨つけるなど工夫が必要です。

A

むしろI型に軟骨の方が難しいのではないでしょうか。

A

酒井形成外科では、L型に軟骨という症例をかなり多数、しかも既に15年程度の経過例もあります。
また、後日(5年後)たまたま移植軟骨を観察する機会もありましたが、萎縮は多少あるものの吸収はされておりませんでした。もちろん、形態的にも8年程度経過例でも満足いくものでした。

自分に合ったプロテーゼを作って頂くことは可能ですか

A

酒井形成外科では、軟らかく安全なものを自家デザインで発注しています。もちろん数種類の中から患者さまに合ったものを選び、それを術者自身の手で作り直します。 この工程は全ての患者さまで行われます。

A

最も安全で簡単な切開、しかもかなり美しい形態にできるのは、経験からはL字型+耳介軟骨形成です。危険性や変位性が高いI字型はお勧めしていません。
詳しくは、カウンセリングにいらして下さい。

鼻根部だけにプロテーゼを入れるのは可能ですか

A

もちろん鼻根部だけにプロテーゼを入れることは可能です。
ただし、安定感が悪い、後年にこのプロテーゼを入れ替える等の際、取り出しにくくなる、という欠点があります。そのため、将来いつでも手軽に除去可能な、鼻尖部を薄くしたL型プロテーゼをお勧めします。
L型ですと鼻根部は骨膜で固定され、鼻尖部は鼻中隔軟骨で固定され、きわめて安定します。今までのプロテーゼでは堅すぎ、ややかちっとした感じでしたが、酒井形成外科の特注プロテーゼは極めて柔らかいので、その心配もありません。
さらに、もし将来、良い材質のプロテーゼが開発され、これに変更したいような場合でも、鼻孔の近くの小さな切開でプロテーゼの端を探し出しやすく簡単に旧プロテーゼを取り出しやすくなります。

鼻を高くする手術後、腫れや痛みの期間について

A

鼻を高くする手術では、軟骨をうまく移植する方法が安全でかつ美しいものが出来上がります。 腫れは約1週間で退きますが、完全には1か月(鼻尖部がしっくり来る感じ)を要します。
しかし、人前に出るには1週間で十分でしょう。術後5日間はテープ固定をしますので、5日間は家で安静が必要と思います。傷跡は鼻孔内だけですので目立ちません。

A

テープ固定をはずすのに5日目、鼻孔内の抜糸が10日目、あとは腫れが退くのを待つばかりです。なお、2か月後のデザインチェックには来院ください。
なにかトラブルがありましたら、すぐ来院してもらっています。

鼻を高くしたいのと、顎骨が出ていて気になります

A

鼻を高くして、鼻尖を細くするには、酒井形成外科で行っている軟骨プロテーゼ法が良い適応になりそうです。
ただ、えら切りや頬骨切りと同時の手術は麻酔の関係で少し無理があるかもしれません。
えらと頬骨を切りますと、おそらく顔が小さくなる分、顔が弛むと考えられます。後日(腫れが十分退いた後、3〜6ヶ月後)、フェイスリフトが必要になる場合もあることをご考慮ください。
歯のかみ合わせ(咬合)は、できるだけ矯正歯科で治すべきでしょう。どうしても矯正歯科で駄目な場合、下顎骨骨切り(サジタールオステオトミーあるいはセグメントオステオトミー)の適応があると考えます。
なお、同時にルフォー1型骨切りを行い、下顎の歯列と上顎の歯列を整えることもあります。この場合手術の6ヶ月前から矯正歯科で術前矯正を行っていただき、術後も矯正を続けることが通常です。
左右の顔面骨に差があるようなら、これはえら切りや頬骨切りの際に調節します。かなり矯正されますよ。

鼻先を整えるというかスッとした感じにしたいのですが、適した手術方法を教えてください

鼻を高くし、鼻先の幅を細くしたい。私は目も口もはっきりした感じなのに、鼻が低くて小さいのと、鼻先が丸いので整えたいと思っています。しかし、横幅もないので、あまり高くしても不自然でおかしい気がします。

A

最も良いのが鼻先を耳介軟骨から採取した軟骨で形成し、鼻根部(鼻の目と目のい間の部分)をプロテーゼで形成する方法です。安全に綺麗なものが、小さな鼻孔の傷跡のみでできます。
通院は最低5回程度です。
腫れについては、プロテーゼのみの場合とほぼ同じで7〜10日で退いてきますが、完全というのには1〜 2ヶ月が必要です。

A

切開式二重まぶたの二重手術で綺麗に、しかも二重まぶた埋没法のようにいずれ取れる心配も無く形成できます。二重まぶた埋没法の時より大きな二重な感じは続きます。しかも1週間でお化粧が可能ですし、2週間で内出血の色も落ち着きます。1〜2ヶ月でやや大きい感じがした二重巾も、ほぼ落ち着くといって良いでしょう。

A

予備麻酔というより麻酔注射の時に一瞬意識を落とす、静脈麻酔があります。これを利用された患者さまは、まったく痛くなかったとおしゃっています。

隆鼻手術後、曲がった鼻筋はどうすればまっすぐになるでしょうか

A

まず、診察してみないとはっきりしませんが、もし、プロテーゼが変位しているようなら、再度入れ直すべきだと思います。その際、骨膜下であることを確認するとともにプロテーゼ挿入位置を修正します。

小鼻・鼻の孔を小さくする

鼻翼は小さいのですが、鼻の穴が上に切れ込んでいるため正面から見ると鼻の穴がぽっかり開いています

A

耳介軟骨を鼻孔の縁に移植しながら、鼻穴を小さくするなど、いろいろな考え方や手術法があります。
まず、状態を拝見して、治療の方法を一緒に見つけましょう。

あぐらをかいた感じの幅がある鼻のため、鼻の穴が目立つことに悩んでいます

A

ライノプラスティー(鼻の形成外科)はとても多岐に渡っていて、その手法は様々でまた、組み合わせにより無数の可能性があります。
「あぐらをかいた鼻」ということですので、まず、鼻孔、鼻翼形成を考えます。鼻翼を鼻孔底の所で縮め若干上に向けて鼻翼を少量切除し縫合します。これにより鼻孔は下を向きます。
次に、鼻尖に軟骨または筋膜または真皮脂肪、時にこれらの複合を移植し、鼻尖部をやや下に向けます。これで、鼻の孔はかなり目立たなくなるはずです。

プロテーゼをそのままにして鼻を小さくする手術の方法を知りたいです

A

鼻翼を少々縮めるのが得策だと思います。鼻尖に軟骨を入れ、やや鼻を尖らせると白人のようなほっそりした感じが出ることもあります。
鼻の孔はやや縦長になり良いと感じます。

小鼻の手術痕を傷跡形成術で消せますか

A

よくこのような症状の方がいらっしゃいます。傷跡は完全に消すことは不可能ですが、殆ど分からない程度に改善させることはできます。
特に小鼻のわきは、形成外科的縫合技術があれば、かなり綺麗な傷跡になります。
まずは、カウンセリングにいらして、症例をご覧下さい。

鼻幅寄せとはどういったものですか

A

鼻翼期部をわずかに切開し、鼻孔底(鼻孔の下の部分)を鼻柱基部(鼻の穴と穴の間の柱状の部分)から3〜5mm程度鼻孔底の皮膚を切除しながら両鼻翼を寄せるようにする手術が推奨されます。
鼻孔の横のカーブを温存させながら、傷跡は殆ど残さない、鼻翼も丸みを帯びさせ平坦化させない等、形成外科の究極の技術を駆使します。とても綺麗な仕上がりになります。

小鼻を小さくしたい、鼻尖の幅を細くしたい

A

あぐら鼻(鼻翼のはり出し)は、鼻翼(小鼻)の基部と頬の境に切開を入れ、ここでせいぜい2〜3mm程(以外に少量)鼻翼の皮膚を含む組織を切除します。
ここで縫合してしまうと、つぶれた感じの鼻孔になりますので、鼻孔の底まで切開を延ばし、ここで鼻孔を縮めるように縫合すると、鼻孔の形態は綺麗な形を保ったまま縮小できます。傷跡は殆ど分からなくなり、特に鼻翼の傷跡は全く分からなくなるくらいです。

A

かなりの症例をこなしていますが、3年後でも変形した症例は一例もありません。
腫れは抜糸後には、殆どありません(1週間)。
ただし、人の皮膚は傷をつけるとやや硬く赤くなります。
2か月程度は、かちっとした感じで赤黒さ(筋状)が続きますのでお化粧でカモフラージュしてください。その後はきわめて自然です。他の美容外科での失敗症例もかなり綺麗に修正しております。

A

痛みは術後の1日が少々程度で、翌日からはシャンプーも洗顔も構いません。また、その頃になりますと、患者さまから痛みは殆ど感じないと聞いています。

小鼻の底を再手術したい

小鼻の底が厚いため、鼻孔が横に広がって見えて悩んでいます。去年の2月に鼻先形成を、8月に小鼻縮小を他の美容整形クリニックで受けました。

A

診察してみないと、デザインについては具体的には決められませんが、お話の内容からは、十分可能と考えます。

鼻の孔を小さくするというより、鼻の孔の形を整えたいです

A

やはり鼻翼縮小を小範囲で行うのが、最も簡単で近道なのではないでしょうか。
決して傷跡が酷く残ることもありませんので(ただしきちんとした日本形成外科学会専門医が手術を手掛けた場合)、さほど心配はいりません。

鼻幅を狭くしたいのですが

A

鼻幅を縮めるには、鼻翼の皮膚を前方で2〜3mm切除し、鼻孔の鼻翼側を2mm程縮めます。もちろん、縮める量は拝見したうえで適量である所とし前述の数値は前後します。
時に鼻翼皮膚は、一切切除しないで良い場合もあります。鼻先の形態はまったく普遍ですが、手術後一時的に腫れのため、丸みを感じる時はあると思います。

鼻翼形成の手術で、鼻孔底を切開せずに小鼻を小さくすることは可能でしょうか

A

美しくかつ小さい手術で良い結果を出すとしたら、鼻孔底に切開を入れた方が良いと思います。 時々、「鼻孔内だけの手術で鼻翼が小さくできる」などといっているクリニックがあるようですが、恐らく効果は殆ど無いと思います。

A

あまり気づかれることは無いと思いますが、鼻尖形成の場合は鼻柱基部に傷跡が残ります(いずれは殆ど見えなくなりますが)。
暫くは、赤い線が見えてしまうのでお化粧でカムフラージュするようにしましょう。

A

正確には1〜2ヶ月ですが、およそ自然になるのには2週間程度でしょう。

A

鼻柱形成とは、これが太すぎたり、短すぎたりする場合に鼻尖形成と一緒に行う手術です。 基本的には耳介軟骨の移植を行う手術です。

小鼻の縮小手術での傷跡について
また、まぶたの腫れはどのくらいで退くものでしょうか

A

小鼻の縮小手術は、3週間もすれば傷跡は殆どわからなくなります。ただし、お化粧をしていない状態では、傷跡に赤みが残っている時期です。

A

2ヶ月程度です。ただし、日焼けをすると傷跡は悪化します。
くれぐれも手術後に直射日光や日焼けサロンは厳禁であることをお忘れなく。

A

患者さまの状態によっては可能です。
少量の小鼻切開の場合は、傷は短く済みます。
仮に長い傷でも抜糸をしたときには、殆ど傷跡が認識できないほど綺麗です。この縫合法が形成外科の特色です。決して他の科の医師には真似のできない技術なのです。ですから、美容外科は形成外科専門医の資格のある医師に任せるべきだと考えます。

人工骨(ハイドロオキシアパタイト)を使用した隆鼻

ハイドロキシアパタイトとは何ですか

A

ハイドロキシアパタイトとは、セラミックスが原材料の人工骨です。
隆鼻術(鼻を高くする)の場合、鼻根部(鼻の目と目の間)の骨性部分を高くするのに、一般的にはシリコンプロテーゼを使うのですが、人工骨で高くすることもできるということです。
ハイドロキシアパタイトは、顆粒状のものを使います。
ただ、やや硬すぎる感じがあるのと、硬化するまで1か月を要すること、術後1週間はシーネ(ギプスのようなもの)が必要であることなど、マイナス面も多いのです。そのため、どうしてもプロテーゼが嫌だという人のみの適応と考えます。
さらに、プロテーゼのように後日簡単に抜き去ることも難しいものがあり、適応には十分注意が必要でしょう。
なお、ハイドロキシアパタイト(人工骨)を利用した鼻尖形成はできません。

鼻の先などの鼻尖手術にはハイドロキシアパタイト(人工骨)は使用できるのでしょうか?

A

ハイドロキシアパタイトは、人工骨です。
基本構造はセラミックスですので、かなり硬いものです。鼻骨の部位にハイドロキシアパタイト(人工骨)を移植して、骨を高くすることができます。隆鼻とは、鼻根部(鼻の目と目の間の部分)を高くすることです。
鼻尖は軟骨、しかもかなり薄い柔らかい軟骨で構成されます。しかし、日本人の女性の場合は、皮膚(皮下組織)で構成されますので柔らかいのです。
そのため鼻尖にこんな所に硬いものを移植すれば、とんでもないことになってしまいます。通常は耳介軟骨を移植します。

ハイドロキシアパタイトの目と目の間の隆鼻術は、鼻尖まで入れずに途中まででもできますか

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)の移植は、鼻根部(鼻の目と目の間の鼻骨の部分)にしか入れられません。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、顆粒状のものです。鼻孔内の小切開から鼻骨膜下を剥離(はくり)し、一つ一つ挿入していきます。

A

そもそも切開ということは、オープン以外に考えられませんよね。ただし、車のボンネットをオープンするように鼻尖部を解放する方法がオープン法とういうならこの方法ではありません。
酒井形成外科での手術は、鼻孔内の小さな切開ですので、外観からは全く分かりません。これをクローズド法というのでしょうか・・。

太い鼻筋を改善して細くしたいのですが、削る以外にどのような方法がありますか

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)の顆粒を使用した場合、6か月以上経過したものでは、削るのもかなり難しくなると思います。
それは、ハイドロキシアパタイトは硬い割にもろく、綺麗に削り直せないという特徴があるからです。そのため、殆ど全部を摘出して、プロテーゼ等に入れ直す方が良いと思います。

A

実際手術を行ってみないと分かりませんが、削る時間より修復の工夫の方が大変そうです。

A

耳介軟骨は一度取り出します。そうしなければ、鼻根部の手術はできません。そして、使えそうならもう一度使いますが、駄目ならあきらめ、新しい軟骨を移植するしかないと思います。

A

まず、以前のハイドロキシアパタイト(人工骨)を出来るだけ除去し、次に、どう修復するかです。新しいデザインのもとに、新しい手術をするわけですから、鼻筋も出来るだけ細く、高さもできるだけ理想的にと考え直せるとは思います。

ハイドロキシアパタイト(人工骨)はレントゲンではどのように写りますか

プロテーゼには抵抗があり、自分の体の一部、または一部になるものを用いたいと思っています。
ある美容整形外科クリニックで、ハイドロキシアパタイト(人工骨)のことについて教えていただきました。しかしそれが、セラミックスが原材料とか、やや硬すぎるとか、といったような、先日酒井形成外科で教えていただいたようなことは、教えてくれませんでしたので、憤慨しております。
他に、ハイドロキシアパタイト(人工骨)について詳しそうな方が見つからないので、引き続き酒井形成外科に質問させていただきます。

A

骨に比べ、かなり薄く、顆粒状に写ります。レントゲン上ではすぐそれと判別できてしまいます。
また、CTスキャンでもしっかりその存在は分かってしまいます。

A

触った感触で分かります。しかもやや鈍的な感触です。ただし、一般の人がたとえ触れても、普通の鼻と感じる程度です。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、かなり古くから利用されています。少なくとも20年以上の歴史があります。
ただし、鼻への利用はせいぜい10年程度でしょうか。とりあえず、10年では後遺症については聞いたことがありません。いかなる治療もそうですが、長いスパンでは不測の事態は起こりうる可能性はありえます。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、セラミックスに細かい穴をたくさん開けることにより、この穴に骨芽細胞が成長する仕組みになっています。
穴の部分にはご自分の骨が出来上がりますが、セラミックスは完全に残存してしまいます。そのため、取り出してみると、移植した部分は組織学的に、異なった骨になっています。とくにハーバー管(骨の血管)は構成されないため、移植部位での代謝は行われないのではと考えています。
ただし、長期間経過した物については、後日、骨削りと同様の手法で小さく修正したり、削り取ってしまうことは可能です。

A

30例程度です。やはり、特別なことがない限り、プロテーゼの方が良いと感じます。
なぜなら、シリコンプロテーゼは簡単に交換ができるからです。次に、やはり、美しさが全然違います。例えば、筑波大学では、すでにハイドロキシアパタイト(人工骨)に人型コラーゲンを層状に構築する、人工骨や人工軟骨の開発に成功しており、犬への移植まで実験が成功しているようです。
しかし、これが人工組織として、正式に厚生労働省から認められ、製品化されるには、この国の常識からすると10年はかかりますが、いずれは製品が誕生するでしょう。
とすると、仮に今はシリコンプロテーゼを入れておいて、10年後くらいに良いものが出たら、交換するということが良いような気がします。これが、ハイドロキシアパタイト(人工骨)ですと、このようなことは不可能です。医学は日進月歩であることも忘れてはいけません。

鼻尖軟骨形成

皮膚が厚いと鼻尖修正をしてもこれ以上変化させることはできないのでしょうか

ある美容外科クリニックでダンゴ鼻の修正をしました。プロテーゼを入れないで鼻尖修正だけやるのは、あまり大きな変化は望めないとお聞きしていました。しかし、私は大きな変化を望んでいなかったので、カウンセリングでの先生の、「キツキツに(軟骨と軟骨を)糸で結んでも1〜3mm程度の変化しか望めませんが」という説明に納得し、手術を受けました。
ところが、腫れも治まった今見ても、1〜3mmどころか、全く前の鼻と変わっていないのです。これでは高いお金を出して手術をやっていただいた意味がありません。
その美容外科クリニックにそのことを申しましたら、「まだ腫れが治まっていないのだと思います」と言われました。
案の定のお答えでしたが、明らかに鼻の形は変わっていません。

A

日本人の女性では、まず、鼻翼軟骨は殆ど無いといってよいくらい少量です。そのため、左右の軟骨を結び合わせても殆ど効果が無いことが多いのです。
もし、軟骨形成をして鼻尖を尖らすとしたら、かなり軟骨を剥がすか、むしろ切除してしまって、新たに軟骨を移植することが常識です。
さらに、日本人の鼻の皮膚は白人と比べてかなり厚いので、かりに鼻翼軟骨をうまく尖らせてもうまく表現されないことも多いのです。
私は、このような事から、鼻尖を尖らせるなら、最初から軟骨移植をお勧めします。
酒井形成外科にカウンセリングに来院いただければ、数点の症例写真から、詳しくお話ししましょう。かなりご理解いただけると思います。

鼻尖の軟骨を縛る場合、糸は入れたままなのですか。また、移植した軟骨や糸はレントゲンに写るのでしょうか

A

糸は入れっぱなしです。通常いろいろな外科手術ではこれは日常茶飯事で、たとえば腸や胃袋、さらには心臓の手術でさえ、糸は入れっぱなしです。
溶解糸をつかえば大変な事に成りかねないこともあります。
また、そのための糸はそのように設計されています。

A

レントゲンには、たとえ軟線撮影でも殆どわからないと思います。現在ではインプラント(柔らかシリコン)と耳介軟骨を使う方法が、シリコンプロテーゼのフレームの美しさと安定さ、耳介軟骨の人体への優しさというダブルの効果があり、最高の手術が簡単に可能です。
耳介軟骨だけでは、後日移植された耳介軟骨の変形と形態や鼻筋の曲がりが起る可能性があります。また、シリコンプロテーゼだけでは、後日堅さと、シリコンプロテーゼが飛び出すという危険があります。
しかし、うまくこれらの利点だけを利用すれば、安全に形態的にも大変美しいものが形成可能です。
この場合に置いても、将来シリコンプロテーゼに変わる良い素材ができたとして(筑波大学ではアパタイト分子に人型コラーゲンを層状構造にした、人工骨や人工軟骨が犬への移植実験まで完成しています。いずれは人間への応用も近いかもしれません)、簡単にこういった新素材に移行もできます。もちろんこの場合にも鼻尖軟骨形成も同時に出来るのです。
単に鼻翌軟骨を糸で止めただけでは、糸がはずれた時点で元に戻ってしまいます。

鼻尖の再手術は可能ですか

A

仮に異物を入れたとしても、それを除去し例えばあなたの耳介軟骨を移植する等して、鼻尖形成は可能でしょう。
もし、異物を入れてないとしたら、鼻翼軟骨を寄せた可能性が高いのですが、同様の手術を今度はもっと芯から行うことも考えられます。

耳介軟骨を除去せずに鼻尖形成だけを受けたいのですが

A

移植軟骨を除かず、軟骨形成をすることはできません。また、日本人で鼻が低いまたは鼻尖が丸い人では鼻翼軟骨に乏しく、鼻尖軟骨形成では変化はありません。
唯一このような方で鼻先を尖らせる方法が、耳介軟骨による移植です。
ただし、耳介軟骨の使い方と土台の作り方で大きな差がでます。
酒井形成外科では、余程のことが無い限り、鼻尖形成には耳介軟骨移植で対応しています。殆どの方に良い結果が出ています。

A

耳介軟骨を取り除こうが、除くまいが、出血に差はありません。麻酔の仕方で、殆ど出血はしないはずです。先日もハンプ骨切りと側方鼻骨骨切りさらに鼻尖軟骨立て、耳介軟骨移植をしましたが、出血は殆どありませんでした。
その翌日も鼻尖軟骨移植(耳介軟骨移植)をしましたが、出血量10cc程度でした。また、術後シーネ等による患部の圧迫が出血を防止します。

鼻柱形成

「鼻柱形成」とはどういったものなのでしょうか

A

鼻柱形成とは、特に鼻翼軟骨形成の際、鼻柱まで手術が及ぶときの付加的手術です。軟骨移植、鼻柱巾縮小、鼻柱延長などがあります。
あなたの鼻を実際見てみないと、どんな手術が向いているかは何ともいえませんが、鼻が上を向いている(豚鼻)の場合は、プロテーゼで押さえ込むか、鼻翼軟骨形成が必要な場合時に、軟骨移植が必要なこともあります。

カルシウムアパタイト製剤による隆鼻術

低くてだんご鼻の鼻を、まずプチ整形をして様子を見てから、本格的な手術に望みたいと思っております。

A

いわゆるプチ整形は、ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤等の「完全に吸収される薬剤」を使って鼻を高くする方法だと思います。いわゆる鼻形成術とは、結果は異なります。
プチ整形という言葉自体、怪しい感じはしますが、一言ご注意するとしたら絶対に『スーパーヒアルロン酸』を使う美容外科クリニックを避けてください。
あなたのおっしゃる「オーダーメイド」は、恐らくきちんとした美容形成外科ではどこでも「当たり前」のことです。

人中の美容外科手術のよくある質問

鼻の下を短くする

小鼻縮小などの手術をしても、鼻の下を短くする手術を行うことは可能でしょうか

A

むしろ切開線が同じですから同時進行はお勧めです。

A

できれば同時手術が理想的です。
なぜなら、同じ切開線を利用するからです。もし、別々に手術を行うのでしたら、3ヶ月程空け、傷跡が落ち着いてからが良いでしょう。

A

術後2週間でかなり落ち着きますが、お化粧は必要です。傷跡が完全に落ち着くには1年を要します。この頃になると肌質によっては、お化粧無しでも傷跡が殆ど分からなくなる方もいます。
単純に仕事の復帰ですと、マスクをしてというなら、術後2〜3日で復帰できるでしょう。とりあえずお化粧をしてとなると術後10日くらいでしょうか。

鼻がすぼめられたせいで、余計に鼻の下が伸びたような感じになってしまいました

A

両鼻翼をよせる感じで筋肉を縫い縮めたのだと思いますが、この場合は鼻の下(白唇部)は長くはなりません。
ただ、鼻の巾が縮小したため、相対的に長く見えるのだと思います。

A

できれば同時手術が理想的です。
なぜなら、同じ切開線を利用するからです。もし、別々に手術を行うのでしたら、3ヶ月程空け、傷跡が落ち着いてからが良いでしょう。

A

経験では、そのような事はないと思います。あくまで感覚の問題と考えます。

A

口角をあげる手術として、口角の唇の直上の皮膚を切り取る術式があります。
しかし、どうしても唇両側が厚ぼったくなるのと、傷跡が問題になります。厚ぼったくなった分は後日、または同時に修正が可能です。
傷跡は、術後3か月くらいは硬さと赤みが残ります。ややダウンタイムが長いかもしれません。
そうすると、唇の直上に傷をつけない術式を選択すべきですが、これはミッドフェイスリフトで、頬からつり上げてしまう方法が考えらます。
ワイヤー法では、法令線は改善しても口角までは吊り上げられないでしょう。また、ワイヤーが切れた時点で効果が無くなりますが、新しい手術式のためどの程度持つのかは不明です。

鼻の下の手術が2通りあると聞きました

A

「鼻の下を切る」の方は、鼻の下を2mmほど皮膚切り取り、口輪筋を処置し、徹底的に綺麗に縫い込む、これは分かりやすいと思います。
もう一つの「唇を膨らまして上げる」の方は、基本的に皮膚は切り取りません。唇の赤い部分を脂肪注入または真皮脂肪移植などで膨らませると、ちょうど指で上唇を持ち上げたような効果が出ることによって、少量鼻の下が短く見えるというものです。ただし、実際の鼻の下の長さは変わりません。
たまたま先日、鼻の下を短くする手術をいたしました。この患者さまの場合では、3.5mm短くしました。このくらい短くするには前者の方法しかありませんが、2mmくらいの幅の場合は、後者の方法も考えられなくは無いというレベルですね。

他の美容外科で鼻の下を短くしたのですが、まったく効果が無かったばかりか、かなり傷跡が目立ってしましまいました。これは修正可能でしょうか?

A

鼻の下を短くする手術の基本は、口輪筋のつり上げにその特徴があります。この手術は実は酒井形成外科で発案したものですが、形ばかり真似をしようとしている医師もいるようですね。
きちんと手術をすれば皮膚の切除はあまり多くなくても済みます。
あなたは、まだ鼻の下が長いと感じているようですから、目立つ傷跡を切除し綺麗に縫合し直せば、きっと良い結果が生まれると思います。

くちびるの美容外科手術のよくある質問

くちびるの手術全般について

唇の美容整形手術は熱すぎる夏より、涼しい季節の方が良いでしょうか

A

今では抗生剤も発達していますので、手術時期は特に問題になりません。あなたが比較的休みが取り易い時期などが、手術時期の選定の理由になりそうです。

A

もちろん手術直後に、あまり激しく触られたり引っ張られれば、傷口が開いてしまうでしょうが、通常の生活であれば問題ありません。

A

10〜14日くらいです。完全に腫れが退くには1ヶ月くらいかかります。

A

いわゆる皮下注射ですので、多少の痛みはありますが、麻酔薬はすぐ効いて来ますのでそれほど辛くは無いようです。

唇の手術後1ヶ月してからの海外旅行は支障がないでしょうか

A

下口唇の形成(唇を薄く)ですので、これなら術後2週間で通常はかなり落ち着きますし、抜糸も終了していますので、1ヶ月後の旅行は問題ありません。

唇の手術の傷跡はどの辺りに残りますか

A

唇(くちびる)の赤い所(赤唇部)は、ややカサカサした外側とヌラヌラした内側があり、中心にその境となる線があります。ここに傷跡を持ってくることで、手術痕は殆ど分からなくなります。これがくちびるの手術の「コツ」です。

A

術後1週間程度は少しやわらかい物であれば、何でも食べられます。飲み物も熱いものでなければOKです。

A

唇(くちびる)の腫れが概ね治まるのに2週間程度です。抜糸が10〜14日後ですのでこの頃から歯科への通院も問題ないと思います。

くちびるを厚くする手術について

脂肪注入法で唇を厚くする場合は、ボコボコとしたおかしな唇の形になる心配はありませんか

A

脂肪注入による脂肪の定着率は、思ったより低い感じを受ける方が多いと思います。しかし、唇(くちびる)が変に垂れ込むという事は有りません。一方、ヒアルロン酸は3〜6か月おきにズーッと注射し続けなくてはなりませんので、それも面倒なのではないでしょうか?

A

おへその中に小さな傷をつけて、そこから脂肪を吸引すれば傷跡が目立たないということなのでしょうが、おへその傷から脂肪を採るのは意外に難しく、お腹が凸凹することもあります。
脂肪注入用の脂肪吸引は、吸引する量がわずかな量ですので、太ももからの脂肪採取がお勧めです。また、傷跡は極めて小さいため、殆ど目立たなくなります。

一度薄くしたくちびるを元に戻すことはできますか

A

可能と考えます。

A

真皮脂肪移植の定着率は、脂肪注入の10〜20%に対し30〜50%と考えられています。定着がゼロということはありません。
採取部位(ドナーサイト)の傷跡は5cm程度で、形成外科専門医が縫合した場合かなり目立たなくなります。

ぷっくりとした立体感だけを出したいのですが、唇の厚さは全く変えないといったことは可能でしょうか

A

脂肪注入の場合、注射器を使って唇全体に注入する関係でやはり全体にボリュームが出てしまいます。立体感という観点では、真皮脂肪移植(ダーマルファット)の方が、形態的には満足が得られるかもしれません。

A

注入した脂肪は20〜30%は基本的に定着します。つまり、あなたの唇で移植脂肪細胞が生き続けるということです。

口腔粘膜移植法というのはどういった手術なのでしょうか

A

唇(くちびる)の一部が陥凹しているような場合、口腔内に切開を入れ、粘膜を口腔外へ移動させます。この時V字型に切りY字型に縫合しても足りない場合、頬周辺の口腔粘膜を採取し、足りない所へ移植する美容外科の手術方法です。
特別なことが無い限りあまり行われる手術ではありません。

A

最も効果が高い手術は、実は真皮脂肪移植(ダーマルファット)です。
しかし、真皮脂肪をお尻の皮膚から採取しますので、そこに傷跡が残るのが最大の欠点です。ただ、傷跡としては、お尻の上の所に5cm程度の線状の状態であまり目立つものではありません。

口の中から行う脂肪移植は注入より厚くできるという情報があったのですが…

A

脂肪移植は、注入用脂肪を唇の切開創から直接移植する方法ですが、なかなか多量には移植できないのが実情で、脂肪注入とさして変わらないと思います。
もう一つの方法として、真皮脂肪移植(ダーマルファット)があります。これはかなりの定着があり、1回の手術でも効果は高いのですが、採取部位に多少傷跡が残ります。

口の中から行う脂肪移植は注入より厚くできるという情報があったのですが…

A

脂肪移植は、注入用脂肪を唇の切開創から直接移植する方法ですが、なかなか多量には移植できないのが実情で、脂肪注入とさして変わらないと思います。
もう一つの方法として、真皮脂肪移植(ダーマルファット)があります。これはかなりの定着があり、1回の手術でも効果は高いのですが、採取部位に多少傷跡が残ります。

先天性の病気の場合は、健康保険が適用されるのでしょうか

A

診察してみないと何とも申し上げられませんが、可能性はあります。

「くちびるの手術」と「鼻の下を短縮する手術」を行いたいのですが、手術の順序として、問題はないでしょうか

A

どちらが先でも良いし、同時でも問題はありません。唇(くちびる)の赤い部分(赤唇部)を薄くするにはテクニックが必要です。赤唇部は、その中心に口の中の粘膜と外の粘膜の境があるのです。これを乱さないよう、内面と外面を同量切除することが肝心なのです。
さて、上口唇白唇部(鼻の下の皮膚)は人中(人中陵と人中窩)という特殊な形態と口輪筋の解剖学的要素があり、単純な皮膚だけの切除は考えものです。いずれ、この手術の特徴は口輪筋を中心としたこれらの組織をうまく整えながら切除することが大切です。
白唇部を切除するとやや赤唇部がまくれ上がるようになります。これを考慮して赤唇部を整えることも重要でしょう。
ですから、どちらが先といえば、鼻の下を短くすることではないでしょうか。

A

もちろん可能です。予め指定してください。

脂肪注入での脂肪は自分の体から取るのですか

A

ドナーとなる脂肪の吸引は、2〜3mmほどの皮膚切開からカニューレを入れ10ccほどの脂肪を吸引します。これを精製して5ccの注入用脂肪に加工して、口唇に注射します。痛みは、十分麻酔をしますので思ったより楽とみなさんおっしゃっています。

A

脂肪注入は、1回目から2回目の間隔が2〜3か月、2回目〜4回目の間隔は6か月くらいとなるでしょう。それ以降は、1年くらい様子をみましょう。
唇(くちびる)への脂肪注入での脂肪の定着率は、20〜30%で他の部位と差はありません。もっと効率の良いものとなると真皮脂肪移植(ダーマルファットグラフト)というのもあります。さらに、口腔内、粘膜移植を加えればさらに効果はアップするとは思います。

A

麻酔の痛みのみですので、大したことはありません、それより腫れは、全くレベルが異なりますのでご理解ください。

唇を厚くするという美容整形はどのような内容なのでしょうか

A

ヒアルロン酸やコラーゲンの注射は、100%吸収されるため、1〜2ヶ月くらいしか持続しません。その度に通院していたらいくらお金があっても足りないでしょう。お金は足りるのかもしれませんが、何か勿体ない感じがしませんか。
酒井形成外科では、ご自分の脂肪を局所に注入する脂肪注入によるくちびるを厚くする方法を推奨しています。確かに再吸収はされますが、ご自分の脂肪細胞ですので、そのうちの20〜30%は定着していきます。とすると、3〜5回ほど期間を開けて脂肪注入を続けると結構脂肪が唇に定着し、唇をふっくらとさせることができます。脂肪注入手術は満足がいくまで何回でもできます。

くちびるを薄くする手術について

唇(くちびる)を薄くする手術の後、すぐタバコやお酒は飲めますか

A

吸ってはいけません。といって吸わないでいられる人でしたら、すぐタバコを止められるはずですよね。そうは中々いかないと思います。あまり刺激にならない程度であれば吸っても構いません。

A

手術すぐには止めた方が良いのですが、3〜4日もすれば多少は良いと思います。もちろん泥酔するほど節操が無いなら「抜糸まで止めなさい!」と言われそうですが。

A

傷を綺麗に保つことが大切です。処方したうがい薬や抗生剤ローションで口腔内を清潔に保つことが大切です。

唇(くちびる)の厚みを薄くする手術はありますか

A

美容外科の手術の一つです。傷跡を綺麗に縫合する「形成外科的技術」は最低必要になります。しっかりした形成外科専門医を選んでください。
唇(くちびる)の厚みを薄くする手術の手術時間は上下両方で、丁寧に縫合しても1時間程度です。腫れは1週間程度「たらこくちびる状態」ですが、2週間程度でかなり落ち着きます。

唇(くちびる)を薄くしたのですが、少し薄くなり過ぎたのが気になります

A

唇(くちびる)への脂肪注入による定着率は、20〜30%とお考え下さい。
ボリュームが低下した時点で脂肪を再注入し、1年くらいかけ3回くらい脂肪注入するのが普通です。さらに、真皮脂肪移植(ダーマルファット)というのも一考です。この場合、1回の手術で満足いくボリュームが確保できます。

A

そのほうが良いでしょう。唇(くちびる)を厚くする手術には脂肪注入もありますが、真皮脂肪移植(ダーマルファット)という手もありますので、ご相談ください。
決してやってはいけない手法に、ダーマライブ等の非吸収型ヒアルロン酸の注入、シリコンやソフトフォームなどの非吸収型人工材料のインプラントが挙げられます。

A

真皮脂肪はやや厚めのものが良いので、お尻の上の場所が採取部位としては適切です。ここに3〜5cm程度の、丁度おできを取った跡のような、薄い線傷跡が残る程度で、あまり目立つものではありません。

美容整形で唇を薄くしたいのですが、手術法と腫れが何日くらい続くのか教えてください

A

上唇には上唇結節(中心のちょっと尖った所)がありますが、これを崩さないよう、粘膜中心(口腔内と口腔外の唇での境)をずらさないよう適量切除します。
抜糸に10日かかりますが、完全に腫れが退くには1〜2ヶ月かかります。これはあくまで最初のデザイン予定の位置に来るまでです。概ね2週間程度で腫れが治まってきます。

あご・輪郭の美容外科手術のよくある質問

顔面輪郭の複合手術の質問

頬骨きょうこつ削りとえら削りの2つのは、まとめて一緒にすることはできますか?

頬骨きょうこつ削りとえら削りの美容整形手術を考えています。2つの手術を段階を踏んで順番にするのか、まとめて一緒にする方がいいのか?どちらの方がお勧めでしょうか?

A

顔面骨の手術は、術後包帯をしっかり巻かねばなりません(出血を止めるため)。期間は5日間程度です。また、腫れます。くちびるや骨切り部位の腫れは、2週間程度である程度は退きます。しかし、完全に腫れが退き骨切り部位等の固さがとれるのには約2ヶ月を要します。
さて、手術は2箇所2回に分けた方が良いのですが、以上記載した理由から同時に手術をなさる方が多いことも事実です。
つまり、2回に手術を分けると腫れている期間が2回分と長くなるわけですね。
また、手術料金も同時の場合、少なくとも全身麻酔の価格分と若干のヴォリュームディスカウントはいたしておりますので、かなり安くなることが予想されます。
でも、手術は十分医師と相談なさった方が良いでしょう。まずは、カウンセリングにいらして下さい。

A

頬骨きょうこつは、目の下から頬を形成する骨ですが、その外側から耳に向かいあたかも「弓」のような骨が頬骨弓きょうこつきゅうです。
頬骨きょうこつ削りとは、顔面の外側でいわゆる「ほほが高い」蟹のように顔の側面が張っている状態の方が行う美容外科手術です。
頬骨弓きょうこつゆみ削りは、頬骨きょうこつ削りだけではほおの外側がまだ高く張ってしまう方の場合に、さらにその奥を削る美容外科手術です。
頬骨きょうこつ削りも頬骨弓きょうこつゆみ削りも口腔内からのアプローチです。

A

おそらく効果は高くなると思います。
ただし、必要のない手術は極力避ける方向性でお考え下さい。

A

頬骨きょうこつ頬骨弓きょうこつゆみ削りは口腔内の比較的小さな創から骨削り器(ボーンシェーバー)を入れ骨を削る手術法です。
頬骨弓きょうこつきゅうでは2〜3mm程度の厚さが削れますが、それ以上削ると骨が無くなってしまいます。しかし、ある程度の効果がありますし、左右対称製や安全性の高さから、推奨度が高い手術法です。
頬骨きょうこつ骨切りは、骨切り用ののこぎり(ボーンソウ)で頬骨を2箇所で切り内側移動固定をします。骨の移動は大きく効果も高めですが、左右差が出やすかったり固定二金属のプレートを使用する場合もあり、後日それを除去しなくてはならないこともあります。
また、骨の癒合遅延のため構造の脆弱化が起こることもあります。
しかし、骨削りでは改善できない頬骨の突出を改善するにはこの方法しかありません。

Eラインをキレイにしたいのですが

受け口だったので、歯の矯正をして、上の歯の後に下の歯が来るようになりました。でも今度は顎(あご)が前に出ていることが気になってきました。横顔に自信が持てるようになりたいので美容外科の手術を考えています。

A

横顔であごおとがい部は、むしろ少し出ていた方が良いともいわれています。
ある程度鼻先がしっかりしている場合、横顔で鼻先と顎先を線で結んだ時、上唇と下唇の先がこの線上にあるか、若干内側に入るくらいが「美しいプロファイル」とされています。
著しくあごが出ている場合、3DCTで確認した上で、ある程度まではあご骨の前面を削ることは可能です。
この美容外科手術は、全身麻酔下に行われます。口腔内、下歯茎に切開を入れるとすぐ下顎骨かがくこつに至ります。注意深く、十分骨膜下に組織を剥離はくり下顎骨かがくこつ)を露出します。
後は、サジタールソウ(骨切り器の一種)でデザイン通りに骨を切り、レシプロケーター(骨切り器の一種)で骨を整えます。顎(あご)の肉が弛まないよう、骨に小さな穴を開けて筋肉組織を骨に固定します。
後は、口腔内の傷を丁寧に閉鎖するだけです。

頬骨ほおぼねとエラからあごの頤おとがい部の修正は一緒にできますか。

1年ほど前から、顔全体が頬張ってみえるようになり、特に、頬骨ほおぼねが目立ちます。痩せてしまうと頬骨の下の部分がへこみ、陰ができてしまい、年齢(30)よりも老けて見られてしまいます。

A

もちろん可能です。まず、頬骨体を口腔内の切開から内視鏡で確認しつつ、レシプロケーターという骨削り器で削ります。必要なら、同じ切開から頬骨弓きょうこつきゅうも削ります。
続いて、口腔内の別の切開からエラを内視鏡で確認しつつ、今度はオシュレーターという機械で適量を切り取ります。この時、必要に応じ下顎骨の骨体をシャープに削りだします。
顔面骨を削り出すと、後日顔の皮膚に弛みが生じることがあります。考えてみればあたりまえのことで、中身が少なくなれば、それを包む袋が弛むということですね。これは、骨切り手術の腫れが十分退いた後(2〜3ヶ月後)に、必要ならフェイスリフトで修正します。この際、最低限度の脂肪吸引または脂肪切除を行うと効果が高まることがあります。
この一連の美容外科手術は、術前に3DCT付きのCT検査が必要です。

輪郭形成後に頭の一部の皮膚感覚が無くなることはありますか

1年ほど前から、顔全体が頬張ってみえるようになり、特に、頬骨ほおぼねが目立ちます。痩せてしまうと頬骨の下の部分がへこみ、陰ができてしまい、年齢(30)よりも老けて見られてしまいます。

A

神経の解剖学的には、この2種類の手術では頭皮の知覚異常は起こりません。

A

頭皮の知覚異常は起こりません。

A

殆どありません。
ただし、エラ骨切り手術の際、前方の顎まで切る場合に、顎のところにおとがい神経という三叉さんさ神経の末梢が出ています。これを神経保護器で吊りますので、一時的に下唇に感覚障害が起こることがあります。これは2〜3ヶ月で復帰します。

あごを削る美容整形手術の手術範囲について

A

えらを含み顎先全体という状態から、顎先だけとかエラだけとか、いろいろお好きに削れます。しかし、意味が無いことはお勧めしません。一度カウンセリングが必要ですね。価格も程度によってかなり差があります。

あご骨切りの質問

上顎骨切りは可能でしょうか

A

可能性としては、ルフォーⅠ型骨切り術でしょう。この美容外科の手術は、鼻骨の下端のわきから上あごを切り外す手術で切りしろ分だけ(2〜3mm程度)上あごが短くなるようです。
本来、この手術の意味合いは咬合を前後にずらす為のものですから、顔の上下を短くする目的としてはお門違いといえます。

あご変形症だと思うのですが、手術出来ますか

A

拝見してみないとなんとも言えません。顎の発育不全、または顔面の半分が萎縮するフェミフェイシャルアトロフィーという疾患もあります。
このような症状で、まず、改善をさせるのは咬合です。治療が必要と考えた症例では矯正歯科でフォローしながら、顔面骨切りの計画を進めます。
形成外科での手術が終了しても、矯正歯科では引き続きフォローを続けます。
まずは一度診察してみましょう。

私はもともとあまり女らしい顔の骨格ではなく、わりと面長です

今回はCGで写真を編集した画像を見て頂きたいと思いまして添付しました。 CGのようにはいかないと先生は仰いますが、添付画像の様に、あごが小さくなりたいのですが、こういった美容外科手術は可能なのでしょうか、それともCG上だけの幻想なのか教えてください。

A

たしかに、これは合成写真の世界ですね。実際はここまでは無理と感じます。骨を削り小さくしても、筋肉や皮膚が十分萎縮しないことも多く、これが弛みになる場合もあるのです。

A

さだけでは1cmですから、十分修正可能です。ただし、尖らせるような形態がどこまで可能かということですね。

A

顎先あごさきを短くしたラインの延長線上にそってエラまでの輪郭も扇状に整えるのがいいのではないかと個人的には思っています。

A

可能性はあります。この場合、皮膚の切除が必要な場合も考慮します。

A

そうですね。

A

それはありません。

A

CGのようには手術は簡単にいかないのが現状です。あまり大きな期待は禁物と心得ます。ただ、かなりの改善は考えられます。十分に医師と話し合い、優れた形成外科医を選択し、医師を信頼するのもポイントでしょう。

弛みとりのためにプロテーゼを使うとお聞きしました

A

あごの骨切りをすると顎は短くなりますが、やや顎の形が平になります。この時あご前方先端に人工骨であごを細く作るとほっそりしたシャープなあごが得られます。
また、あごが前方に引っ張られ二重顎になることも防ぐことができます。

A

これは(あご)の骨を十分切り取ると、当然あごの部分の皮下組織が余りますよね。これでは二重あご変形やあご下の皮膚のフニャフニャ感(あごの弛み)が出てしまいます。
そこで、あごの裏のところで皮膚や皮下組織を切り取り弛みを取るわけです。もちろん若干傷が残ります。

A

傷跡が残ってもよいなら可能です。
できれば人工骨で前方に若干突出させることで対処できると良いと思います。

A

頬骨弓きょうこつきゅうは、確かに薄く一般的に5mm程度の厚さです。これを削ると片方で3mm程度は削れます。両側では6mm程度になります。ほおがこれだけ低くなると大分すっきりはしてきますが、これではとても間に合わないという症例では頬骨きょうこつ頬骨弓きょうこつきゅう骨切り内側移動固定を行います。この手術が必要か否かはCT検査で判断します。

A

もちろんできるだけ尖らせるように努力はいたします。しかし、あごを短くすることに重点を置くとデザイン的に尖りにくくなりますし、尖らせることに重点を置くとあごが殆ど短くならないというパラドキシカルな悩みに突き当たるのです。
そこで人工骨を使うことで、今度は前方にあごを尖らせることができるため、かなりアドバンテージは上がると考えられます。
あごのシリコンプロテーゼインプラントは、その下のあご骨を萎縮させますので、控えた方が良いと考えています。

A

日本人は、おとがい中抜き法は殆どの方が適応外となります。余程あごが長い方でない限りこの手法は効果の面でマイナスになります。
むしろ、あご骨を切除したのち、人工骨で前方に尖らせるようにしたほうが、かなり効果があがります。

A

あごの下、下顎骨顎かがくこつ直下、丁度あごがのどに移る部分で、正面から傷跡が見えない所に切開線を考えます。ただし、手術直後は腫れの為たるみの度合いが分からないため、あご骨切り手術後、3ヶ月程度経過してから必要に応じて弛みを取ることを考えます。

A

あごの骨切りだけでは、顔下半面のバランスが崩れることは無いと思います。あくまで、ご自分が「あごが長い」ことに対する矯正を望むなら下顎骨切りかがくこつきりを受けてしかるべきだと思います。
さらに、顔巾を縮めたり、突出した頬をなだらかにしたいとお考えでしたら、頬骨きょうこつを骨削りすることも良いでしょう。
たしかに頬骨きょうこつ削りをすると、ほおが垂れ込み、法令線が目立つ可能性はありますが、実際の治療の経過を見ていると殆どその可能性はありません。
もし、ほおが垂れ込んで法令線が目立つようなことがあれば、3ヶ月ほど十分腫れが退くのを待ち、顔側面のフェイスリフトで修正すると良い結果を得られます。

A

もちろん術前カウンセリングと最終打ち合わせを行います。

あご骨切りの質問

あご骨の手術のリスクについて

A

たしかにメンタルナーブ(おとがい神経)という三叉(さんさ)神経の末梢(感覚神経)がありますが、気をつければそんなに危険ではありません。酒井形成外科では、この手術を月に2名ほど行っていますが、いまだこれを切断した経験はありません。
手術中この神経を確認し、神経保護器で神経を守るように覆うため、術後一時的に感覚が悪くなりますが、2〜3ヶ月で復帰します。

あごを削りたいのですが5〜6ミリが限界ですか

A

下顎のおとがい部(顎先)には、頤神経という三叉さんさ神経の末梢(感覚神経)があります。
これはよく見える所にありますので、注意をすれば傷つける可能性は少ないと思います。
ただし、術後2〜3ヶ月一時的に神経鈍麻(感覚が悪化する)が起こることがあります。
手術中は、神経を保護するためこれに触らなければならないことがあるからです。
解剖学的に神経の存在場所を把握し、神経を露出し、確認しながらこれを保護するようにすることが大切です。

あご骨の手術のリスクについて

A

たしかにメンタルナーブ(おとがい神経)という三叉(さんさ)神経の末梢(感覚神経)がありますが、気をつければそんなに危険ではありません。酒井形成外科では、この手術を月に2名ほど行っていますが、いまだこれを切断した経験はありません。
手術中この神経を確認し、神経保護器で神経を守るように覆うため、術後一時的に感覚が悪くなりますが、2〜3ヶ月で復帰します。

あごを削りたいのですが5〜6ミリが限界ですか

A

下顎のおとがい部(顎先)には、頤神経という三叉さんさ神経の末梢(感覚神経)があります。
これはよく見える所にありますので、注意をすれば傷つける可能性は少ないと思います。
ただし、術後2〜3ヶ月一時的に神経鈍麻(感覚が悪化する)が起こることがあります。
手術中は、神経を保護するためこれに触らなければならないことがあるからです。
解剖学的に神経の存在場所を把握し、神経を露出し、確認しながらこれを保護するようにすることが大切です。

人工骨・プロテーゼ(メントプラスティ)であごを出すの質問

顎先あごさきを前に出したいのですが、どのような手術法があるのでしょうか?また、何日くらい腫れますか?

顎先あごさきを前に出す手術を受けたいのですが、顎先に入れたシリコンプロテーゼがあごの骨を長年にかけて圧迫し骨が縮まり、シリコンプロテーゼを抜去しなくてはならなくなるのでしょうか?

A

おとがいのプロテーゼ移植は、なかなか正しい位置に固定するのが難しいと感じます。
しかも、移植後時間が経過すると自骨を圧迫し浸食することにより骨の変形を起こします。そのため、なるべく早いうちに人工骨に変更されることをお勧めします。
シリコンプロテーゼの材質自体は、人体内に移植後数十年は変化ないはずです。
ただし、シリコンプロテーゼの周囲にカルシウムの沈着が起こり、殻のようなカプセルを形成し違和感がでることはあります。

A

これはとても多い事象です。わずか数年であごのシリコーンプロテーゼは、あなたのあごの骨に食い込み骨を陥没させてしまします。 シリコンプロテーゼが抜去できないことはまずありませんが、あご骨の変形を人工骨で修正はしなければなりませんね。

A

このような時には、人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシアパタイト製剤)への変更も考慮すべきでしょう。

今の顔の大きさに合わせて顎を出すと後々不自然になったりしないでしょうか

A

あごのシリコンプロテーゼは、インプラントしてから暫くすると、あなたのあごの骨を陥没させる危険を秘めています。
そこで、3DCT付きのCT検査で得られたデータを元に3Dプリンターであなたの骨の立体モデルを作成します。そこからオーダーメードであなたの理想のあごを人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)で作成し、インプラントします。
これは正にあなたの顔面骨そのものになるわけですから、その後あなたの体型が変わったり加齢変化を起こしてもそれにちゃんとついて行くことができます。
たとえば、もし、あごが小さい状態で太ったり、やせたり、年をとったりしたときのお顔は、綺麗なあごのお顔で変化した方が、お顔の崩れは少ないと思いませんか? 私たちはいろいろな変化を想定して手術時に美しいデザインを心がけるようにしています。

人工骨での顎の美容整形の場合、一度癒着すればぶつけても位置がズレたりしなくなりますか、また人工骨は安全ですか

A

人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)は、1年くらいでかなり自骨化します。ですから基本的には安全です。しかし、移植後十分に時間が経たないうちに、あまり大きな衝撃を受けると耐えられない可能性はあります。

A

人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)があごに癒着するまでには、3〜6ヶ月必要です。

固定する糸と人工骨は、人体にアレルギー反応がでることはありませんか

A

人体には骨膜がありますので、骨膜で一応の固定がなされます。これは概ね1〜2週間です。
しかし、人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)はあなたの骨の凹凸に正確にはまりますので、一度移植するとシリコンプロテーゼのように移動する心配はありません。
人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)の自骨化には2年程度が必要とされています。

A

人工骨とは、現在セラミック系とプラスチック系、今後ガラス繊維系が出てくるといわれています。 殆どがセラミック系で、その代表がハイドロオキシアパタイトです。ですから、人工骨よりハイドロオキシアパタイトが優れている、というくだりは、専門家からみたら、ちょっとへんな言い回しですね。 鼻筋を通す場合、人工骨(ハイドロオキシアパタイト)は基本的に顆粒を用います。
ですから、プロテーゼのようにはデザイン的にはうまくはいきません。できるだけプロテーゼを使用することをお勧めします。
ただし、どうしてもプロテーゼではできないことがあるのです。その場合、時に人工骨が役立つ場合があるということに過ぎません。プロテーゼの替りに人工骨ということではないことをご承知下さい。

シリコンプロテーゼはどのくらいの期間持つ物でしょうか、また抜いた場合には凹んだりしないでしょうか?

A

きちんとした手術をしていれば、シリコンプロテーゼがずれる可能性は少ないのですが、実際の所、シリコンプロテーゼがずれてしまっている症例を多々見かけます。きちんとしたシリコンプロテーゼそのものは40〜50年は十分持つと思います。

A

まず、3DCT付きのCT検査をしてあごのシリコンプロテーゼの状態を確認してみましょう。高確率でシリコンプロテーゼがあなたのあごの骨に食い込んであごの骨を陥没させている可能性があります。
その場合は、シリコンプロテーゼを抜いて、オーダーメードの人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)の移植がベストでしょう。

A

酒井形成外科ではシリコンプロテーゼによるあご形成は行っていません。
通常人工骨を利用します。人工骨は自骨への密着が強いため、固定を必要としないともいわれていますが、一応糸で固定しています。
糸が無くなる頃には、シリコンプロテーゼとは異なり自骨と癒着するため(骨性癒着)移動する心配はありません。

A

シリコンプロテーゼによるあごの形成では、あごの骨が陥凹変形してしまっていることが大変多く見受けられます。ですから、凹んでしまったり、変形した自骨を人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)で補填する必要もあります。

プロテーゼを入れると骨を溶かしたりズレたりすると聞きました。こんな危険なもの入れても大丈夫ですか?

A

確かにあごのシリコンプロテーゼは、長い期間をかけてあなたのあごの骨を浸食し陥没させます。ですから、この場合は必ず人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)での再建でなければなりません。
酒井形成外科では、あごのプロテーゼ挿入は「禁忌」と考えているほどです。今では人工骨(バイオペックス : ハイドロオキシパタイト製剤)があるのですから、自骨を変形させると分かっているシリコンプロテーゼを使用する必要はないはずです。

アパタイトによる修正はどの程度まで可能なのでしょうか

半年前に、頬骨きょうこつ切り&削りの美容整形手術をしました(術式は弓部の内側移動と、頬骨の前面削り)。
この手術自体は成功しましたが、医師とのイメージの不一致から、完全に元の状態に復元したいと考えています。 アパタイトなどによる修正はどの程度まで可能ですか。 また、前面だけでなく、弓部の修正も可能でしょうか。

A

まず、現在の状態をCTで確認します。その上で修正に必要な手術法や人工骨材料を決定します。
しかしながら、微調整や綺麗な曲線というのは若干無理があるかもしれません。ある程度形態を修正できるくらいの感じと思っていただいた方が無難と思います。

A

アパタイトは、セラミックに微小な孔を構成させたものでいずれは自家骨に変化していくものです。 ある方はアパタイトを移植して5年ぐらい経った頃、やはりもう少し小さくしたいとの希望がでてきて、アパタイトを再度削ったことはあります。つまり、後日場合によって修正も可能です。

A

頬骨ほおぼねを高くする手術法として、シリコンプロテーゼが多く使われていました。しかし、プロテーゼの移動やプロテーゼ周囲の水腫形成等問題が多かったものです。
酒井形成外科では、人工骨(バイオペックス)を患者さまの3Dモデルから作り、希望の形にカスタマイズして移植しています。ぴったり収まりますので違和感も少なくとても良い結果を得られます。しかし、完全に希望通りとはいかないため、後日修正を余儀なくされる場合があります。ただし修正は、比較的簡単ですのでデメリットやリスクとはいえないかもしれません。また、使用するバイオペックスは、厚生労働省認可の医療材料ですので安心です。

エラ骨切りの質問

エラ骨切りの術後経過ですが、腫れると聞いていますがどのくらいでしょうか

A

エラ骨切りの手術では、手術翌日まで入院します。手術翌日には、吸引ドレーン(中に血や液が溜まらないようにする吸引排出管)を抜きます。
包帯は退院後4日で取ります。それまでは、うがいと抗生剤マウスリンス外用をしっかり行っていただきます。
包帯は、ずれたり、特別汚れが無い限りは4日間外さないようにします。 術後2週間は、かなり下膨れ状態です。3週目に入りますと、やや腫れは退いた感じになります、普通の生活やお仕事も殆ど問題は無くなるはずです。
もちろん、腫れを気にしなければ、包帯を取った次の日からデスクワークなら問題はありません。 特に、唇の腫れが強い場合もあり、いわゆる「たらこくちびる」になることもありますが、2週間程度でこれも改善します。
エラ骨切りの手術の後、1ヶ月を経過すると口腔内の糸も解け、腫れも大きく改善します。ただ、エラの所を触ると固く感じるはずです。 2ヶ月でやっと、すっきりした顔の輪郭がでてきます。
ただし、まだ、えらの部分の固い感じは否めません。 術直後から、下口唇やあごのあたりに感覚障害がでます。2〜6ヶ月で改善します。メンタルナーブという三叉さんさ神経の末梢を多少いじるためです。最終的にデザインチェックをするのが、術後3ヶ月経過した頃です。

サジタルスプリット法について

A

サジタールスプリットとは、あごの骨のえらの周囲の外板を外すことです。 板状骨(例えば頭蓋骨や下あごの骨、肩甲骨、骨盤骨等)では段ボールのような構造になっています。
つまり、やや薄い2枚の板の間にウエハースのようなもろい骨髄がサンドイッチになった構造です。 板状骨は、内板と外板との間に骨髄というもろい造血組織(骨髄)がサンドイッチされていると考えて下さい。たしかに下顎骨かがくこつで外板を外せば、その分あごはほっそりとして見えますが、下顎骨かがくこつのこの部分の強度はかなり落ちることが予想されます。 そのため、外板は外すのではなく削る程度に留めておくべきだと、酒井形成外科では考えています。下顎骨かがくこつは、外板が特に張っていて厚い所があるのでこれを削るだけで、効果は十分でしょう。 後日、下顎骨骨折かがくこつこっせつの危険を冒す必要は美容外科手術では「やり過ぎ」と思います。

A

エラを切る手術の術後2週間程度はかなり腫れています。特にくちびるの腫れは著しく「たらこくちびる」です。 3週間もすると唇は殆ど元に戻りますが、エラの腫れは最低1か月は続きます。
この腫れは、2か月くらい経つとかなり改善します。 というわけで、3週間目で「ちょっと太った」という表現では無理があると思います。

A

2週間程度です。

A

かなり目立たなくなります。

A

歯科医師は専門家ですから、まず分かるでしょう。

A

1日で十分です。

A

まず、カウンセリングです。
手術の意思が決定したら、3DCT精密検査を受けていただきます。同時に全身麻酔のための内科の検診もお願いしています。
手術当日は、酒井形成外科に入院します。手術の翌日はかなり元気になっていて、お食事やシャワーも可能です。
包帯をしっかり巻いたまま退院します。退院後4日目に状態観察と包帯除去のため来院していただきます。
その後2週間後2ヶ月後6〜12ヶ月後の検診、ご希望があれば6〜12ヶ月後に3DCTの撮影をいたします。

A

痛みはそれほど強くありませんが鎮痛剤と抗生剤を処方します。
痛みが強い場合は、頓服とんぷくの座薬鎮痛剤を処方することもあります。
また、うがい薬、抗生剤ローション、軟骨等の外用剤も処方します。

A

3〜5日間程度です。

海外の美容外科手術で唇と顎に神経麻痺が残ってしまいました、どのような治療が適切でしょうか

A

恐らく、エラの部分を切除し過ぎたのだと思います。左右非対称ということですので、小さ過ぎる方に人工骨の移植で大きさを整えることを考えます。人工骨はあなたの3DCT付きのCTデータから3Dプリンタを作成しカスタマイズしますので、かなり理想に近い状態を再現できるでしょう。
しかし、弛みに関しては筋肉のゆるみや弛みを矯正する必要があり、小さいながらもフェイスリフトに準じた手術が必要ではないでしょうか。
口腔内の傷跡は、修正が可能です。

エラの骨切りで当日手術して日帰りというのは可能なのでしょうか

A

まず、全身麻酔は麻酔科専門医担当すべき施術内容です。麻酔科の医師は安全を最優先するため、術前検査やデーター無しで、全身麻酔をかけることは考えられません。通常であれば、麻酔科医師は血液検査、心電図、胸部X線のデータを確認して麻酔をかけていきます。
また、術後は安全のため1日入院をさせることが常識とされています。形成外科医師としても、術後の安静や万が一に備え入院させる事が望ましいと考えるはずです。
さらに、形成外科医師は手術に際しては、術前に十分計画をたてていきます。そのためにも術前のCTスキャンデータは必須検査と考えます。
予算が限られているとはいえ、医療に必要な最低限の準備を怠るようなクリニックでの手術はいかがなものでしょうか?

ボツリヌストキシン製剤注射(ボトックス)を打っておりますが、ボツリヌストキシン製剤の効果が無くなってからレントゲンをとってエラ骨切りの計画を立てた方がいいでしょうか

A

エラ骨切りの場合、酒井形成外科では手術前に提携クリニックで3DCT付きのCT検査を行います。
実は見た目ということほど曖昧なものはありません。3DCT付きのCT検査による骨の実測が最も参考になります。
ボツリヌストキシン製剤(ボトックス注射)の影響に関わらず、3DCT付きのCT検査も手術も、いつの時点でも可能です。

A

そういう理由でしたら、ボツリヌストキシン製剤(ボトックス注射)の効果が無くなってから実際の顔から手術後の出来上がりを想定して、骨切り計画をすれば万全かもしれませんね。
ボツリヌストキシン製剤(ボトックス注射)の効果は5〜6ヶ月で完全に無くなりますので、その時期を参考になされば良いでしょう。

私はエラがひどく張っていて、真四角の顔をしています

エラが無くなればどんなにか気持ちも明るく前向きになれるかと思いますが。 この美容整形手術はかなり危険な手術でしょうか。

A

顔面骨を扱う形成外科専門医が担当し全身麻酔下で丁寧に手術を行えばそれほど危険な手術ではありません。
しかし、出血がやや多かったりするリスクもありますので準備はしっかり行うべきです。その他のリスクとしては頤神経の麻痺があげられます。これは感覚神経ですので麻痺が起こったとしても触覚が低下する程度で一時的なことが多いものです。
後は、術後の腫れ等ダウンタイムが1ヶ月程度は続く事を予め知っておいてください。

遠方に住んでいるため、カウンセリング後すぐに手術可能でしょうか

A

エラ切りの美容外科手術(アングルオステオトミー)では、次のように手術準備をします。
まず、外来で手術の概要について説明します。
手術希望があった場合、3DCT検査をします。これにより正確な骨切りのシミュレーションとプランニングが可能となり、骨きりの角度、位置、量、等が決定されます。これは実際の手術の際に大変重要なデータになります。
手術では、骨を露出したあと内視鏡で確認をしながら骨に正確に印をつけていくのに役立ちます。さらに全身麻酔前の検診として、血液検査と内科医による内科学的検査が必要です。
こうした手順を踏まえれば、あらかじめ正確な設計図も出来上がっていますので手術もスムースに進むはずです。
手術当日と次の日までは酒井形成外科で入院します。退院後は自宅や提携ホテルで安静にしていただきます。包帯固定の除去は手術後4〜5日です。
さて、遠方の方の場合、少なくともカウンセリングは受けていただきます。次に3DCT検査が必要ですが、内科検診と同時に予約をすれば術前検査は1回で済みます。面倒ですが、安全で的確な手術をするための必要条件です。
やはり、カウンセリング直後の手術はとても危険か、または、手術事態が本物ではないとお考え下さい。

エラ骨削りの美容整形を検討しています

A

酒井形成外科では、顔面骨の形成手術はその専門の指導医師が担当します。
担当医は、元大学病院の教授職を勤めた方で大学での研究も顔面骨手術というエキスパートな専門医です。
また、麻酔は麻酔科専門医が担当し、術後の疼痛管理も行ってくれます。すなわち一人の形成外科では無く医療チームでの手術を行っているとお考え下さい。
骨切り範囲は3DCT等、検査の結果を見ながら、また、患者さまの希望を聞きながら、慎重に決めていきます。
あなたの希望がどの程度叶えられるのか、まず、診察にいらして下さい。

頬の骨を削る(頬骨きょうこつ頬骨弓きょうこつゆみ削り)頬骨削りやリフトアップを考えたあごプロテーゼを入れるということは可能なのでしょうか

A

頬骨きょうこつ削り等、顔面骨の処置をしますと2ヶ月程度は腫れます。ですから、この期間でのフェイスリフトは効果が落ちます。十分腫れが退いてからのフェイスリフト手術が大切です。つまり、手術を2期に分けるということです。
頬骨きょうこつ削りでは、頬骨きょうこつほおの高まりを抑えることと、頬骨弓きょうこつゆみ削りによる顔面側面の張り出し(カニ顔)を抑える意味合いがあります。
いずれの美容外科の手術においても骨削り部位に顔面表情筋が付着していますので、骨削り手術後顔面が垂れ込むことがあり得ます。
頬骨きょうこつ削りの手術後、腫れが十分退いた後に、もし顔面の垂れ込みが気になった場合や、続いて、顔の脂肪吸引手術を行う場合に、フェイスリフト手術が大切な処置になる場合があります。

頬の骨とエラを小さくしたいのですが、手術のリスクについて教えてください

A

まず、どのような外科手術にもありうる一般的リスクをお話します。
1)術後感染
どのような手術にもあり得ます。もし上記の手術で感染が起こった場合、早期の抗生剤治療が必要です。
2)出血、血腫の発生
術中に十分止血を行うことと、術後しばらく包帯固定をすることが大切です。このような顔面骨手術のマニュアルに忠実であれば、術後出血や血腫形成の可能性は低くなると思います。しかし、万が一大きな出血があった時に備え、輸血ができる準備は怠りません。
3)神経損傷
通常はあり得ないことです。術前に3DCT検査をすれば、神経の位置を確認できるからです。 ただし、術後3ヶ月〜6ヶ月くらいは、しびれ感程度の神経症状はでます。これは、骨の膜を剥離(はくり)する際にどうしても神経を触るということが原因の一時的神経障害と考えられています。

A

これは診察したうえで、3DCT検査の結果とあなたの希望を考慮して判断することでしょうが、完璧に希望どおりにすることはなかなか難しいことが多いようです。 しかし、できるだけのことはいたします。

A

骨切りの手術翌日に退院、退院後4日目に包帯除去、手術14日目にチェック、術後2ヶ月目、おおよその腫れが退いた頃にデザインチェックです。

A

骨切りの手術当日は、多少の痛みはあるかもしれません。しかし、この日は入院していますので、当院で疼痛とうつうの対応を行います。
殆どの患者さまは、おやすみ(入眠)されるくらいに痛みをコントロールしています。
手術翌日は多少痛いものの、術後24時間で痛みや不快感はかなり改善されるようです。
お飲み物、柔らかいお食事など、比較的普通に過ごされている患者さまが多いです。鎮痛剤の内服もかなり効果があるようです。

ほおを左右対象にすることは出来ますか

A

頬骨弓きょうこつきゅう骨折では、レントゲン検査の結果と外見から、変形や骨転位がなく、開口障害等の機能障害が無い場合は手術をしない場合があります。処置としては、2週間程度特殊装具で固定する場合もありますが、普通はそのままで様子をみることが多いようです。
左右不対称ということですが、まずレントゲンや3DCTを撮影してみないと詳細は分からないと思います。ただ単に「気がしている」だけかもしれないからです。もし、明らかに左右不対称であれば治療法として2つの方向があると考えられます。
1) 簡単な方法
左右どちらでも、突出部位に対し、骨削りを行う。
2) 骨折部に対する方法
骨切りを行い転位を修正する。
美容外科における形成外科手技としては、(1)がお勧めになります。

バイクの事故による顔の怪我で大学付属病院に通っていますが、もっと治せるならば治したいのですが

交通外傷による顔面骨骨折と鼻の皮膚欠損の治療後の後遺症についての質問です。

A

外傷による鼻の組織欠損を含む鼻の再建ということだと思います。 大学の形成外科は優秀です。しかし、美容形成的なことまで深読みすることを控える可能性は否定できません。
さて、現在のあなたの状態を拝見した上で,顔面骨の治癒状態の把握と評価をするため、CT検査が必要です。この所見から、さらに美容的な面もとらえ修正が可能かどうかを診断したいと思います。
また、今後とも某大学の先生にお世話になることも考えると、仮に私が手術を手掛けるにしても、某大学の先生には一言提言しておくことも必要です。
まず、診察は大げさにする必要はありませんので、セコンドオピニオンを受けるつもりで一度いらっしゃれば幸いです。

13歳の娘ですが、5年前の交通事故でおでこの骨の骨折の為、大きく窪んでいます。これは修正できるものでしょうか?

交通外傷による顔面骨骨折と鼻の皮膚欠損の治療後の後遺症についての質問です。

A

少なくとも命が助かったのは不幸中の幸いでしたね。初期治療が良かったのでしょう。
さて、全額の陥凹性変形は人工骨の補填でかなり修正できる可能性があります。
人工骨は3Dプリンタを作成しカスタマイズして作り出します。その後必要に応じ額の傷跡を修正できそうです。
眼瞼の瘢痕によるひきつれ感は植皮により多少改善できると考えます。瘢痕上の色素沈着はなかなか改善が難しいのですが、ハイドロキノンの塗布等アドバイスが可能かもしれません。
まず、一度お嬢さまとご一緒に診察にお越し下さい。

3年前に厚生労働省認可のレジンという人工骨をおでこに移植しました。そこが現在ぷよぷよしています

A

確かにレジンという医療用の人工骨は存在します。もちろん厚生労働省認可です。
しかし、レジンは人工股関節を大腿骨だいたいこつに埋め込む際使用されるもので、大腿骨だいたいこつの骨髄に補填される薬剤となっています。
ですから、これを顔面形成に使用するものでは無いと思われます。かなり昔のことになりますが、頭蓋骨の欠損にレジンが使用されたことがありますが、やはり体液の貯留など、刺激による副作用が問題視されていました。
15年程前から頭蓋骨の欠損にはハイドロキシアパタイトで作られた人工骨のインプラントが利用されるようになり、この問題は解決したようです。
このエピソードから分かるように、今あなたのおでこに移植されたものは早めに摘出し、正規の人工骨を移植すべきと考えます。

フェイスリフトのよくある質問

フェイスリフト手術の全般について

フェイスリフトの手術をした場合、何日間くらい仕事を休まなければならないでしょうか

A

フェイスリフト手術の基本は、皮下の剥離はくりを十分広く行う事です。こめかみは眉の上あたりから目尻の近くまで、ほおは法令線近く、頚(くび)はのど仏の近くまで皮下を剥離はくりします。これにより深部リガメントは、皮下でしっかり切断されます。
SMASスマスといわれる表情筋の層をつり上げることで、フェイスリフトの効果を高めます。その後、余剰皮膚を切除しながら上方へ顔の皮膚をつり上げるようにして皮膚を三層に縫合していきます。この時、徹底的な形成外科的縫合法で美しく縫い上げて行きます。
広範な皮膚剥離はくりを行った後はその下に血腫という血が溜まりやすい状態になっていますので、手術後圧迫包帯は必須事項でしょう。概ね術後3〜4日間は顔全体を包帯で包み込む様にして圧迫します。
フェイスリフトの術後5日ほどで包帯を除去し7日目で抜糸を行います。包帯を外せば縫合糸はつけたままで、洗顔洗髪または軽いお化粧は可能です。抜糸後くらいからは通常のお仕事は可能ですが、術後の顔の腫れがありますので、これが少し治まってからでないと、人前には出にくいと思います。もちろん腫れはそうすぐには退くものではなく、2か月程度で完全に落ち着くと考えた方が良いでしょう。
一般的には術後2週間程度で概ね落ち着きますので、その位から仕事復帰をお考えになると良いと思います。

フェイスリフト手術の適応について

法令線のたるみを取るのには、フェイスリフトしか方法がないのでしょうか

A

法令線の修正には圧倒的に美容外科のフェイスリフト手術が効果的です。しかし、フェイスリフトまでは・・とお考えの方には簡易法もあります。 簡易法として、
1,糸を埋め込みつり上げる方法(スレッドリフト)
2.フィラー(皮膚充填剤)(ヒアルロン酸製剤やカルシウムアパタイト製剤)の注入
があります。

糸を埋め込む方法

非溶解糸(ナイロン制)に、返し構造が着いた糸は有名ですが、後遺症が強く出る場合がありお勧めではありません。返し構造のついた溶解糸(PDS)はいずれ溶けますので効果は長続きしませんが安全性は少し高いかもしれません。
しかし、どちらにしても、術後の満足度はかなり低いといわざるをえません。
それらの欠点を改善して、シルエットリフトという非溶解糸に溶解する抵抗物を付け一定の期間つり上げ効果を高めた方法があります。
経験上では、やはりつり上げ効果がそんなに高いとは思えません。

フィラーの注入
やや硬めのヒアルロン酸フィラーを特殊な方法で注入します。
頬骨きょうこつ骨膜や下顎骨かがくこつのえらの部位の骨膜直上から真皮にヒアルロン酸剤を積み重ねる注入を行ったり、法令線やマリオネットラインの皮下に面形成で注入を行ったりする方法を多面的に行います。
フェイスリフトまでの効果はありませんが、年齢が若く見えていきます。
しかし、持続期間は1年程度とお考え下さい。

20代でも美容外科のフェイスリフトをうけても大丈夫でしょうか

A

もちろん可能です。フェイスリフトというとおばあさんか中年の女性が受ける美容外科の手術というイメージですが、たとえば、顔の脂肪吸引の後や頬骨削り(きょうこつけづり)の後では顔の皮膚が落ち込んで弛むことがあります。
このような場合、フェイスリフトで弛みを取ることがあります。特に顔の脂肪吸引を効果的に行うには、フェイスリフトは大切な要素になります。

A

フェイスリフト手術でSMAS上での剥離はくりは、顔面皮下の脂肪層で行います。この剥離層が厚すぎても薄すぎても問題が生じてしまいます。また、皮下は十分剥離はくりを進め、主につり上げる(リフトする)方向が側方向優位ではなく上方向優位であれば、不自然な引きつれ等は起こりません。ただし、フェイスリフトの術後すぐは腫れによる不自然感は否めませんので、術後暫くは我慢も必要です。皮膚の薄さは引きつれとは関係がありませんので心配はいりません。

A

フェイスリフト手術では、術後に腫れが起こりますので、できるだけ他の顔面への手術は同時には行いたくはないものです。しかし、全身麻酔下であることや、鼻の手術は概ね耳介軟骨の採取を必要としますが、これがフェイスリフト手術と同時術野でできること等を考えると、耳介軟骨の移植やプロテーゼの挿入程度は、フェイスリフト手術と同時進行でも可能です。

A

フェイスリフトの手術は、手術に5〜6時間をかけます。また通常全身麻酔なので1日は入院します。翌日包帯を交換し退院します。
術後3〜4日目に再来し包帯を除去します。術後7日で耳の前の縫合を抜糸します。術後10日で耳の後ろ、頭皮の中の抜糸をします。術後3週間目に腫れなどのチェックを行います。術後2ヶ月目に状態を見ます。術後6〜12ヶ月で傷跡が完全に落ち着いたところで最終チェックを行います。
遠方の方は、フェイスリフト手術後退院して5日間ほど近くの提携ホテルで宿泊をされる方が多いようです。手術後2週間は気圧の関係で飛行機には搭乗できません。飛行機以外の交通を利用して下さい。
包帯を外したら、それから5〜7日後の抜糸まで自宅に帰るのも良いと思います。抜糸の際ご面倒でも再診していただいています。

顔の下ぶくれや弛みが気になります

A

若い方で頬が膨らんでいて、しもぶくれ感をすっきりさせたいと考えている方には、頬や顎下の脂肪吸引と同時に顔面側面のフェイスリフト手術を行う事をお勧めしています。
単に顔面の脂肪吸引だけではなく側面フェイスリフトを同時に行う理由は、顔面の皮膚のたれ込みを矯正するためです。ふくれた風船をしぼませれば、風船のゴムはしわしわになりますよね。ということは、皮下脂肪でふくらんだ頬の皮膚は、脂肪吸引で脂肪だけ除去すればその後に皮膚の弛みが生じるということです。

実は、安易に顔の脂肪吸引をされた患者さまが後を経ちません。その方たちは「ゲッソリ顔になった」とか「老け込んでしまった」とか、いわゆる顔の脂肪吸引後症候群に悩まされている訳です。酒井形成外科でもほおの脂肪吸引はいたしますが、たいての場合フェイスリフトを同時に行っています。また、顔の皮下脂肪は思ったより少なく、理論的にも顔の脂肪吸引は少量の吸引ですら、顔の垂れ込みを誘発する可能性が高いのです。
しかし、皮膚の垂れ込みを側面のフェイスリフトで矯正できれば、下膨れ顔やぷっくりほっぺの矯正とともに、若返りも同時に行うことができます。

比較的若い年齢にもかかわらず、ハの字眉毛と上まぶたの外側のたれこみが気になります

A

もちろん、こめかみのリフトでも対応できると思いますが、あなたのような症状の方には、もっと簡単な手術で改善できるかもしれません。まぶたが重い感じとおしゃっているのでおそらく、上眼瞼の皮膚が厚く、その上で弛みが出ていると想像できます。このような方の特徴として、年齢を重ねるごとに上まぶたの外側に、より弛みが強くなり、いわゆる「下がり目変形」が起こり易いのです。同時に、眉毛も外側が下がると、一気にお年寄りっぽい顔立ちになってしまいます。
まず、上眼瞼のたるみを二重の線で皮膚を切除することで多少矯正します。この時、二重線での皮膚切除だけで矯正を試みようとすると、二重が厚ぼったく変形し、「わざとらしい、美容外科を受けた二重まぶた」になってしまうことがあります。
そこで、眉毛の上または下の皮膚を切除を加え、二重線での皮膚切除を少なめにすると、極めて自然に上眼瞼のしわやたるみを矯正できるのです。あなたの場合、ハの字眉毛になってしまう、ということですから、眉毛の上で皮膚を切除し「ブローリフト」という、眉周りの小さなフェイスリフトを試みるのが良い方法だと思います。

フェイスリフトの手術法について

酒井形成外科では糸によるリフトはやっていないのでしょうか

A

簡易フェイスリフトとしてスレッドリフトという方法は手術法として存在します。よく見かけるものとして、溶解糸に返しや棘をつけたものを皮下や皮下脂肪内に埋め込むだけのものや埋め込んだ後、互いの糸をこめかみ辺りで引き込みながら縛り込んだりするものがあります。
一見とても良い方法のように思えますが、手術直後から1〜2ヶ月は効果があるように感じますが、すぐに後戻りをし易すく、元に戻ってしまう感じを受けます。溶解糸であればそれほど問題はありませんが、非溶解糸だと、皮下に残ってしまうため問題を起こす心配があります。
いずれにせよ、大きな効果を期待しない患者さまには良い適応かもしれませんが、ある程度の効果をしっかり求める方にはお勧めしないことにしてます。

美容整形手術で、頬のリフトアップをしたいと思っています

A

頬骨きょうこつには表情筋や咬筋が付着しているため、頬骨を削ると筋が落ち込むことがあります。
その結果、ほおがげっそりした感じが出ることもあると思います。これを防ぐために頬骨削り(きょうこつけずり)では術後にしっかりとした圧迫包帯が欠かせません。
それでも、ほおのげっそり感が起こった場合、SMASを引き上げることを中心とした、フェイスリフトでリカバリー可能です。また、ミニリフトではSMASが引き上げられないため、多少拡大範囲のフェイスリフトの選択が大切です。

下まつ毛ぎりぎりにメスを入れるのはなぜですか?

A

たとえば膨らんだ水風船の水を抜くとどうなると思いますか?
おそらく表面は弛んでしまうでしょう。
つまり、単に目の下の脂肪だけ抜くと、下眼瞼皮膚におばあさんの目のように深いしわと垂れ込みができてしまう事が予測されます。この場合、当然弛むべき皮膚を予め切除する必要があるのです。これと似た事象ですが、肥満で大きく膨らんだおなかを脂肪吸引だけすると、おなかの皮が大きく弛むものです。米国では、このため、リダクションアブドミノプラスティー(大きく下腹の皮膚と脂肪を切除しながら筋肉を強化する手術・別名タミータックともいわれています)が盛んなわけです。
もちろん若い方で、単に目の下の脂肪が多いという方では、この結膜側からの脂肪少量除去でも良い結果がでることはありますが、経験上なかなか適応は少ないと感じます。また、この場合、下側の脂肪が3つの部屋に別れて入っていますので(3コンパートメントセオリー)当然均一に脂肪をそれぞれから除去するという、なかなか難しい手法が必要です。安易に行うべきものではありません。
よく大手といわれる美容外科で安易にこの手術を受け、変形した方が相談に見えます。修正はかなり難しい場合もあります。 形成外科専門医は、綺麗に縫合する技術を習得しています。(このためには10年以上の研修期間と、形成外科学会認定専門医を取得する事が最低の条件です)
たしかに、目の裏側の結膜側を切開し眼窩内脂肪がんかないしぼうだけちょっと取る手術は簡単に見えますし、下眼瞼かがんけんの瘢痕もありません。しかし、下瞼の弛みを誘発するという不足の事態を引き起こすことも事実なのです。とすると、もし、術後傷跡が殆どわからないようになるのであれば、睫毛の際に切開を入れ余剰脂肪を切除し眼輪筋をつり上げ補強し、余剰皮膚も切除すべきだというわけです。

フェイスリフトの手術では、頭の中に傷が残ってしまうのでしょうか?

A

こめかみまで大きくリフトアップを希望される場合は、耳の上の有毛部5〜10cm程度の長さで細い傷跡は残ります。最近では「毛包斜切開法」というう毛根の一部を残し縫合するため、後日瘢痕の中にも発毛し、有毛部の瘢痕がかなり目立たなくなるテクニックもありますので、傷跡はよく見ないとわからない程度になると考えます。
しかし、美容師さんは「専門家」ですので、傷跡がわかってしまう可能性はあります。こめかみや目元のリフトアップをしない場合は、耳の上少量の傷跡で対処することはできます。

ミニフェイスリフトについて

A

あなたの情報元のHPに記載があったバッカルファットはおそらく中央脂脂肪塊の誤りだと思います。スマスとはSMASと書き、Superficial Musculocutaneous Aponeurotic System のことです。
いわゆる顔面表情筋そのものなのですが、あたかも膜様構造に見えるためこのように呼ばれています。これを引き上げることがフェイスリフトの大切な作業の一つです。
また、顔面骨や深部の筋肉からSMASを貫き靭帯が顔の皮膚を支えています。これが深部靭帯(ディープリテイニングリガメント)です。これは数カ所確認されていて、これらが老人の特有の目袋の形成や頬のすじ(ミッドチークライン)、法令線、マリオネットライン(ジョウエル)と関係してきます。
さて、これらの解剖学的特徴とそれに付随して起こる老化現象をとらえフェイスリフト手術が考案されています。
効果のあるフェイスリフト手術とは、顔の皮膚をこめかみから頸部けいぶに至るまで広く剥離はくりし、十分SMASを露呈しながら、深部リガメントを一度切断し、SMASを引き上げ、それにともない顔面の皮膚もつり上げて行きます。その結果、余剰皮膚を切除することになります。あとは丁寧に皮膚を縫合していくわけです。
しかし、これらの手技はもはやミニリフトの範囲を超えていて通常のフェイスリフトの説明になっています。ミニリフトでは切開線も剥離はくり範囲も少なく、概ねちょっと皮膚だけをつり上げる結果に終わるため、フェイスリフト効果は少ないと考えられます。つまり、あなたが見つけた他のHPの説明はミニリフトではないと考えて良いでしょう。また、ミニリフトでは十分フェイスアップは期待できないと思います。

ミニリフトというものがあると知りましたが、フェイスリフトの効果はいかがでしょうか

A

ミニリフトの定義がはっきりしませんが、おそらく切開範囲が小さく、包帯等も殆ど必要がなく、手術時間も2時間程度と短く、日帰り手術が可能な手術全般をこのように呼んでいるのだと思います。手術は簡単でも効果がしっかりあればそれは良いと思うのですが、そんなに簡単にフェイスリフトは達成できるものではなさそうです。
一般のフェイスリフトは、側頭部から頸部けいぶまでの広範囲な剥離や正確なSMAS処理が必要なのに対し、皮膚切開範囲をこめかみから顔面側面に限り、しかしながら剥離はくりは法令線近くまで行えば小範囲のフェイスリフトが可能かもしれません。ミニリフトという呼称よりラテラールリフト(側面フェイスリフト)というべきでしょうが、小範囲リフトとして認められるものと考えています。
とはいえ手術時間は、3〜4時間が必要で、手術後2日程度包帯を巻きます。麻酔は、静脈麻酔でも良いでしょう。現在の手術法ではトータルなフェイスリフトもラテラールリフトでもほぼ同じで、リスクはとても少なくなっています。

フェイスリフト手術では、効果が落ちるため2割くらい強めに引っ張る、とはどうなのでしょうか?

A

このフェイスリフトの説明で、言いたいことはよくわかります。つまり、術後「後戻り現象」が起こるため、やや強めにフェイスアップをするという説明です。術後早期の状態に対し、患者さまが「つり上げすぎている!」と驚かないように、予め説明したものと思われます。まさにそのとおりで術後、目元や口元がつり上がって見えることがあるのです。概ね1ヶ月くらいで腫れが退くと自然になってきますので暫くは我慢も必要です。
フェイスリフトの効果を表す時によく使われる表現で、「仰向けに寝たときの顔」というのは的を得た表現だと思います。

フェイスリフトの術中・術後について

ほおの脂肪吸引後の後遺症について

A

このような経過と症状の方は、決して珍しくありません。
誰もが陥るピットフォール(落とし穴)のような気がします。あなたのご年齢から、多くの医師は「簡単な手術法」を選びやすく、また、患者さまも「できたら大きな手術は怖いから控えたい」と思うのも当然ですね。
「小顔」というキャッチコピーで、ほおの脂肪吸引を勧める美容外科医が意外に多いと感じます。顔の脂肪吸引はとても注意が必要です。わずかに脂肪吸引したのではまったく効果はありません。しかしほお等は吸引しすぎると、げっそりしたり、顔に垂れ込みが起こったりします。顎下(あごした)の脂肪吸引は概ねトラブルは少ないと感じます。私は、小顔感を出すための顔の脂肪吸引では、弛みが出ることを防ぐために側面の簡易フェイスリフトを同時にすべきと考えています。
脂肪注入も悪い手術ではありませんが、注入脂肪の定着率が20%程度であれば、結果が出るまで多数回の脂肪注入が必要になります。
糸によるリフト(スレッドリフト)は、簡単で手術はしやすいのですが、弛んだ皮膚の修正はできません。また、そもそも糸によるリフトは効果時間がとても短く、根本的な治療はできないことを考慮すべきでしょう。
以上から、あなたの後遺症の修正には、本格的なフェイスリフトが最も近道になると考えられます。
糸リフトの跡は、まず、できるだけ糸を抜き陥凹瘢痕は形成外科的切除を行います。これらはフェイスリフト手術の際同時に行う事が可能です。

ミニリフティングかこめかみのフェイスリフトの手術を受けたいと思っているのですが、切った部分は禿げるのですか?

A

通常の縫合法を行うと線状の瘢痕のため、ここが2〜3mm幅で禿げることがあります。そこで、最近では「毛包斜切開法」といわれる特殊手技が提唱され、なるべく線状ハゲを残さないよう工夫されるようになりました。これは毛根を一部皮下に残し縫合するため、瘢痕部に後から毛が再発するといわれ、最小限に瘢痕ハゲを作らない縫合法です。
筋膜の処理というのは、おそらくSMAS処理のことだと思いますが、もちろんSMASのつり上げ処置は行います。さらに、頭蓋骨にビスを打ち込み、ワイヤーを固定し、このワイヤーで側頭からこめかみをリフティングする処置を行うこともあります。
この処置は、効果が持続しやすいと考えられます。単純切除でも少なくとも皮膚は切除する訳ですから、ある程度の効果を得ることができます。
しかし、後戻り現象や皮膚の伸張により1〜2年で元に戻ってしまったという感じがするという患者さまもいます。ここで、皮膚切除と皮下剥離ひかはくり、SMAS処理とケーブルワイヤー固定を行うと長期間のフェイスリフト効果を持続できると我々は考えています。単に頭皮内にスレッドリフト糸やケーブルワイヤー等を通すだけだと数カ月の持続しか得られないと思います。
こめかみのフェイスリフトでも最初のうち(1〜2ヶ月)は、もっとつり上がった感じがあります。そのうち除徐に緩みが起こりますが、程度はともあれポニーテールスタイルの感じは的を得た表現だと思います。

フェイスリフトの手術では、頭の中に傷が残ってしまうのでしょうか?

A

こめかみまで大きくリフトアップを希望される場合は、耳の上の有毛部5〜10cm程度の長さで細い傷跡は残ります。最近では「毛包斜切開法」というう毛根の一部を残し縫合するため、後日瘢痕の中にも発毛し、有毛部の瘢痕がかなり目立たなくなるテクニックもありますので、傷跡はよく見ないとわからない程度になると考えます。
しかし、美容師さんは「専門家」ですので、傷跡がわかってしまう可能性はあります。こめかみや目元のリフトアップをしない場合は、耳の上少量の傷跡で対処することはできます。

フェイスリフトの術後の様子を教えてください

A

酒井形成外科のフェイスリフ手術一般とその後の経過をお知らせします。
酒井形成外科では、しっかりした効果と安全性を第一と考え、本格的な手術を心がけています。
手術は麻酔科専門医による全身麻酔下で行われます。
手術は極めて丁寧に行う必要があるため、どうしても6時間程度を必要とします。その際、患者さまには頸(くび)を曲げた姿勢を長く保っていただきますので、全身麻酔による意識の消失と筋弛緩は必須と考えています。
手術が終了し包帯が巻かれてから麻酔をゆっくりと醒まします。
全身麻酔覚醒後は入院していただきます。意識の回復を確認すると、そのまま静脈麻酔へ移行し翌日の朝まで鎮痛や安静を保つようにします。患者さまはとても楽であったとみなさんおしゃっています。術後の不安感を取り除くことはとても大切なことです。
万が一を考え全身麻酔後、1日間の入院は必須事項とされています。
手術次の日にドレーン(体液排出の管)を抜き、包帯をし直した後、患者さまはご帰宅またはホテルでの宿泊となります(酒井形成外科との提携ホテルもございます)。退院後はシャワー浴が可能です。
退院後2〜3日で包帯を外しに来院してもらいます。その際、洗髪や洗顔も当院で行います。以降、ご自分での洗髪、洗顔、シャワー浴、簡単なお化粧等が可能です。
術後7日で有毛部以外の抜糸を行い、術後10日で有毛部の抜糸を行います。
包帯を外した後、抜糸まではご自分で消毒を行い、特に通院の必要はありません。
抜糸までの期間は気圧が下がる飛行機への搭乗は控えてもらいますが、陸路の移動は可能ですので一度帰宅なさる方やそのまま都内のホテルで過ごされる方もいらっしゃいます。
抜糸が終了すれば、腫れは大分治まっていますので、概ね通常生活に戻れます。
包帯さえ取れれば、縫合部は目立ちませんので、多少の腫れを我慢できれば、概ね通常の生活ができるとお考え下さい。
手術は長時間を要しますが、これは丁寧さのためで、決して大がかりな手術というわけではありません、意外に早く社会復帰は可能です。
傷跡についてですが、最初は赤みと硬さが目立つ時期があります。1〜2ヶ月後が最も目立つ時期になります。
しかし、傷跡は頭髪等に隠れる場所ですので意外に目立ちません。3〜6ヶ月すると赤い色味も褪せてきて茶色い感じになり、硬さはほぐれるように柔らかくなってきます。しかし、顔の皮膚の傷跡が完全に落ち着くには1年を要します。その間はお化粧等でカモフラージュすることは容易であると考えます。

フェイスリフトの術後の腫れについて

現在、左右共にこめかみの部分はかなり腫れていて、カチカチに堅くなっており、常にしびれたように感覚がありません。これは時間が経つにつれ、腫れもひき、しびれもなくなり、感覚も戻ると担当医は言いますし、その点はそうだろうと私も思います。

私が気になっているのは、やはり右ほおの引き連れのような凸凹です。口角から、耳にかけて、しこりのように堅い筋があリ、その部分が段差になっています。 もちろん、痺れと共に感覚はなく、さわると痛い状態です。 左頬とは明らかに仕上がりが違います。筋と直角に頬を引っ張ると、その部分が癒着しているかのような、えくぼのような窪みができます。

A

まず、拝見してみないとなんとも言えません。
いずれ、まだ様子を見ていくしかないとは思います。もし、ご心配でしたらいつでもご相談承りますので、来院して下さい。
内視鏡的フェイスリフトは確かにあり、それなりの利点はあるということなのですが、私はその効果に疑問を感じますし、危険性も多いと思いますので、施術しておりません。
実際を診察していないので、あなたの相談事項から症状を推察します。まず、フェイスリフト手術後に大きく腫れたということから、術後の出血、血腫が考えられます。内視鏡での手術の場合、剥離はくりは出来ても止血が簡単ではないので術後出血で血腫が形成された可能性があります。
通常のフェイスリフトでは大きく皮膚を開きますので、止血はとてもしやすく、安全性は確保されます。仮に血腫が出来たと思えば、縫合した部位を再度オープンし、止血をすれば良いだけです。もちろんもう一度丁寧に縫合する苦労はありますが、危険性は殆ど無いはずです。
これに対し内視鏡手術では出血があっても止血できないことが多く、ここで初めて切開を加えオープンにすれば良いのですが、これでは内視鏡で手術を行った意味がなくなってしまうため、圧迫だけで放置する場合があります。こうなると、後手後手に回った処置の結果、思わぬ後遺症が出て来てしまいます。例えば癒着などです。あなたの場合も癒着が原因と考えられる、しこり、引き攣れ、えくぼ変形等があるようですね。
マッサージはしてもあまり意味は無いと思います。人の皮膚は傷をつけると瘢痕細胞が出て来て硬くなる時期がありますので、術後3か月くらいして、ある程度落ち着き柔らかさが出てくる頃に、今度はきちんとしたフェイスリフト手術を行い、癒着部位を綺麗に剥離はくりしながら、再度皮膚を引っ張り上げれば、後遺症は無くなると考えられます。
今は、慌てないことです。良い形成外科医は必ず、修正手術を成功させるはずですので、暫く待機しましょう。
まず、一度診察してみたいと思いますのでご来院ください。

額の切開リフトについて

A

この方は「脂肪注入」だけでこれだけ綺麗になりました。その後ボツリヌストキシン製剤(ボトックス注射)の注入を試みています。現在は、おでこの横皺にはボツリヌストキシン製剤注射が最も効果が高いと感じています。ただし、眉毛の落ち込みや、目尻の老人用たるみはボツリヌストキシン製剤で悪化することがありますので、注意は必要です。

A

どちらでも好きな方を選べます。最近では、生え際に小さな切開を入れ、内視鏡で見ながら剥離はくりし、小さなネジを前頭骨ぜんとうこつにうがち、これに強力な糸でつり上げる方法もあります。この場合、余剰皮膚は切除しませんので、長い傷跡は残りません。一般的には傷跡が目立たない、頭髪内切開を選択することが多いです。

A

抜糸までが10日ほどです。2週間程度で、腫れや内出血の色などが落ち着いてきますので、前髪で傷跡を隠せば十分人と面会できるでしょう。

A

フェイスリフトの術後6ヶ月くらいは、赤みや茶褐色がついた線状の傷跡が目立つ事がありますが、いずれは赤みや茶色みが消えて殆ど人目につかない薄い線になります。
生え際では、現在「毛包斜切開法」という傷跡に再び毛が生えるような工夫をされた、特殊手技を使ったりしてかなり綺麗な傷跡になるようになりました。

口元の法令線を無くしたいのですが

A

簡単な治療法としてヒアルロン酸フィラーの注入があります。とても簡単でそれほど腫れません。
また、その日のうちにお化粧も可能です。ただし、大きな変化は難しいと思います。
スレッドリフトという特殊な糸を皮下に通すだけのフェイスリフトもありますが、やはり効果が小さいく不満に繫がることもあるでしょう。
次に、目立たない所に小さな切開を入れ、SMASを糸でつりあげる糸リフト法があります。これも極めて簡易な治療法ですが、意外にも後戻り現象が思ったより強く出てしまい、効果の持続時間に異論を唱える方も多いのも事実です。
せっかく治療をすると決めたら、ある程度の効果がしっかりでる手術法をお選びたいただいた方がよいと思います。この場合、手術が大げさになりますが、側面(ラテラール)とこめかみ(テンポラール)のフェイスリフトが有用です。皮下剥離ひかはくり範囲も広くできますしSMASの吊り上げもしっかりできます。おそらく弛みが作る余剰皮膚の切除も行え、結果はかなり満足がいくものと考えます。手術は、静脈麻酔で日帰りでも可能です。

のどの美容外科手術のよくある質問

のど仏形成

喉仏の隆起が気になるので、目立たなくすることはできますか

私はいわゆるGIDで生物学的には男性ですが、女性として生活している者です。

A

この部位は甲状軟骨という軟骨です。これは簡単に削ることができるのですが、削りすぎると声帯付着部を傷めてしまいます。
一旦声帯を傷めてしまうと、一生だみ声になってしまいます。これさえ気をつければ、手術はできます。

A

これはできるだけとしか言いようがありません。
ある患者さまにこの手術を行ったのですが(ニュー・ハーフの方)満足せず、他院で追加手術を受けてしまいました。その後、泣き泣き私のところへ戻ってきました。
声がおじいさんのようになったというのです。
これは声帯の付着部が外れたため、高い透き通った声が出なくなりだみ声になってしまったのです。(嗄声)
このエピソードがお答えになるでしょうか。

A

のど仏形成手術は1時間もあれば綺麗な傷跡に縫い込めます。入院の必要はありません。

A

抜糸まで1週間ですが、手術翌日以降は、激しいスポーツは無理としても殆ど安静はいりません。

A

手術翌日から浴槽につかるのはダメですが、シャワーは結構です。

A

包帯は、手術翌日には取ってしまいます。あとはテープだけで大丈夫です。手術翌日から抜糸後1週間程度は人工皮膚テープを塗布します。その後サージカールテープに変更します。
このサージカル・テープは抜糸後もできたら2ヶ月間くらいは貼るように指導しています。
こうすることで、傷跡が綺麗になるためです。

A

その他には、特に神経質にならないで良いと思います。

喉仏の隆起が気になるので、目立たなくすることはできますか

A

のど仏は男性特有のものではありません。のど仏は甲状軟骨といって男女とも存在します。
男性の場合は、甲状軟骨が前方に突出していて、そのため声帯が長くなり声が低くなっています。
女性の場合は、甲状軟骨は短いため、目立たなく、声も高くなります。
しかし、女性の方でも痩せている方や気管支が前方にある方の場合には、相対的に甲状軟骨が前方にある方もいます。
もし気になるようでしたら、声帯の付着部に気を付けながら削ることができます。
意外にも女性の方でこの手術を受ける方も多いのです。

脂肪注入のよくある質問

脂肪注入に関する一般的なQ&A

脂肪注入では何日ぐらい腫れますか?またお休みできる期間が長ければ、吸収されるのを見越して沢山の脂肪注入できますか?

A

脂肪注入は基本的にヒアルロン酸フィラーの注入と同様にカジュアルな手術とお考えください。ただし一般のヒアルロン酸フィラーの注入では1〜3cc程度の注入に対し脂肪注入では5〜10ccに及びますので腫れ感は強いかもしれません。脂肪を注入する針もやや太くなりますので,場合によっては内出血の程度も広がりやすいことがあります。
しかし、女性の患者さまの場合はメイクで、男性の患者さまの場合でも最近では男性用のファンデやコンシーラもあるようですから、これらを利用すれば3〜4日もあれば十分ではないでしょうか。

A

多脂肪幹細胞脂肪注入(CRF)といえども注入された脂肪はある程度吸収されます。吸収が落ち着くのに2〜3ヶ月を要します。やや大目に注入すると、どうしても腫れている期間は長く感じます。
ですが1〜2週間でもかなり落ち着きます。もちろん個人の感覚差はありますが・・。

A

可能です。場合によっては鈍針(カニューレ)を利用することもあります。

A

糸リフトそのものが大したリフトアップ効果は無いので、万が一糸を切ったとしてもそれほど影響はないかもしれません。糸リフトの寿命は3〜6ヶ月程度と考えれば、糸リフトの術後6ヶ月を経過してから脂肪注入を行えば、影響は殆ど無いと考えます。

脂肪注入したのですが、定着率がいいのかちょっと下膨れのようになってしまいました。フェイスラインとちょっと凸凹になっているところを治したいのですが

A

脂肪注入の場合100%の定着はありえず、かなりの注入脂肪は吸収を受けます。それを見越して多少大目に脂肪を注入するわけです。
場合によっては注入脂肪がとても良く定着することもあり、それが若干弛みになることも考えられます。
しかし、これはとてもすばらいし結果と判断すべきでしょう。なかなか定着しにくい脂肪が定着したわけですから。そこで多すぎた注入脂肪を除去するのではなく、簡易フェイスリフトを行い少し皮膚を引き挙げてみるというのはいかがでしょうか。皮膚の小じわは無くなり張りが出て来て弛みも改善します。もちろん凹凸も改善することは間違いありません。

超音波美顔器を使うと脂肪が吸収されてしまうというのは本当でしょうか。また、顎先あごさきに脂肪注入はできますか?

A

医療機関で扱われている医療機器の超音波治療器はかなりパワーがあり、注入脂肪にも影響をする可能性はありますが、市販されている美顔器程度では全く問題はないと思います。

A

どこでも大体は注入可能です。ただし、あご割れへの脂肪注入は、効果がない場合もあります。

脂肪注入は冬にやった方がいいというのは本当ですか?また、脂肪注入後、激しいスポーツをしてはいけないという期間はありますか?

A

かつては手術後感染が多く発生していた時代があり、夏は汗も出やすく感染の機会が多いと思われていました。しかし、今日では消毒薬の発展や抗生剤の改良、さらに患者さまの医療知識の向上もあり、どんな季節でも感染は希になりました。したがって、いずれの季節でも手術は可能です。

A

術後1週間程度です。水泳は10日ほどしてからが良いでしょう。

A

脂肪注入は美容外科手術のなかでもカジュアルな手術法です。比較的気軽に行える手術のひとつだと思います。あなたの気に入ったクリニックや主治医のもとで手術を行っても良いでしょう。
脂肪注入は1回経験すれば、消毒法や経過の観察等が簡便ですので、次回以降は殆ど通院はいりません。遠方でもあなたが通いやすいクリニックでも施術が良いでしょう。

A

可能です。しかし、その場合カウンセリングのみならず手術の予定までご予約を入れて頂きます。

地元では美容整形外科医院が少ないのですが、脂肪注入の手術はどこで受けても特にトラブルのない手術でしょうか?

A

脂肪注入は組織移植という難しい課題があり、理論を熟知している医師が行うべきです。特に感染はとても危険な事象です。形成外科学会専門医であれば概ね間違いは無いと思います。まず、担当医のカウンセリングをお受けになって、納得してから手術を受けるようにしましょう。

カウンセリング当日に脂肪注入の手術を希望しています

A

手術治療は医師のきちんとした説明(インフォームドコンセント)が大切です。
また、手術治療の決定までは患者さまに考える時間も大切と考えます。
しかし、遠方からの患者さまにとっては、時間の問題もあり、当日手術の希望もあるでしょう。
どうしても、当日手術をご希望の場合は、カウンセリングとともに手術のご予約を入れて下さい。血液検査は当日行えます。

男性で痩せている人の場合、本当に脂肪は吸引できるのでしょうか?

A

どこにも皮下脂肪が無い方はさすがに注入するほどの脂肪が採れないと判断することがあります。しかし、側腹部など小量の注入用の脂肪採取ができる所を発見することが多いと思います。

A

酒井形成外科では、簡易腰痛ベルトがもっとも便利と考えています。圧迫期間は、3〜5日程度です。

A

腰痛ベルトを「軽く巻くだけ」ですので、辛くはありません。

A

痛みの表現は人それぞれですので…。
でも多くの人はさほど痛そうではありません。また、麻酔をしっかり行いますので、あまり心配ありません。

A

手術翌日では腫れがありますので、こちらの方がむしろ目立つという感じです。
内出血の色は脂肪採取部位で目立ちますが、太ももやおなかなど露出部位ではないので人に気ずかれることは無いでしょう。
脂肪注入部位では、大きな内出血が起こることは少ないと考えています。

A

2週間程度です。

脂肪幹細胞移植(注入)について

A

そもそも幹細胞とは、身体の細胞の中で何に分化するか決定されていない細胞を指します。細胞化学的に、幹細胞には発生の際に出てくる「胚性幹細胞」と成人の身体に存在する「体性幹細胞」があります。
胚性幹細胞とは、人体が母体で発生する(精子と卵子の合体から1この細胞が分裂し10ヶ月ほどで赤ちゃんにまで分化する過程)間にいろいろな組織に分化する前の段階の細胞をいいます。
また、体性幹細胞とは、すでに成人でも皮膚や消化管の粘膜、髪の毛や血液の様に日々代謝する細胞の前段階の細胞を指します。
かつては成人の幹細胞は、ごく限られた臓器にのみ存在するといわれていましたが、最近の研究ではいろいろな臓器にそれぞれの幹細胞が発見されるようになりました。脂肪組織も例外ではなく、そこにわずかではありますが、幹細胞が見つかっています。これが脂肪幹細胞です。
脂肪幹細胞は、増殖因子の種類をいろいろ作用させると脂肪組織だけでなく他のいろいろな細胞に変化する能力を持っています。しかし、脂肪幹細胞は周囲に脂肪細胞が多数あると成熟脂肪組織を構成する脂肪細胞に移行しやすいといわれています。
そこで、患者さまから脂肪組織を採取し(脂肪吸引)、脂肪幹細胞を分離します。その後、採取した脂肪幹細胞を培養し、数万倍の脂肪幹細胞を組織培養医学の技術で増加させます。これには特殊な技術と無菌室という細胞工学の工場(ラボラトリー)が必要で、また、数週間の培養時間を要します。
こうして、患者さまから採取した脂肪細胞から分離培養し数週間後に多数の脂肪幹細胞を作り、これに再度当患者さまから採取した脂肪組織を混入し、必要な所に移植する手術を脂肪幹細胞移植という訳です。

A

脂肪幹細胞は、通常の脂肪吸引で採取された脂肪組織から分離すると、あまりに僅か過ぎます。本当の意味での脂肪幹細胞移植は採取した脂肪幹細胞を数週間かけて培養しなくてはなりません。
それには、大学の研究室並みの無菌室・細胞培養室が必要です。また、技術技師や専門の医師も必要です。このような施設や技術員がいれば、日本では技術的には幹細胞を分離培養製造するのは簡単ともいわれています。しかし、それだけの施設を病院内に作り、技術員を雇用するのは、とても簡単とはいきません。
現在では、脂肪幹細胞等の培養とこれらの移植に関しては、厚労省から認可を受けなくてはなりません。

A

厳密に脂肪幹細胞移植というのは、簡単には行えません。しかも、定着率もどうやら100%とまではいかないようです。そもそも、その日に簡単にという説明はかなり怪しいと感じます。
最近、脂肪幹細胞移植とまではいかないまでも幹細胞の濃度を濃くするという技術は発達してきました。もしかすると、このことを安易に「脂肪幹細胞移植」と唄っているのではないかと思います。
酒井形成外科でも、さすが、ラボラトリーはありませんので「脂肪幹細胞移植」はできませんが、高濃度脂肪注入という、定着有効脂肪や幹細胞を濃縮した状態を作り出し、今までより濃い状態の脂肪注入は行っています。

A

単純な脂肪注入による豊胸術は、3ヶ月ほどでかなり吸収されてしまうため、効果的に問題が多いとされてきました。さらに、乳房への注入脂肪は石灰化が問題視されています。
乳がんの早期発見では、マンモグラフィーという特殊なレントゲンを使います。これで、乳房内の微細な石灰化を見つけるのです。ところが、脂肪注入を受けた乳房では比較的大きな石灰化が起こっているため、乳がんの発見を妨げるといわれるようになってきました。つまり、脂肪注入による豊胸術は、単に手術があまり良い結果を生まないばかりか、乳がんの早期発見を妨げると指摘されて来たわけです。
しかし、最近の研究で脂肪幹細胞移植では、脂肪の定着が良くまた、新たな脂肪細胞の増生も見込まれる事や、石灰化が起こりにくいといわれています。確かなエビデンスが多数発表されてはいませんが、この事を信じるなら脂肪幹細胞移植による豊胸術は良い治療と考えても良いでしょう。
しかしながら、まだ、研究として時間が短い事から、石灰化の否定や定着率の向上は、にわかには信じられないというのが正直な意見です。さらに、ラボラトリーの設置や技術員の常勤を考えると経費的に一般クリニックでは脂肪幹細胞移植治療は難しいと考えます。
しかし、現在、皮膚培養、移植治療に対しては厚生労働省が認可をし、健康保険適応にもなっています。いずれは、軟骨培養や角膜移植、脂肪移植等にも適応されるかもしれません。そうすれば、個人クリニックでの脂肪幹細胞移植もあながち夢ではなくなるかもしれません。
とはいえ、厚労省から認定医療機関承認を得るのはとてもハードルが高くなりそうです。

まぶたの脂肪注入のQ&A

他の美容外科で目の下の脂肪除去後、陥没してしまったので脂肪注入をしました。入れた部分が両目とも盛り上がってしまいます

A

拝見してみないとなんとも言えませんが、まず、手術で凹んでしまったということですから、絶対的組織が不足している状況が伺えます。そこに脂肪注入で修正というのは良くあるパターンで決して間違った方法ではありません。
ただし、 目の下の脂肪注入は位置や量によって、やや凹凸が生じることもあり注意は必要です。
レーザーでこの症状を改善させるというのはちょっと無理があるようですね。手術でリカバリーした方がよいでしょう。
まず、下眼瞼かがんけん剥離はくりし、瘢痕(はんこん)または、凸凹を起こしている注入脂肪を除去します。その後、筋肉(眼輪筋)でなんとかへこみを改善させるように(筋弁などの利用等)考えます。だめなら、脂肪移植、筋膜移植などを考慮します。
ダウンタイムは1ヶ月くらいで、しばらく皮膚表面に違和感があると思います。

A

あなたの手術を行った医師が、最初の手術の後に脂肪注入をしているということは、恐らく「取りすぎたから再度注入しよう」と考えたのでしょう。
とすると、注入脂肪を取り去れば、「また凹みが出てくる」と想像されるわけです。これを防ぐために、何らかの手段が必要と思われます。もちろん手術を進める途中で、脂肪の移植が不必要と考えられれば、単純に注入脂肪除去と皮膚の必要最低の切除だけで済ませられるでしょう。

ほおの脂肪注入のQ&A

法令線を他の美容外科で脂肪注入をしましたが、法令線が以前より強調されてしまいました

A

法令線の下は、リガメントによって筋肉が骨にしっかりくっついています。そのため、単に脂肪注入をするとやわらかい頬側に脂肪が入り込み、余計に法令線は目立ってしまいます。
通常、法令線への脂肪注入では、皮下を剥離はくりしてから行うことも必要です。

A

改善はできると思います。

A

カウンセリング、手術日、手術翌日(初回のみ)、1週間後、1ヶ月後といった具合です。
多数回の手術が必要になるため、2回目以降の脂肪注入手術では手術のみ行い、ご自分の判断で次回の注入時期を決めても良いと思います。

最近、ほおがこけてきてとても気になっています。仕事をしているので脂肪注入後の腫れが心配です

A

控えめの脂肪注入であれば、あまり腫れは心配ないはずです。そのようなご事情であれば、最初はやや控えめの注入を行いましょう。また、腫れや内出血のことを考慮し、念のため3〜7日程余裕のある時に手術を受けるようにした方が安全でしょう。
酒井形成外科では、2回目以降の方は、あまり心配されずに手術をお受けになっています。

法令線を他の美容外科で脂肪注入をしましたが、法令線が以前より強調されてしまいました

A

法令線の下は、リガメントによって筋肉が骨にしっかりくっついています。そのため、単に脂肪注入をするとやわらかい頬側に脂肪が入り込み、余計に法令線は目立ってしまいます。
通常、法令線への脂肪注入では、皮下を剥離はくりしてから行うことも必要です。

A

改善はできると思います。

A

カウンセリング、手術日、手術翌日(初回のみ)、1週間後、1ヶ月後といった具合です。
多数回の手術が必要になるため、2回目以降の脂肪注入手術では手術のみ行い、ご自分の判断で次回の注入時期を決めても良いと思います。

最近、ほおがこけてきてとても気になっています。仕事をしているので脂肪注入後の腫れが心配です

A

控えめの脂肪注入であれば、あまり腫れは心配ないはずです。そのようなご事情であれば、最初はやや控えめの注入を行いましょう。また、腫れや内出血のことを考慮し、念のため3〜7日程余裕のある時に手術を受けるようにした方が安全でしょう。
酒井形成外科では、2回目以降の方は、あまり心配されずに手術をお受けになっています。

ほおに脂肪注入した場合、腫れると聞いたのですが、外に出られない程でしょうか

A

もちろんある程度脂肪を注入するわけですから、腫れというより膨らみが出ると考えるべきでしょう。
少量の脂肪注入でしたら、手術当日でも殆ど問題はありません。注意点として、注入脂肪はかなりの分が再吸収されます。そのため、やや多めに入れた方が良い場合もあります。その場合、落ち着くのに1ヶ月程度かかり、その間はちょっとぷっくりした感じになるかもしれません。
しかし、大きく目立つというわけではないと考えます。

ほおに弛みが出ていますが、脂肪注入すると法令線は余計目立つようになりますか?

A

脂肪注入は、 酒井形成外科では比較的カジュアルな治療法としていますが、ご希望患者さまは多いように感じます。
頬の適正な部位に脂肪注入を行うと、頬の陥凹部に張りが出るため、法令線が伸ばされ目立たなくなるといわれています。また、同時に法令線上にも脂肪注入を行うため、法令線は目立たなくなると考えます。
脂肪注入の回数ですが、注入された脂肪組織は再吸収を受けるため、当然注入した分が全て定着するわけではありません。まず、1回目の注入後ボリュームの低下を感じたら2回目の注入を行いましょう。通常6ヶ月後くらいになることが多いでしょう。その後は適時、ご希望時に注入を計画していきます。

A

1mm程度です。

A

ほおへの脂肪注入の針の刺入箇所は1〜2箇所です。
下眼瞼は概ね1箇所です。口唇は定着が良くないので余りお勧めしていませんが、もし施術するとしたら2〜3箇所です。
口唇では、真皮脂肪移植の方が遙かに効果が高いと思いますので、こちらをお勧めしています。

A

これは人それぞれです。もし内出血を起こした場合、1週間程度で「あおたん」は黄色に変化し、2週間程度でほぼ吸収します。

A

各注入部位に少量です。多少はちくっとしますが、耐えられない程のものではありません。

A

それらの機種も現在では、光治療系、レーザー系、高周波電気系と各種多数の機種が出ています。どれも脂肪注入後の治療を妨げるものではありません。

ほおの脂肪注入の手術では、打撲のような紫斑の可能性があるようですが、どの程度でしょうか?

A

殆ど内出血が起こることはありません。ただしだからといって、0である保証もありません。
内出血斑が出ることはありますが、1週間程度で紫斑から黄色い斑に代わり目立ちにくくなります。お化粧で十分カモフラージュできます。

A

一度脂肪注入の手術を経験した方が、再度手術を希望なさる方は意外に軽い感じで手術を予約されています。ただ、術後1週間程度はコンシーラなどしっかりした、お化粧が必要でしょう。
つまり、しっかりしたお化粧ができれば、あまり恐れることは無いということです。

ほおがこけているのが悩みです

A

注入脂肪は、かなり再吸収されることを考えると、たった1回の注入で済むとは考えられません。ですから適量を数回にわけるのが常識です。
また、腫れはどのような時にもある程度起こりますので、ご家族の方に内緒ではない方が良いと思います。とはいえ1週間程度でかなり落ち着きますし、腫れもおたふく風邪ほど酷くはありません。
ご家族の方もご納得いただいた後の方が良いのではないでしょうか?
脂肪の採取は、大腿部、下腹部等が多いです。

A

注射が痛いのは針が太いからではなく、注射液が酸性だからです。実は知らなければ、太い針でも細い針でも痛みの感じ方は殆ど変わらないものなのです。
脂肪注入では、細胞に針を通して移植しますので、少し太い針が必要なのです。細い針では細胞が通過しません。
さて、脂肪注入では、注入する脂肪があなたから採取したものですので、実は痛みの程度は少ないのです。しかし、やはり脂肪注入時の疼痛(とうつう)緩和は大事ですので、しっかり麻酔は行います。ご心配は無用です。

くちびるの脂肪注入のQ&A

(くちびる)を厚くする脂肪注入の手術で、自分の希望通りの厚さになったら永久的にその唇の厚さは持続するのでしょうか

A

口唇への脂肪注入は効果が無いわけではありませんが、なかなか満足させる所までいかないのが現状です。
そこで,酒井形成外科では、脂肪注入ではなく真皮脂肪移植を推奨しています。一度定着するとかなりボリュームをアップできますし、概ね1回の手術で目的を達成することが多いと考えます。また、形を整えるのも比較的簡単です。

その他のQ&A

鼻の真ん中にあるほくろを切除したのですが、窪んだ感じの傷になってしまいました。ここへの脂肪注入は可能でしょうか

A

脂肪注入というのは、体表の脂肪層のやや大きな凹みを改善する手段です。たとえば、法令線のくぼみ、頬がこけてきた、目の上が落ちくぼんできた等というときに利用する手技です。
傷跡の小さな陥凹は、真皮性の凹みです。残念ですが、このような傷跡の修正丹生脂肪注入は不適当と思います。

A

酒井形成外科でも手術当日1日ホテルで宿泊し、次の日にチェックできれば可能です。しかし、まず、近くの形成外科で相談してみてください。

鼻の下の溝が深くくっきりしていて目立ちます。目立たなくする方法はありますか

A

脂肪注入ですとアバウトになりやすく、すっきりしないと感じます。
また、シリコンなどは異物感や硬さを感じやすく、口唇には向きません。
アクアミッドのような異物注入法は、決して受けてはいけません。
真皮脂肪移植、筋膜移植、腱移植など移植に際し吸収が起こりにくいもので行うのが良いでしょう。

乳房の美容外科手術のよくある質問

豊胸手術について

左右でカップの大きさがかなり違います

A

ポーランド症候群という、一連の病気があります。単純に片方の乳房の成長障害があるだけのもので、健康には問題はありません。
お嬢さんがそれかどうかは分かりませんが、形態的に悩めるなら、片方のみシリコンプロテーゼを移植する(豊胸術)も大変良い適応かもしれません。 ただし、シリコンプロテーゼ移植には「硬化変形」→カプセルコントラクチャーの可能性もあること等も知っておいて下さい。手放しでシリコンバッグプロテーゼによる豊胸術に飛びつくのはいかがかとも思います。
いずれ一度診察にいらしてはいかがでしょうか。

一番丈夫なシリコンバッグプロテーゼは何年くらい体内に入れておけますか

A

シリコンバッグプロテーゼの入れ替えもさることながら、カプセルの拘縮(コントラクチャー)が心配ですね。
この場合、内視鏡下手術によりカプセレクトミーをしながら、最高級のシリコンバッグプロテーゼに入れ替えるのが良いとは思います。
シリコンバッグプロテーゼは、メーカーで選ぶのが良いでしょう。アメリカの厚生省である FDA許認可ものが優秀です。
ごく最近、乳房インプラントプロテーゼのうち、テキスチャードタイプに悪性のリンパ腫の発生が関連することが分かってきました。ですから、現在は乳房インプラントプロテーゼはスムースタイプを移植することがお薦めです。 日本国ではアラガン社の乳房プロテーゼのみ、厚労省の認可が取れています。

豊胸手術を行いましたが左右の高さが全く違います

A

きちんとした形成外科の専門医のところで、まず相談してみて下さい。
ひとつの方法として、カプセレクトミーをした後、ティシューエキスパンダーを入れ、暫く乳房の乳腺の下に十分な空隙を持つカプセルを作り、その後コヒーシブ・シリコンバッグプロテーゼのやや大きいものを再挿入するという方法もあります。
実は、豊胸術は意外に問題が多いのです。
宣伝が凄く、価格の安さの評判で安易に豊胸術を受ける方が多いのですが、その手術した美容外科クリニックはアフターフォローをしてくれないケースもあるようです。そのため、酒井形成外科に多数の相談が来ています。
かなりの方のアフターフォローをしていますので、一度カウンセリングにいらしてはいかがでしょうか。
もし、遠方であれば、形成外科専門医のいる病院に相談に行ってみて下さい。

過去に繊維腫瘍と診断されましたが、豊胸手術をしても大丈夫でしょうか

A

私の考えでは、豊胸の美容整形手術はできるだけ止めた方が良いと思います。
思ったような形態も触った感じも得られないばかりか、触診等による乳がんの早期発見もしにくいと考えます。
特にあなたの場合、良性腫瘍があるようですが、これが癌化しないという保証もないわけですので注意するに越したことは無いでしょう。
最近、酒井形成外科では他の美容外科クリニックで手術した豊胸のシリコンバッグプロテーゼを除去する方が増えています。 危ない美容外科の林立により、経済的効果を狙ったきわめて「簡易」な豊胸手術により、その後変形等に悩む人は増えているのでしょうね。
安易な考えは禁物と思います。もし、どうしてもとおっしゃるなら、

乳がん検診は、マンモグラフィーではなくMRIで行っている施設を選び、年に1回程度検診を受ける

内視鏡的手術が完備している

全身麻酔でしっかりした剥離(はくり)をおこなってくれそうな施設を選ぶ

豊胸プロテーゼは、ラウンド型でスムースタイプを使用してくれるところ

バストを大きくしたい

A

あまり大きくし過ぎないのなら可能と考えます。

A

豊胸の手術中に関しては、多量出血の報告があります。できるだけ、内視鏡手術ができる施設が良いでしょう。術後、乳房が不自然になることがあります。見た目は綺麗でも触ると硬い等ですね。できれば乳腺下をティッシューエキスパンダーで膨らませてから、シリコンバッグプロテーゼを入れることをお勧めします。
シリコンバッグプロテーゼが粗悪品の場合、これが破れ大変な状況になることもあるようです。液状シリコンやCMCゲル、ヒアルロン酸が中身の場合は、問題が大きくなるようです。コヒーシヴ・シリコンバッグプロテーゼが最も安全ですが、メーカーにより硬いものがあるようです。
また、テキスチャードタイプ(表面がザラザラしている)ものは、悪性の腫瘍の発現が問題になっていますので、スムースタイプのものを選んでもらいましょう。
生理食塩水の場合は、水量が減少したり、触感がチャポチャポしていますのでお勧めできません。

以前に受けた豊胸術でバストが、硬くなってしまいました

A

一度お受けになった豊胸手術後、硬くなるのは、カプセルコントラクチャーといって、プロテーゼの周りの組織の変性です。単に豊胸プロテーゼを交換するだけでは改善しません。
酒井形成外科では、このような患者さまには、硬くなったカプセルを取り除き、新たに柔らかい自然な乳房を表現できるような美容外科の手術を行っています。
これには、カプセルを切除したあと、ティッシューエキスパンダーという組織拡張器を入れ、3ヶ月後に安全で柔らかいコヒーシブ・シリコンバッグプロテーゼを入れ直すというものです。既にかなりの症例を施術しています。
酒井形成外科では、コヒーシブ・シリコンバッグプロテーゼでスムースタイプでラウンドタイプを採用しています。

乳房縮小について

乳房縮小(大)と、乳房縮小(小)について教えてください

A

マストペクシーは乳房つり上げ手術の意味で、マキソクの手術法が有名です。ただし、本格的手術は乳輪周り乳輪から乳房下に、乳房の下部分が作る胸との境界に大きな傷跡を残します。かなり目立ちますので、手術の適応が問われるところです。この手術法が、酒井形成外科で行われている乳房縮小術です。
もうひとつは、乳輪の周りに楕円状に皮膚切除をして、傷跡を乳輪まわりにとどめる手術法があります。ただし、乳房つり上げの効果は少ないので、適応を選びます。
また、乳輪周りの傷跡が不自然という欠点にも注意が必要です。
豊胸をすることで、果たして垂れた乳房が矯正できるか否かは診察してみないとわかりません。

バストを小さくしたいのですが、脂肪吸引をすればよいのでしょうか

A

バスト(乳房)を縮小するために脂肪吸引することはありません。
脂肪吸引をすれば垂れた乳房になってしまいます。通状は乳房縮小術を行います。これはマキソクの手術が有名ですが、乳輪周りと乳房の下に垂直に走る傷跡、さらに乳房下線にも傷跡が残ります。

乳頭縮小について

提灯のように先が膨らんでしまった乳頭ですが、綺麗になるものでしょうか?

A

乳頭縮小手術で、形態を整えることができます。ただし、根元の所では血行を考え丁寧に手術をすることと、垂れ下がった乳頭を上に向けるようにデザインすることが大切です。

陥没乳頭について

陥没乳頭の手術で乳管を切ると母乳が出づらくなったりするのでしょうか

A

乳管は一般的には、乳頭に20〜30本存在するといわれています。陥没乳頭を形成する大きな原因は、乳頭の中心部の乳管が短いことがあげられます。
そこで、乳頭の中心部のみ乳管を切断することはよく行われています。この程度ですと、授乳に対しての影響は無いといわれています。
むしろ陥没乳頭のままですと、ミルクは出ても授乳はできませんよね。

陥没乳頭の手術について入院・通院はどのくらい必要ですか

A

必要ありません。

A

術後翌日と1週間後に、経過観察と装具を外します。術後10〜14日に抜糸を行います。
その後1ヶ月〜2ヶ月後に検診にいらしていただきます。

A

診察後、手術のご意志がありましたら、血液検査をしていただきます。手術は予約となります。

陥没乳頭で乳管を切ることなく完全に治すことは可能でしょうか

A

かなり良いところまで、乳管を障害せず手術可能です。特殊な包帯法で1週間は乳頭を糸で吊しますのでちょっと工夫が必要ですが、慣れれば通勤や通学もできます。
手術は外来で出来ます。手術翌日にチェックすれば、その翌日からは比較的自由です。術後1週間で特殊包帯はとれます。暫くは乳頭固定器をつけます。(スポンジ性の小さな物です。約1ヶ月装着していただきます。)
術後10日で抜糸します。
授乳と見た目の改善目的の美容外科手術です。

若いころ豊胸手術を行なったが、今になって乳頭が陥没してきた

A

陥没乳頭というのは、乳管が短いため乳頭が前方に突出しない状態をいいます。手術の本質的意義は授乳にありますが、実際には外見、つまり格好が美容外科の手術の理由になることも多いのです。
また、現在乳腺炎になりやすいという事情があれば、やはり手術した方が良いと考えます。そうで無く、また授乳ということがなくても、乳頭の形態の改善をお考えになればもちろん手術は良い適応になります。

乳輪・乳首について

乳輪部分の凸凹が気になります

A

まず、一度診察にいらしてはいかがでしょうか。術後の写真等をお見せできます。 かなり綺麗に仕上がりますので、ぜひ御覧になってください。
あなたの場合、乳頭近くの乳輪をうまく切除すれば乳輪縮小できますし、乳輪の凸凹も同時に改善できると考えます。
また、乳頭の高さや大きさの縮小も可能です。

他の美容整形クリニックで乳輪縮小術を受けましたが、カウンセリングで聞かなかった状態となり悩んでいます

A

体質というものがありますので、一概にはいえませんが、一般的には、2〜3ヶ月は傷跡が硬く、時には盛り上がってくることも希ではありません。赤みもあり、説明がないと多くの方は「傷跡が酷くなってしまった」と思うかもしれません。
3ヶ月を越した頃からは、だんだん治まる方向にきます。6ヶ月でかなり治まることが多いのですが、時に1年ほど掛かることもあります。 その間は、適度に傷跡を圧迫し、ステロイドクリームや時にトレチノインを使用することもあります。この場合、医師の観察が不可欠です。
このような術後フォローがあって、はじめて美しい美容形成が可能なのです。
まず、様子を見ることも大切ですが、そもそもの手術のデザインが良くない可能性もあります。形成外科専門医で美容外科を行っている医師に診察をしてもらいましょう。

A

まだ、術後1ヶ月程度なのでなんともいえませんが、現在の状態を診察することで、手術の丁寧さや経過は判断できると思います。
授乳は、問題は無いと思います。

A

拝見しないとなんともいえませんが、恐らくかなり落ち着くとは思います。ただし、体質による違いもありますので、診察してみないとわかりません。
体質に問題がありそうな場合には、治療法があります。

A

まず、注射でフォローし、落ち着いた時分に傷形成術を施術すれば、リカバーできるでしょう。
酒井形成外科では、かなり遠方の方でも、ケロイドや術後瘢痕の修正に見えています。大抵は綺麗に修正できています。

わきが・多汗症のよくある質問

わきが・多汗症についての全般的な質問

多汗症の治療法、料金・評判など共に、さまざまで、どこで治療を行えばよいのかわかりません。何が違うのでしょうか

多汗症で悩んでおります。
男性です。 症状としては、下着のTシャツの脇の下が、汗で冷たくなるくらい濡れてしまいます。においも気になります。

A

多汗症のボツリヌストキシン製剤(ボトックス)治療は健康保険が適応されます。通常は健康保険での治療となることが多いと思いますので、どの医療機関でも治療費は同じはずです。聞くところによると、まだ、自費で治療をしているクリニックもあるようですが、そのよな所ではかなり高価になることもあるでしょう。

A

臭気が病態の基本である「腋臭症」はボツリヌストキシン製剤では治療できません。
ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)が効果があるのは多汗症という脇汗が多い症状の病態です。
腋臭症(わきが)は、剪除法の基本手技であれば健康保険で治療が可能です。剪除法でも超音波メスを使用したり、クワドラカットというシェーバーを使用するときは健康保険が除外されます。
以上の事実を知って、治療を受けるか否かはあなた自身が決めますが、専門医の医師と相談してみるのがよいでしょう。

カウンセリング後すぐに手術をしていただけるでしょうか?

去年他の病院で、わきの汗腺を電気凝固するという手術をしてもらいましたが、また元の状態に戻ってしまったようです。
今度は失敗しないためにも、剪除法(せんじょほう)をと考えていたのですが、傷跡がかなり残りそうなので思案していたところ酒井形成外科の超音波メスによるわきが・多汗症手術を知りました。

A

手術は可能なのですが、やはり一度診察をして、診断をたて、手術法の説明をすべきと考えます。患者さまには医師の説明を聞いた上で治療を決めるべきではないかと思います。
それでもカウンセリング後すぐ手術をご希望であれば、カウンセリングと手術の予約をいれてください。検査は当日行います。

手術方法・費用・傷跡はどの程度残るのでしょうか

A

多汗症は、一般の剪除法では改善はできません。現在の多汗症の治療で最もオーソドックスなものはボツリヌストキシン製剤治療です。
超音波メスを利用した剪除法では、熱作用によりアポクリン汗腺ばかりでなくエクリン汗腺も障害を受けるため、発汗の抑制があるといわれています。
超音波メスを応用したわきが・多汗症手術では、創がとても小さいので術後もの傷跡は目立たなくなりやすいと思います。

A

3〜6か月でかなり目立たなくなりますが、1年後は、殆どわからなくなる方もいます。

A

多汗症とは、エクリン汗腺の発達で、水汗の多い事です。よく、ワイシャツなどの脇の下が汗でベッチョリ濡れている人がいますよね、あれが多汗症です。
わきがとは、通常「臭いわきが」のことです。タマネギ系の臭いが脇からする人のことで、アポクリン汗腺が発達している人をさします。
優性遺伝をしますので、ご両親のどちらかがわきがの方が多いですね。また、耳垢みみあかが湿っていて、ヌタヌタしています。これが診断の基準になります。

A

臭いが出るのはアポクリン汗腺だけです。つまり、多汗症だけの場合、臭いはありません。
しかし、多汗症の方の多くは腋臭症(臭いわきが)を伴っていることが多いのです。

手術後再発の無い治療を希望しているのでが、可能ですか

A

多汗症は治療が大変難しく、剪除法といえど、かなり再発が多いものです。酒井形成外科では単純剪除法より効果が高い、超音波メスによる剪除法を行っています。しかし、多汗症では腋臭症(わきが)にくらべ治療効果が低いのが現状です。
また、ボツリヌストキシン製剤注射治療は1回の注射で4ヶ月くらいしかもたず、年に3回ほどの治療が必要です。確実に1回で、治る治療というのは無いとうのが本来のところだろうと思います。
もちろん、まったく効果が無かったということは無いのですが、完全とはいかないため、1年後に再手術を希望する方も多いのです。超音波メスを利用した剪除法の再手術を繰り返すことで症状は改善していくと考えております。
脱毛治療は、おそらく暫く必要が無くなります。傷が落ち着く3ヶ月以上であれば再開しても良いと思いますが、手術によりかなり(殆ど)毛は生えなくなるようです。

わきが・多汗症の手術について教えてください

A

必要ありません。

A

診察では、患者さまの症状を伺い、実際の脇の皮膚の状態等を観察します。 単純な剪除法の場合は健康保険扱いです。超音波メスを利用した剪除法では自費扱いとなります。

A

術後4〜5日間は包帯をしますので、手の動きに制限があります。日常動作は問題ないのですが、お仕事に支障が出る方もいらっしゃると思います。
この間は自宅で静養できるとよいでしょう。

わきがのよくある質問

乳輪からわきがの臭いがするのですが、手術はできますか

A

通常の剪除法では手術はできませんが、超音波メスでの治療であれば改善すると考えています。

A

残念ですが、健康保険では治療はできません。

小学生でもわきがになるのでしょうか

小学生の娘のことで相談します。
最近、娘が脇の臭いが気になると言い出しました。横にいても全然臭いなんてしないのですが、汗をかいたあと、直接脇の匂いを嗅ぐと、誰でも汗をかくと臭うような匂いでした。
消臭スプレーを使うと、匂いは殆どしません。ちなみに、娘は、夏など少し動くとすごい汗をかきます。

A

父親または母親のいずれかがわきがであれば、それが少ないものであってもお子さんに強く遺伝する場合があります。
また、わきが(臭い)方は耳垢みみあかが湿っています。この辺で臭いわきがか否かが判定できます。ただし、思春期10才〜20才くらいの間では性ホルモンの分泌が多くなるため、一時的に臭いがきつくなることもあります。暫くは様子を見ていて良いと思います。
汗の量が多いのは、多汗症といい、臭いわきがとは別症候です。どうしても気になるなら一度診察にお越しください。

8歳の娘のわきが臭うのですが…

A

8才では性ホルモンが少ないため、さほどわきが臭はないはずです。ただし両親がわきがで、耳垢みみあかがべとべとしていれば、将来わきがにはなる可能性はあります。 まず、わきをよく洗うことです。こすりすぎはいけません。
制汗剤を丁寧に塗ってあげましょう。市販品で大丈夫です。もし、かぶれることがあれば迷わず皮膚科に行きましょう。
よくあるのは「一種の幻臭」です。大したことが無いのにそれが大きく感じてしまうことです。親御さんもあまり大げさに考えないようにしてあげてください。将来お子さんが神経質になってしまうこともあるからです。

私は、間違いなくわきがだと思います

A

耳垢みみあかが濡れていれば、間違いなく腋臭症(わきが)です。外科的治療法をお望みであれば、形成外科での手術を受けましょう。単純な剪除法であれば健康保険が適応されます。形成外科専門医であれば概ねどの医師もレベルは同じ程度だと思います。
単純剪除法では、やや傷跡が残りやすいのが注意点になります。
これに対し超音波メスを利用した剪除法もあります。傷跡が比較的小さいため術後がとても綺麗なのが特徴です。また、手術範囲も比較的広いので効果も高く、他の手術法に比べ安全度が高く、術後の固定期間も短い為、利便性も高いと思います。
ただし、治療は自費診療となります。

腋臭の治療を受けようと思っているのですが

A

塩化アルミニウムアンモニウムの制汗作用が強いといわれています。なかなか調剤薬局でも作ってくれませんが、医師の処方せんを持参すると、なんとか作ってくれるところもあるようです。
その他のモノは、殆ど「バン」とか「エイトフォー」に含まれているようです。

わきがと多汗症を治したい

A

酒井形成外科でのわきが治療は2種類あります。
健康保険適応の方法は通常の剪除法(せんじょほう)です。この方法でも十分効果はあり問題は少ないと思いますが、傷跡がやや長いのと、施術範囲が少し狭いという問題点もあります。
手術後の経過は術後2〜3日でドレーン(血溜まりを防ぐ管)を抜きます。術後4〜5日でタイオーバー(皮膚を圧迫するためのガーゼの縫い込み)を外します。術後7〜8日で包帯を外します。術後14日で抜糸を行います。
次に超音波メスを利用した剪除法です。この方法は、小さな切開線から超音波メスのプローブを入れ、広範囲に作用させます。
創は、1cm程度のものが2〜3個で済みます。術後1〜2日でドレーン抜去をします。術後3日でタイオーバーを除去し術後4〜5日で包帯も外します。効果も高く手術範囲も広く包帯で拘束される期間短いのですが、健康保険除外診療(自費診療)となります。

わきが治療で、永久脱毛の効果はありますか?

A

わきがの手術は脱毛が目的ではありませんが、70%程度の毛が減ります。

A

アポクリン汗腺は無数にあり、すべてを取り除いてしまうと皮膚を壊死に陥らせます。
手術ではおおよそ50%の減少です。
したがって臭気を完全に無くすことはできません。また、だれでも多少の体臭があります。脇の臭いを完全に無くす必要も無いと思います。

A

汗の量はエクリン汗腺が関与しています。
この腺はアポクリン汗腺よりさらに皮膚側に埋まっていますので、一般のわきが手術(剪除法、吸引法等)では、殆ど切除されないといわれています。
酒井形成外科で行っている超音波メスを利用した剪除法では、摩擦熱によりエクリン汗腺も多少減少してることが分かっています。
また、超音波枝メスを利用した剪除法では、多くの患者さまから確実に汗の量は減ったという感想もいただいております。

わきが手術での効果、リスクについて

A

効果は通常の剪除法より高いと考えています。それは、施術範囲が広いからでしょう。
通常の剪除法(せんじょほう)の2倍の面積が施術範囲になります。
傷跡が小さいことも利点になるでしょう。
リスクとしては、摩擦熱傷があります。超音波メスの先端は激しい振動がありこれが組織破砕を起こしているのですが、反面として摩擦熱が起こり、長時間プローブの先端が同一部位に作用すると組織に焼けどがおこます。場合によっては、組織壊死が起こる可能性があるということです。もし、これが起きたとしても概ね小範囲ですので、問題は少ないのですが注意は必要です。

超音波メスによるわきが・多汗症手術のよくある質問

超音波メスによるわきが手術では、すそわきがも治療可能でしょうか

A

わきがの臭いはアポクリン汗腺から発生します。アポクリン汗腺の皮膚の開口は乳房線(mammary line)上の毛穴です。とすると、アポクリン汗腺の臭気が出る可能性はわきの下、乳輪まわり、陰毛発生部外側となります。
わきの下の臭気はいわゆる「わきが」、乳輪の臭気は「乳輪わきが」、陰毛外側の臭気は「すそわきが」と呼ばれています。
著音波メスは皮膚に1cm程度の切開を入れられれば、概ねどこにでも作用させられますので、「乳輪」や「すそ」も治療可能です。

超音波メスでわきがの手術を行った場合、脇毛はどの位減るのでしょうか?

A

超音波メスでのわきが治療でも脇毛はかなり減少しますが、まばらに残ることが確認されています。

ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)注射法は、以前手術をした脇にも適用できるのですか

ボトックスによるわきが治療について聞きします

A

わきがは臭気の疾患で原因組織はアポクリン汗腺です。わきがの治療では、このアポクリン汗腺を除去する必要があります。一般の剪除法(せんじょほう)や超音波メスによる剪除法で手術を行うべきです。
ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)は、脇汗の減少はできても臭気には効果がありません。

A

ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)注射後暫くは、多少の違和感や僅かな痛みがあるかもしれませんが、腕が動かないとか肩周囲が突っ張ることはありません。

多汗症のよくある質問

「どうしよう」と思えば思うほど、汗をかいてしまいます

A

多汗症は、自律神経系で起こります。時に内服治療が有効な時もあります。精神安定剤や自律神経失調用剤です。

A

精神発汗といいます。別名冷や汗とも表現されています。焦った時や気分が悪い時にでる汗です。
多汗症の治療で、過去に交感神経節遮断手術という方法がありましたが、発汗部位が改善するとともに他の部位の発汗が異常に増加する症例があり、この治療法は無くなりました。

A

最もお勧めな治療法は、ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)治療です。ボツリヌス毒を利用した治療です。厚労省の認可があり健康保険適応です。

脇の下及び腕や足の関節部分からの発汗が、異様なほど多いのですが、この場合も治療方法はわきが・多汗症のサイトで紹介されているようなものなのでしょうか

A

多汗症はエクリン汗腺がよく発達している方、腋臭症はアポクリン汗腺がよく発達している方がでる症状です。
日本人では他民族と異なり、アポクリン汗腺の発達が少ない人が多く、いわゆる臭いわきがは少ない国民なのです。臭気が少ない人達の間では、臭いのする人はかえって目立ってしまうのかもしれません。
このアポクリン汗腺は、日本人では脇に集中していて、いわゆる脇に臭いのある方は、ここの手術をすればかなり体臭が軽減されます。
これに対し、エクリン汗腺は体のどこの皮膚にも存在します。
たしかに普通の汗は体のどこからでも分泌されますよね。
しかし、わきの下はいつも皮膚同士がくっついている関係で、汗が溜まり易いのと同時にアポクリン汗腺の分泌もあるわけですから、衛生上気になる方も多いわけです。
特に臭いは日本人の場合敬遠されることが多く、わきがの治療は日本独特のものなのです。
この臭いワキガの治療は、皮下のアポクリン汗腺の摘出ですが、一つ一つ切除できるわけではないので、皮下の組織を一気に摂るという手術をします。これが、「剪除法(せんじょほう)」といわれる手術法です。この手術の際、小量のエクリン腺も切除されるといわれています。超音波メスによる剪除法ではエクリン腺への影響も多く多少多汗症が改善するといわれています。
ちなみにアポクリン汗腺の量は遺伝により、エクリン汗腺の量は自律神経が関係しています。
額から汗がたらたら、手の平がぐっしょり、なんていう方には手術治療はなかなか大変です。自律神経節遮断術という手術が行われた時期もありますが、代償性発汗が増加したため、現在では行われなくなりました。
現在では、わきの下にボツリヌストキシン製剤(ボトックス)注射を行う治療法が健康保険適応になっています。健康保険適応ではありませんが、ひたいや頭皮、手のひら等発汗が多い所にも局所的にボツリヌストキシン製剤(ボトックス)を作用させることは可能です。

もともと汗をかく体質ではないのですが、脇の下だけ汗をかくようになりました。突然体質が変わることはあるのでしょうか

A

成人以降になるといきなり体質が変ることはないと思いますが、環境の変化で少量の多汗症の表現が大きくなってきたとも考えられます。
つまり、根底には多汗症があり、環境の変化で最近になり症状が大きくなったのではないかと考えるわけです。

A

今まで腋毛が多少の汗を貯めていられたのが、ツルツルになって、汗の水分貯留が少なくなり、いわゆる流れる汗と感じられるようになったと考えられます。

A

成人以降になるといきなり体質が変ることはないと思いますが、環境の変化で少量の多汗症の表現が大きくなってきたとも考えられます。
つまり、根底には多汗症があり、環境の変化で最近になり症状が大きくなったのではないかと考えるわけです。

A

これは逆のような感じがします。

A

臭気に関しては一般的な剪除法や超音波メスによる剪除法が有効ですが、多汗症では、手術法では決め手はありません。超音波メスによる剪除法が多少の有効性を認めるに留まります。多汗症ではボツリヌストキシン製剤の局所用法が良い適応になります。

A

ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)の皮膚内注射が期間限定ですが、有効とされています

脇の下の多汗症で悩んでいます

A

超音波メスによるわきが・多汗症手術では、脇の下に片方で1〜2cm程度の傷を3ヶ所置きそこから超音波メスのハンドピースの先端を入れかなり広範囲に皮下のアポクリン汗腺を中心にキューシング(超音波で削ること)します。
脇の下の皮膚の傷跡は比較的目立たなくなりますが、やはり6ヶ月〜12ヶ月はやや赤みが残りますので暫くの間は我慢してもらっています。
手術の時は、上半身は裸になりますので、手術前に術衣に着替えてもらいます。手術の日の来院時は、前止めの衣服で脇がゆったりしたものが良いと思います。

汗の量・においを同時に治したいのですが

15年ほど前に田舎の外科でわきがの手術を受けました。両脇に10センチほどの傷跡が残った上、汗の量、臭いとも殆ど変化が無く悩んでいます。

A

まず、両脇にすでに傷跡があるわけですから、その傷跡を綺麗にするのと同時にその傷から剪除法(せんじょほう)を行いましょう。きちんと手術をされていれば、わきがの臭気はかなり改善されます。傷跡が10cmもありますので、剪除法せんじょほうはかなりしっかりかつ広範囲に施術できるはずです。その後、形成外科的に縫合を行えば悩みの目立つ傷跡もかなり綺麗になりそうです。

わきが・多汗症の手術の術後経過、再手術、傷跡について

「どうしよう」と思えば思うほど、汗をかいてしまいます

A

多汗症は、自律神経系で起こります。時に内服治療が有効な時もあります。精神安定剤や自律神経失調用剤です。

A

精神発汗といいます。別名冷や汗とも表現されています。焦った時や気分が悪い時にでる汗です。
多汗症の治療で、過去に交感神経節遮断手術という方法がありましたが、発汗部位が改善するとともに他の部位の発汗が異常に増加する症例があり、この治療法は無くなりました。

A

最もお勧めな治療法は、ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)治療です。ボツリヌス毒を利用した治療です。厚労省の認可があり健康保険適応です。

脇の下及び腕や足の関節部分からの発汗が、異様なほど多いのですが、この場合も治療方法はわきが・多汗症のサイトで紹介されているようなものなのでしょうか

A

多汗症はエクリン汗腺がよく発達している方、腋臭症はアポクリン汗腺がよく発達している方がでる症状です。
日本人では他民族と異なり、アポクリン汗腺の発達が少ない人が多く、いわゆる臭いわきがは少ない国民なのです。臭気が少ない人達の間では、臭いのする人はかえって目立ってしまうのかもしれません。
このアポクリン汗腺は、日本人では脇に集中していて、いわゆる脇に臭いのある方は、ここの手術をすればかなり体臭が軽減されます。
これに対し、エクリン汗腺は体のどこの皮膚にも存在します。
たしかに普通の汗は体のどこからでも分泌されますよね。
しかし、わきの下はいつも皮膚同士がくっついている関係で、汗が溜まり易いのと同時にアポクリン汗腺の分泌もあるわけですから、衛生上気になる方も多いわけです。
特に臭いは日本人の場合敬遠されることが多く、わきがの治療は日本独特のものなのです。
この臭いワキガの治療は、皮下のアポクリン汗腺の摘出ですが、一つ一つ切除できるわけではないので、皮下の組織を一気に摂るという手術をします。これが、「剪除法(せんじょほう)」といわれる手術法です。この手術の際、小量のエクリン腺も切除されるといわれています。超音波メスによる剪除法ではエクリン腺への影響も多く多少多汗症が改善するといわれています。
ちなみにアポクリン汗腺の量は遺伝により、エクリン汗腺の量は自律神経が関係しています。
額から汗がたらたら、手の平がぐっしょり、なんていう方には手術治療はなかなか大変です。自律神経節遮断術という手術が行われた時期もありますが、代償性発汗が増加したため、現在では行われなくなりました。
現在では、わきの下にボツリヌストキシン製剤(ボトックス)注射を行う治療法が健康保険適応になっています。健康保険適応ではありませんが、ひたいや頭皮、手のひら等発汗が多い所にも局所的にボツリヌストキシン製剤(ボトックス)を作用させることは可能です。

もともと汗をかく体質ではないのですが、脇の下だけ汗をかくようになりました。突然体質が変わることはあるのでしょうか

A

成人以降になるといきなり体質が変ることはないと思いますが、環境の変化で少量の多汗症の表現が大きくなってきたとも考えられます。
つまり、根底には多汗症があり、環境の変化で最近になり症状が大きくなったのではないかと考えるわけです。

A

今まで腋毛が多少の汗を貯めていられたのが、ツルツルになって、汗の水分貯留が少なくなり、いわゆる流れる汗と感じられるようになったと考えられます。

A

成人以降になるといきなり体質が変ることはないと思いますが、環境の変化で少量の多汗症の表現が大きくなってきたとも考えられます。
つまり、根底には多汗症があり、環境の変化で最近になり症状が大きくなったのではないかと考えるわけです。

A

これは逆のような感じがします。

A

臭気に関しては一般的な剪除法や超音波メスによる剪除法が有効ですが、多汗症では、手術法では決め手はありません。超音波メスによる剪除法が多少の有効性を認めるに留まります。多汗症ではボツリヌストキシン製剤の局所用法が良い適応になります。

A

ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)の皮膚内注射が期間限定ですが、有効とされています

脇の下の多汗症で悩んでいます

A

超音波メスによるわきが・多汗症手術では、脇の下に片方で1〜2cm程度の傷を3ヶ所置きそこから超音波メスのハンドピースの先端を入れかなり広範囲に皮下のアポクリン汗腺を中心にキューシング(超音波で削ること)します。
脇の下の皮膚の傷跡は比較的目立たなくなりますが、やはり6ヶ月〜12ヶ月はやや赤みが残りますので暫くの間は我慢してもらっています。
手術の時は、上半身は裸になりますので、手術前に術衣に着替えてもらいます。手術の日の来院時は、前止めの衣服で脇がゆったりしたものが良いと思います。

汗の量・においを同時に治したいのですが

15年ほど前に田舎の外科でわきがの手術を受けました。両脇に10センチほどの傷跡が残った上、汗の量、臭いとも殆ど変化が無く悩んでいます。

A

まず、両脇にすでに傷跡があるわけですから、その傷跡を綺麗にするのと同時にその傷から剪除法(せんじょほう)を行いましょう。きちんと手術をされていれば、わきがの臭気はかなり改善されます。傷跡が10cmもありますので、剪除法せんじょほうはかなりしっかりかつ広範囲に施術できるはずです。その後、形成外科的に縫合を行えば悩みの目立つ傷跡もかなり綺麗になりそうです。

わきが・多汗症の手術の術後経過、再手術、傷跡について

他院で行った手術ですが、状態を診たり傷跡修正手術を受けたりすることは可能ですか

他のクリニックでわきがの手術を受けて、もうすぐ2週間経つ状態です。その後に酒井形成外科のわきが・多汗症のサイトを見つけてとても詳しく書いてあったのでお聞きしたいのですが…。
今、術後の傷跡が残るのがとても不安で、他の情報サイト等を見るとケロイドが残って…というような記載があって、自分もそのようになってしまうのではないか?!と不安が消えません。

A

酒井形成外科では、他院手術の状態の確認やその後の修正もお引き受けしています。遠慮なくお尋ね下さい。ステロイド治療等は、創(きず)が肥厚化した暁に行うべき処置ですので、術後2週間では早過ぎると思います。トラニラストの処方はご希望があれば処方いたします。

A

まだ、2週間しか経過してませんので、わきが手術後の皮膚表面は硬くなったり、内出血が残ったり、場合によっては一部皮膚の不安定な場所もあると思います。
しかし、わきの下の皮膚は丈夫なので、時間が経てば意外に綺麗になると思います。
ですから、あわてずフォローをしてください。もちろん、酒井形成外科で経過を拝見させていただきます。

某有名な美容外科で、わきが・多汗症の手術を受けたのですが、傷跡がいまだに消えません

五年前、多汗症の治療のため、某有名な美容外科で、わきが・多汗症の手術を受けました。その結果、皮膚にいくつもの手術痕(線)ができボコボコして、色素沈着もあり、失敗とは思いませんが、傷跡がいまだに消えません。

A

まず、手術後5年が経過しているわけですから、傷跡は十分落ち着いているはずです。ぼこぼこ盛り上がったした傷跡は、再手術で形成外科的に修正を行えばかなり改善すると考えます。傷跡の色素沈着は、レーザーでは効果はありません。
ハイドロキノン療法等を気長に行うべきでしょう。

他院でのわきが手術ですが、術後の傷跡・色素沈着・出血・皮膚が引っ張られるような違和感が残っています。改善することは可能でしょうか

私は子供の頃からわきがに悩んでいました。
今年の夏に他院にてわきがの手術を受けたのですが、臭いについては改善されましたが、傷跡がひどく皺のようになってしまっています。
色素沈着も薄くなっているとはいえ、まだまだ赤茶色。
一番悩んでいるのは、右側の脇が今もまだ手術後の皮膚の毛穴らしき穴から血が出て、膿んでいることと、腕を伸ばしたりした時の皮膚が引っ張られるような違和感が今もまだ取れません。
これは失敗なのでしょうか。
治療して貰ったその医院は、アフターケア等で不満も多く、被害にあっている方もいるようで、相談しても綺麗に治して貰えるか不安です。

A

あなたが治療を受けたクリニックは手術後のフォローが杜撰だったのでしょうね。
まず、長期間続く感染創は、放置すべきではありません。きちんと処置を行えばすぐにも治ると思います。
肩関節を動かす際引きつれを感じるのは、手術後2〜3ヶ月であれば起こりうることですが、瘢痕拘縮か否かは、担当医がキチンと説明してくれるべきですね。
患者さまに対して杜撰な対応をする医療機関や医師はいるものです。それがすべて失敗とか被害という事にはならないかもしれませんが、残念なことです。
いま、お通いになっている医療機関が信頼できないと思ったら、酒井形成外科に転院しても良いでしょう。

わきがの手術後、脇が固定された状態を知りたいのですが

わきがの手術を考えていて、評判のよい形成外科を探しています。
以前、別の美容外科でカウンセリングを受けたところ、臭いのする人の中のレベルでいうと中の下と言われました。体質的にもすごい多汗です。
私は、接客業を一時休んでわきがの手術を考えています。仕事的にも体を動かす方です。
すぐ働かなければいけませんし、傷跡は残したくありません。多汗にも効果のあるものが良いのですが、痛みも怖いです。しかし、この体質のことを考えて好きな仕事を選べないのはもう嫌なのです。
自分には、どのような治療があっているのか、手術方法が多過ぎてわかりません。

A

では、剪除法(せんじょほう)の手術と超音波メスを使った剪除法の手術を解説しましょう。
剪除法(せんじょほう)は、脇の毛の中心部をやや大きめに横に切開を入れます。皮下を剥がし脂肪組織とともにアプクリン腺をはさみで除去していきます。真皮が見えるところまで組織を切除します。術後創を閉じるとガーゼでタイオーバーを施します。
タイオーバーとはガーゼの塊を皮膚に縫い付け圧迫をかける方法です。タイオーバーは4〜5日間施行します。その後タイオーバーを除去したあと包帯を2日間ほど巻いておきます。タイオーバーをつけている時は外出や運動は控えてもらいます。電車のいすに座れるとしたら術後6日程度からだとお考え下さい。
次に超音波メスによる剪除法の場合です。手術後2日はタイオーバーをしますがその後は包帯を1〜2日巻いておくだけで良いのです。術後電車に座れるのは術後3日目くらいからでも大丈夫です。
肩が張ったり、痛みを感じたりするのはタイオーバーをしている時です。通常の剪除法であれば術後5日ほど、超音波メスによる剪除法の場合2日間程度です。
わきがの手術では超音波メスを利用することはありますが、超音波だけというのはありません。つまり、普通の超音波というと診断装置だったりしますので、これで治療は不可能です。

わきがの手術後の傷跡について

A

わきの傷跡は比較的綺麗になるものですが、時に体質等により肥厚化することもあります。この場合、トラニラストという内服薬とともに、肥厚性瘢痕用ステロイドを局所に注射しながら様子を見ていきます。
十分落ち着いた頃合いを見計らい、肥厚化した傷跡を切除、美容的縫合を行います。
十分に形成外科的フォローをしていくことで、大抵の傷跡は綺麗に改善します。ただし、結果を判定するのに1年くらいは様子を見ていきます。その間もトラニラストの服用は続けます。

脇の傷跡は綺麗に治りますか?

A

わきが・多汗症の手術では、比較的傷が残ることがあります。
それは、皮膚質にもよります。通常、最初の手術から6か月ほど保存治療を行い、その後で傷を綺麗にする二次的手術を行います。
手術は、普通の瘢痕形成を行うことで、大抵は1年程で、かなり綺麗に修正されます。

わきがと多汗症の再手術について悩んでいます

私はわきがと多汗症で悩んでいます。平成10年9月にあるクリニックで超音波によるわきが手術を受けたのですが、以前と変わらず治りません。
これでわきがの悩みともサヨナラできると思っていました。
恐怖感もありましたが、勇気を出して手術を受けたはずなのに…

A

超音波メスの先端は勢いよく振動しています。これが組織の破砕を促します。しかし、同時に摩擦熱により高温にもなるのです。冷却装置を使用しても手技がぎこちないと皮膚に重い熱傷を来たし皮膚潰瘍を創ってしまうこともあります。これを怖がっていると、今度は効果が無くなってしまうこともあるのです。
超音波メスによる剪除法は何回でも手術が可能ですので、当院での手術でリベンジを果たしていただきたいものです。
レーザー脱毛とわきがや多汗症は、基本的には関係はありません。

わきがの手術後の傷跡について

A

剪除法(せんじょほう)ですと、剪除された皮膚の範囲には殆ど毛は生えなくなりますが、その外周囲には普通に怪我生えるため、たわし状になることもあります。
超音波メスを利用した剪除法では、概ねわき毛の範囲は剪除されます。超音波メスの場合は、毛根が残ることが多く、毛の密度は半減しますが、完全に抜けきることはありません。
また、剪除範囲が広いため周囲だけ毛が生え残るということもありません。均等に毛が減少する感じです。

わきが・多汗症の手術の傷跡について悩んでいます

わきが・多汗症の手術を受けたいのですが、私はもともと傷跡が残る体質で傷には神経質になっています

A

最近は、3ヶ所の小切開を設けることが多いです。というのは、臭いが最も激しい箇所を中心に考えると、その周囲は上下に2ヶ所切開することで効果が高いことが分かったからです。

A

主に範囲です。現在では、かなり広範囲の手術を心掛けるようにしていますので、3ケ所が定番です。

A

あまり小さくすると超音波メスの先端(プローべ)がよく動かなくなります。中心は2cmの切開で、周囲上下は1cmくらいが現在の傷の長さです。

A

やはり1年くらいは見ておいた方が良いでしょう。

A

傷跡の善し悪しはその方の肌の体質が大きく関係してきます。
わきが手術は、まず、臭いを減少させねば意味がありません。そのため傷跡の善し悪しは、とりあえずは無視します。傷跡があまりかんばしくなくとも、6ヶ月は落ち着くのを待ちます。
ところが、あまり落ち着きが悪ければ、ここで初めて傷跡修正手術を行います。もし、傷跡が残り易い患者さまには、予めトラニラストというファイブロブラスト(傷を肥厚させる細胞)を抑制させる薬を内服します(健康保険適応)。
さらにステロイドの局所注射等で、傷を落ち着かせます。その後、十分待ってから、傷跡修正手術を行います。

A

ありました。中には、ケロイド体質の患者さまもいました。
ケロイド体質は、遺伝性ですから医師の手技のレベルに関係ありません。出てしまう方は、ケロイドが発生してしまうのです。
しかし、ステロイドの注射治療で概ね軽快し、脇の下の皮膚では目立たなくなることが殆どです。

A

2〜3年かかる方もいます。

A

ボツリヌストキシン製剤(ボトックス)治療では、多汗症は抑えられます。ただし1年に2回注射を受けなくてはなりません。もっとも健康保険が適応されていますので、費用的には利便性は高くなりました。
しかし、脇の臭いに関しては全く効果が無いようです。

脂肪吸引のよくある質問

顔の脂肪吸引に関すること

鼻筋を通す美容整形手術と顔全体の脂肪吸引をしたいのですが、同時に行った場合、顔のマッサージはいつから可能ですか?

A

顔全体の脂肪吸引といのは、漠然としています。恐らく額とかこめかみの脂肪吸引はないと思いますので、頬とか顎(あご)下の脂肪吸引を指しているのでしょう。
ここで注意して欲しいことがあります。脂肪吸引をすると、皮膚が弛むということです。皮膚が、弛まない程度には脂肪吸引もできますが、今度は効果を感じないかもしれません。ある程度しっかり脂肪吸引をすると頬に皺が増えたり,弛むことがあるため、ミニフェイスリフトを行う必要があると考えます。本格的なフェイスリフトではなく、あくまで余剰皮膚を正常化するということです。切開範囲も少なく傷跡も目立ちません。また、顔が小さくなりますのでより効果的と考えます。
顔のマッサージはフェイスリフト後1ヶ月程度は行わない方が無難でしょう。

頬の脂肪吸引ですが、どのくらいで腫れや傷跡が目立たなくなりますか

A

頬の脂肪吸引は小量であれば,比較的簡単に施術を受けることが可能です。
手術後包帯を2日間ほど巻きますので、一見重症感があります。この時だけは、外出を控えた方が良いかもしれません。その後は、洗顔や洗髪、お化粧が可能になります。若干内出血の色合いが出る事もありますが、メイクで何とか隠せる範囲でしょう。内出血の色は2週間ほどで消退します。創は2〜3mm程度の小さなものですのでほとんど目立たないと思います。
頬骨を削る場合、暫く腫れますので、同時に脂肪吸引を行うことはできません。
頬骨削り後2〜3ヶ月して、必要に応じ手術が可能ですが、頬骨と皮下脂肪等皮下の組織を除去すれば、当然皮膚は弛みますので、場合によっては、フェイスリフトが必要になるかもしれません。

ほおを少量の脂肪吸引をした場合、術後の固定はどの程度必要ですか

A

まず、顔の脂肪吸引といっても,範囲があると思います。一般的には法令線の上の頬、耳の前の頬の下部たあご下等でしょう。
脂肪吸引では、専用のカニューレを脂肪層に差し込んで吸引します。
この時、脂肪の吸引量がほんの少量でも、内出血が起こります。これを最小限に留めるためにも、術後の圧迫は欠かせないものなのです。ということは、術後一切圧迫をしないというのは間違っています。
圧迫バンドは、固定制が悪いものが多いため、酒井形成外科では利用しておりません。
酒井形成外科での顔の脂肪吸引後の圧迫は、包帯を使用します。期間は2〜3日です。

A

希望があれば、静脈麻酔は施術いたします。

A

恐らく垂れ込み現象がおこり、ブルドック顔になる危険性も考えられます。ですから、フェイスリフトと同時進行が望ましいことが多いのです。

ほおの脂肪吸引は余程頬がパンパンの人しか行なわないのでしょうか

A

ほおが膨らんでいる」という症状は、頬の皮下脂肪というよりバッカルファットという顔面神経やステノン管を保護している、かなり深部の脂肪の塊が多いことが原因のことがあります。これは脂肪吸引できません。
また、仮に皮下脂肪が多い場合においても不用意に脂肪吸引すると、ほおが「こけてしまって」かえって「ふけ顔」になることもあります。
ただし、法令線の外側が異状に膨らんでいるような症例では、少量の脂肪吸引が良い結果を出すこともあり、手術はその症状によります。
そこで、診察したうえで、単純ならば、手術はしないほうが良いというアドバイスになることもありますし、口腔内からバッカルファットのみを少量摘出することや、フェイスリフトをしながら、脂肪吸引をしましょうという、やや複雑な手術をアドバイスすることもあります。
きちんと症状に合わせた治療法を選択できれば、凸凹になることは少なくなるでしょう。

複数箇所の脂肪吸引に関すること

おなか全体や太ももなどを一度の脂肪吸引手術で吸引することはできますか

A

脂肪吸引では、吸引する前にチュームセントという前処置液を吸引する脂肪層に注入し、出血の低下と脂肪の遊離に利用します。
しかしながら、体液と共にかなりの血液も吸引されるので、吸引のし過ぎは出血多量につながります。
過去の脂肪吸引での死亡例の多くは、多量脂肪吸引のための出血多量が原因とされています。
基本的に脂肪吸引は、3リットルになった時点が手術終了のターニングポイントと考えます。
もちろん、その時点以前で血液検査をし、貧血のチェックを行います。
貴方のお腹、太ももが多量の脂肪を吸引しなくてはならない状態であれば、2回に分ける必要があります。しかし、両者を吸引したとしても3リットルに満たないようなら、同時吸引も可能でしょう。
これは診察時点でほぼ決定できます。

脂肪吸引手術一般に関すること

脂肪吸引後の回復期間とむくみ、拘縮こうしゅくのケアが気になります

A

脂肪吸引手術は、全身麻酔が基本です。局所麻酔入院無し、という場合はかなり少量の脂肪吸引に留めるべきでしょう。
脂肪吸引では、患者さまの手術中の苦痛をいかに取り除くかが最大のポイントになります。その点全身麻酔は、最も良い方法になります。
脂肪吸引の術後の腫れは2か月、そしてその後手術部位の硬い感じが3〜4か月続きます。できるだけ専用ガードルを着用しましょう。

A

カウンセリングした医師が執刀いたします。術後ケアも基本的には執刀医が行います。

脂肪吸引後入院することはできるのでしょうか?また、綺麗に落ち着くまでの症状とその期間について教えてください

A

脂肪吸引では、全身麻酔が基本です。そのため、必ず、1日は入院いたします。

A

勿論あると思いますが、入院中のため疼痛とうつう処置は万全をつくします。

A

脂肪吸引術後の経過を参考までにお知らせします。
術後翌日に酒井形成外科で、丁寧に包帯でコルセットを作ります。このまま4日間を自宅またはホテル等で安静に過ごします。術後5日目に来院していただき、まず、シャワー浴後専用ガードルを着用していただきます。これは酒井形成外科でデザインし下着メーカーに専用で作らせているものです。殆どの方が2着お買い上げになり、洗濯をしながら2か月着用し、体型を構成します。
脂肪吸引後の腫れは、1か月くらいでかなり退いてきますが、2か月は腫れていると考えたほうが良いでしょう。この期間は脂肪吸引部位が硬く感じます。3〜4か月で硬さもかなり治まり自然な感じになります。
内出血の色合い等は3週間ほどで落ち着きます。

A

入浴や歩行程度なら術後1週間で日常生活が可能でしょう。
運動も自由になるには1か月ほどでしょうか。

脂肪吸引の再手術に関すること

脂肪吸引の費用はどのようにして決められるのですか

A

診察のうえ価格は決定しています。

A

まず、カウンセリングにいらしてはいかがでしょうか?
そこからすべてが始まります。

婦人科の美容外科手術のよくある質問

小陰唇・大陰唇に関すること

小陰唇がなくて、クリトリスなどが、むき出しだと思うのですが、これはおかしいことでしょうか

A

小陰唇が小さい方は日本人には多いです。また、小陰唇が大きい方で、これを小さくする女性器の手術はよく行っております。
クリトリスがむき出しという人は、まずいません。よく、クリトリス包皮が大きすぎて、これをクリトリスと思い込み、クリトリス肥大だと勘違いしている方がいます。もしかすると、あなたも、クリトリス包皮の余剰が形態の悩みに繋がっているのかもしれません。
ただし、内分泌の異常や染色体異常で、クリトリスがあたかも小さなペニスのように肥大している方もいます。まず、診察を受けてみましょう。

小陰唇が大陰唇から出ていて、しわしわです。これは普通ではないのでしょうか

A

実は多くの女性は大人になるにつれ、小陰唇が大陰唇から顔を出ようになるものです。時には小陰唇が大きくはみ出て、その形態が嫌だと思う方も多いようです。
もちろん、小陰唇が小ぶりで、大陰唇からはみ出ていない方もいますが、異常ではありません。
小陰唇の大きさに対しては正常の範囲という規律は無いことになっています。しかし、ご自分の形態が嫌であれば、小陰唇縮小手術で改善できますので、形成外科専門医に相談してみましょう。
しかし、傷跡や形態の美しさは担当医師の技量によりますので、少なくとも、形成外科専門医が手がける医療機関での手術をお勧めします。

ヒダが外側に開いてしまっているため人よりも大きいように思います。ヒダは何のためにあるのでしょうか。

A

日本人では、このような方がむしろ一般的といえます。この状態をクリトリス包茎といいます。
無理に包皮を剥こうとすれば、基本的には剥けると思います。また、この状態が問題と感じれば手術で簡単に処置できます。

A

たしかに年齢が上がると小陰唇は延びる傾向にあります。また、自分で長いことこれを引っ張る癖があったり、下着やパンツで引っ張られてしまう方も小陰唇は延びるようです。
さらに、小陰唇は伸びて長くなると、周囲に色素沈着がおこったり、シワやひだが増えるためとても黒ずんで見えてしまいます。

A

膣前庭(膣口や外尿道口がある粘膜)を守るためです。また、尿の排泄を一定に保つという働きもあるようです。

A

もちろん可能です。
丁寧なデザインと細やかな技術で、術後の不自然感を殆ど無くします。一見簡単な手術のようですが、左右の対称感や自然な丸み感など、切除デザインはなかなか難しいものです。
また、「はさみでチョッキン!後は適当に縫って、お終い。」という安易に小陰唇縮小を行っているクリニックも多いようです。手術にどれだけ時間をかけているかを確かめるのも一考でしょう。丁寧にデザイン縫合を行い、2時間程度は必要でしょう。

小陰唇形成後の陰核や小陰唇の感覚について変化したりしないでしょうか。また、女性器の色にも悩んでいます

A

小陰唇縮小手術は病気に適応する手術ではありませんので、自費扱いになります。

A

お写真は他人のプライバシーにかかわります。つまり、その患者さまがご自分の症例を他人に見せても良いという承諾が必要なのです。酒井形成外科ではプライバシーは完全保護しますので、残念ですが、写真症例はお見せできません。

A

レーザーで皮膚を切開すると傷跡が綺麗になると勘違いしている方が多いと思います。レーザーでの切開は熱によるものですので,傷跡はむしろ汚くなります。メスで丁寧に切開し、丁寧に縫合することで最も綺麗な創(きず)を作ることができます。

A

感覚の変化はありません。

A

術後3〜4か月で女性器の傷跡は、殆ど分からなくなります。手術をしたということすら分からなくなるくらいです。

A

術後3か月程ですが、若干個人差はあります。

A

そもそも白人以外で、小陰唇が肌色の人はいません。日本人なら大抵は多少色素沈着があるものです。
小陰唇縮小では、小陰唇の色素沈着部分の大半を切除してしまいますので、かなり綺麗になります。また、粘膜以外の皮膚の部分にハイドロキノンを使用してみるのも一考です。
ただし、粘膜ではハイドロキノンが強く作用し炎症を起こすこともありますので注意が必要です。

A

美容外科クリニックの中には、形成外科専門医が手術にあたっている所が少ないようです。小陰唇は粘膜面も多く、縫合技術が低くとも、傷跡に影響が少ないと思っているようです。
そのため、酒井形成外科には他院の小陰唇縮小手術の傷跡の修正が後を絶たないのです。
また、左右対称で綺麗な形態にするデザインも意外に難しいのです。場所が場所だけに「文句を言う患者が少ない」ことをいいことに、はさみでチョキチョキ、サッサッと縫って30分で終わり、なんていうクリニックが多いと聞きます。
もし、きちんとした美容外科医を探したいのなら、まず、日本形成外科学会専門医の資格がある医師による手術が基本です。
つぎに、多くの美容外科クリニックを訪れ、医師の知識や誠意さを比べてみることでしょう。
ただ、甘い言葉や治療費の安さにつられてしまうことのないようにしてください。

思春期の娘ですが、小陰唇のことで悩んでいます

思春期の娘のことで相談させて下さい。
突然、小陰唇が数年前から下着で擦れて痛いから手術がしたいと訴えてきました。今まで何も言わなかったのですが、ずっと我慢していたそうです。
最近インターネットを通じて同じ悩みを持つ人に触れ、解決法があることを知り早く自分もそうしたいと思う気持ちが強くなっているようです。母親でありながら、全くそういう事には無知なのでどうしたらいいのかわかりません。
産婦人科で診察を受けさせる事が出来たのですが、婦人科の先生からは異常が全く無いとのことでした。そして今は成長期だから敏感になっている為かもしれないし、手術を考えていることを伝えたら、あきれてしまわれました。他の婦人科の先生にも聞いてみたところ、何を馬鹿な事をとばかりに本人を説得するから連れて来なさいと言われました。
実際、女性器の美容外科手術をして失敗した人がよく来るとのこと。

A

産婦人科の医師は、毎日何十もの女性器を診察しています。そうすると、おのずと女性器の形態は千差万別で小陰唇の大きさなどは大きいものも、小さいものも異常ではないことを、体で知っているのだと思います。
また、彼らは形態を修正する医師ではありません。あくまで子宮癌や婦人科病、あるいは出産、分娩といった疾患に対し治療を行っている医師です。

小陰唇の形態に対しても、太っていることや、一重まぶた、鼻が低い…等身体のコンプレックスを婦人科医に相談するのと同じ視線でしか見てくれないのだろうと思いますし、仮に、手術するといっても、形成外科医のように綺麗には手術することは難しいのだと思います。
酒井形成外科では女性器の悩みも、目や鼻など顔の形態の悩みと同様なレベルで診察、カウンセリングをしています。つまり、いかに美しく見せるかというコンセプトなのです。
婦人科の医師から、ご相談やご紹介いただく患者さまもいらっしゃいます。

小陰唇の悩みは意外に多いものですが、誰にも相談できずにいる方も多いと聞きます。
また、お母様といらっしゃる方も何人もいます。保護者の方と医師と患者さまと3名で十分お話しをすることもできます。
悩んでいるより、カウンセリングにいらしてみてはいかがでしょうか。
保守的考えの医師も多いとは思いますが、新しい考えをも持っている医師もたくさんいます。
ただし、技術的道徳的にすぐれた医師を主治医に選んでください。誇大宣伝でビジネスを基本としている医療機関には十分注意をしてください。

大陰唇の内側、小陰唇との間が弛んでいます。これを綺麗に治すことは可能ですか?

A

可能です。弛んだ皮膚を切除してしまいます。ただし、傷跡が残らないよう細心の注意を払いながら、形成外科的縫合を行います。

A

女性器といえども基本的にはその方の皮膚です。皮膚は肌質に個人差はありますが、丁寧な形成外科的縫合を行うことで、かなり目立たない傷跡になります。また、女性器の皮膚には余裕があり、他の部位と比べても傷跡は残りにくいと考えます。

小陰唇形成で溶ける糸と抜糸が必要な糸を使うのでは仕上りに違いがあるのでしょうか

A

もちろん診察はいたしますが、肥大か否かは基本的にご自分の判断によるのではないでしょうか。と言いますのは、女性器に関しては千差万別で、見た目は確かに小陰唇肥大かな、と他人が思ってもご自分で特に障害もなく、問題なしと判断されれば、それは手術の必要性は無いのです。
これに対し、他人がみて普通じゃないの、と思ってもご自分では、引っ張られ感など障害もあり、見た目にも、もっと小さくしたいと判断されれば、手術適応があるというわけです。
医学的には外尿道孔から2cmあればそれ以上は切除しても、排尿に障害は起こらないといわれています。

A

溶解糸(吸収糸)は溶けるまで3〜4週間を要しますので、これを使った場合この期間は消毒が必要で、また、性生活も制限があります。
また、ステッチマークが残りやすいため、非吸収糸に比べ、傷跡が残りやすい欠点があります。非吸収糸の場合、2週間で抜糸いたしますので、傷跡は綺麗になりやすく、生活面でもメリットは大きいでしょう。

A

カウンセリング、もしこの時手術をお決めになれば、同時に術前検査をいたします。とすれば次回、来院になる時は手術当日になります。
酒井形成外科では、術後の腫れや出血予防にタイオーバーという処置をいたしますので、術後3〜4日後にタイオーバーを除去しに通院してもらいます。後は、術後10〜14日後に抜糸にいらしていただきます。その後、術後2か月でデザインのチェックを含む経過観察だけです。

A

複数の医師がおりますが、基本的にはカウンセリングした医師が手術に当たります。どうしてもカウンセリングした医師が出勤しない日に手術ご希望の場合、院長が術前に再カウンセリングし、手術に当たることもあります。

小陰唇手術後の抜糸、傷跡、痛みについて

A

局所麻酔(歯科の麻酔と同様のもの)です。局所麻酔は注射によるものですが、一度麻酔薬を注射しますと2時間程度は痛みは感じません。小陰唇縮小の手術で、全身麻酔ということはまず行いません。
しかし、術中の安静を目的に静脈麻酔を行い、薬で眠った状態での手術は可能です。これを静脈麻酔といいます。

A

確かに麻酔は痛みを伴います。しかし、ほんのわずかな時間ですし、しかも細い針を使い、ゆっくり注入すれば、痛みはかなり軽減できます。

A

麻酔事故は何も美容外科の世界だけではありません。むしろ、他科の方が圧倒的に多いでしょう。
まして、局所麻酔の事故は、滅多に起きません。
局所麻酔は、歯医者さんの治療でも頻繁に使われています。医療の場においては局所麻酔は日常的に使用されていますが、その事故というのは殆ど聞いたことがありません。
また、心臓外科や産科、脳外科における高度技術下での全身麻酔では、麻酔事故か、手術の技術事故かは判断しにくいこともあるようです。
局所麻酔はそれほど心配されなくても大丈夫です。

A

多少痛みはありますが、どうしても抜糸が嫌なら、吸収糸を利用することもできます。ただし、傷跡の出来上がりが良いのは、モノフィラメントナイロンの非吸収糸です。

A

痛みが気になるのは、手術直前の局所麻酔だけです。麻酔時間はほんのわずかな時間ですが、どうしても気になるようなら、麻酔中は意識が落ちる静脈麻酔をお勧めいたします。

A

もちろん、可能です。

小陰唇手術で使用する糸について教えてください

私は、小陰唇縮小を希望しています。このような手術が出来ること自体も初めて知りました。

A

まず、吸収糸か非吸収糸かの選択ですが、吸収糸では吸収に3〜4週間もかかります。その間消毒や性生活の制限があります。また、縫い後(ステッチマーク)が残りやすいため、傷跡が凸凹になりやすいのです。
これに対し、非吸収糸では抜糸という面倒な作業がありますが、出来上がりが大変綺麗になります。
小陰唇の手術はデザインが複雑で、切開も慎重に行う必要があります。また、縫合も形成外科的技術を要します。丁寧な縫合が、術後の傷跡や形態を美しくさせるためです。形成外科専門医の手術は、これがまさに利点となります。欠点としては、施術してくれる形成外科専門医が少ない事でしょうか。

A

酒井形成外科では、術後2〜6か月後に必ず、再来していただき、手術の結果は必ず診察しています。
他院の抜糸後「通院の必要は一切ありません」と言っているのを聞いて、それでは「綺麗になったかどうか分かるはず無いじゃないか」と思っています。
形成外科専門医によるデザインと縫合では、とても綺麗な結果が出ると信じております。

A

抜糸は、麻酔を必要とするほど痛くはありません。まず、ありませんが、どうしてもとなれば麻酔処置もいたしますのどご安心ください。

他院で小陰唇形成の手術を行いましたが、まだ気になります

A

あなたと同じような相談の方の手術後の抜糸をしたことがあります。
この方は他院の2か所で2回手術を受けていましたが、やはり気になり女性器の修正手術を依頼されてきたのです。確かに、小陰唇は切り過ぎると排尿の障害が出たりするため注意は必要ですが、あまりに少量の切除は効果がありませんよね。
今度はしっかりデザインしてから手術をいたしました。抜糸時はまだ腫れがあり、完全なデザインチェックはできませんが、本人はすでに満足していたようです。
大陰唇が貧弱という方もいますが、逆に「もりまん」が嫌だ、という方もいます。あまり、小陰唇の形態には関係が無いと思います。

小陰唇肥大の手術での痛み等について

A

たしかに、麻酔注射はわずかに痛みを伴います。しかし、ほんのわずかな痛みのようです。それでも、どうしても痛みが嫌とおっしゃるなら、麻酔注射の時だけ静脈麻酔ということも考えられます。

A

タイオーバーを外すには1分もかかりません。
抜糸はやや時間がかかります。それというのも、細い糸で丁寧に縫合するからです。丁寧に縫合しないと、小陰唇の辺縁がギサギサする変形が残るためです。 多少チクチクするようですが、皆さんはさほど辛いとは言っていません。

A

抜糸は当然医師の仕事です。

A

やはり腫れなどがあり見た目が自然な感じになるには2か月を要します。SEXも大丈夫というのは、傷の治癒としてです。
ただ、手術後の状態はあまりパートナーにも見られたくはないと思います。そう考えると、実際には少なくとも1か月まではSEXは見合わせた方が無難でしょう。

A

抜糸では、麻酔が必要なほど痛いといってくる方は今まで一人もおられませんでした。 酒井形成外科では、毎月3〜5名くらいの患者さまが女性器の手術をしていますが、タイオーバーも違和感程度で、痛みに耐えられないと、再診した方はいまだおりません。

小陰唇を小さくしたい、陰核にかぶる余分な皮膚を取りたい

A

一般の女性で成人すると、小陰唇は若干大陰唇からはみ出ることが多いようです。その程度に異常はないとされています。すなわち、大陰唇から全くはみ出ないほど小陰唇が小さくとも、しっかり大陰唇から小陰唇やクリトリスがはみ出ている方も生活上問題がなければ正常というわけです。
しかし、外観に対するコンプレックスはなにも女性器に限ったことでは無く、目でも鼻でも口でも同じことです。これを修正するのが形成外科や美容外科というものなのです。もし、あなたが性器にコンプレクスをお持ちであれば形成外科で相談してみましょう。なるべく良い形態に修正してくれるはずです。

小陰唇縮小手術の術後相談について

A

シャワー浴は、陰唇縮小手術の翌日からできます。おしっこは基本的に無菌状態です。
ひょっとすると水道水より綺麗かもしれません。おしっこが不潔という心配はありません。しかし、大便には、ばい菌が多いので傷口につかないよう処置をして下さい。
日本の水道水は、消毒液以上に細菌の数が少ないため、これで傷跡を洗浄してもまったく問題はありません。かえって清潔を保てます。ただし、ガーゼは濡れますので、ドライヤーで早めに乾かしましょう。

A

基本的にカウンセリング、手術希望でしたら当日血液検査そして手術当日、タイオーバー除去日、抜糸日の計4日の通院は最低必要です。また術後1〜2ヶ月後の状態観察は、医師として患者さまの管理には必要と思います。

A

陰唇縮小手術の手術後1時間ほどお休みになった後帰宅できます。 出血などの確認をするためです。

A

大丈夫だとは思いますが、1日くらいは安静のほうが無難かもしれません。

手術までの流れ、術後の対応などについて教えてください?プライバシーのことや、手術後に、不快感や、違和感、形が綺麗にいかなかった場合など気になります

A

酒井形成外科は、小陰唇の手術について大変多くの症例があります。術後出血やタイオーバーの安定など、アフターケアも丁寧さが必要です。手術を担当する医師は、抜糸までしっかりフォローを致します。また、個人情報保護法に則り、きちんとプライパシーも守れますので、その点もご心配ありません。術後2〜3日後に1回診察処置をいたします。
小陰唇肥大以外にも、分娩時の外傷後の傷跡、奇形にも対応しています。さらに他院での小陰唇縮小手術後の修正手術も取り扱っています。
遠方の患者さまの場合は、2〜3日近隣のホテルで待機してもらう事があります。当院にも提携ホテルがありますのでお気軽にご相談下さい。
抜糸は、溶解糸を使用した場合は必要ありませんが、非溶解糸を使用した場合2週間後に抜糸をいたします。非溶解糸の方が、傷跡が綺麗に仕上がります。
抜糸は近くの形成外科に紹介するか、ちょっと大変でも日帰りで当院に来院してもらうかを選択していただきます。さらに術後2か月目に完全に腫れが退いた状態を観察させてもらえば幸いです。
問題なければ、その他の通院は必要ありません。

小陰唇形成の手術の流れや費用などについて

小陰唇形成の美容外科の手術のところですが、手術費用のページで、小範囲と拡大範囲とありますが、この「範囲」というのは何のことなのでしょうか?

A

小陰唇といっても個人差が大きく、当然手術範囲も大きく異なります。
小陰唇は、陰核も下に続くいわゆる小陰唇と、陰核包皮に続く上の方の皮膚のひだがあり「副皮ふくひ」と呼ばれています。小陰唇のみの手術の場合もありますが、陰核包皮や副皮の切除も必要な事があり、前者を小範囲、後者を拡大範囲と便宜上呼んでいます。

A

小陰唇のみの形成は、小範囲年の価格(価格の項を参照)としています。
副皮ふくひも同時に切除の場合は、拡大範囲の価格(価格の項を参照)となります。クリトリス形成、クリトリス包皮加算は僅かですが加算されることがあります。

小陰唇縮小手術のスケジュールや手術時間について

A

珍しい手術ではありません。むしろオーソドックスな手術の一つといえます。

A

一般的には、まず患者さまは担当医と面談、カウンセリングを受けていただきます。患者さまが必要と感じ手術治療を希望なされば、手術の予定を組みます。同時に血液検査を行っておきます。ただし、諸事情によりどうしてもカウンセリング当日手術希望の場合は、予めカウンセリングと手術の予定を予約してください。血液検査は、当日最低限度の検査で手術を用意いたします。詳しくは受付までお尋ね下さい。

A

小陰唇縮小の手術時間は、1時間程度です。綺麗に縫い込むのには、やはり時間がかかるものなのです。入院は必要ありません。
小陰唇縮小の手術後3日目に術後観察とタイオーバーという腫れや出血予防の抗生剤ガーゼを取り除きに来院してもらいます。その後は10〜14日後に経過観察と抜糸に来院していただきます。
この時点ではまだ腫れています。最終確認は術後2ヶ月目に行います。

小陰唇を小さくする手術の手術から完治するまでどのような流れになるのか具体的に教えてください

A

まず、カウンセリングを受けます。手術の注意点やデザインをお話します。
女性器の手術を希望なさる場合は、まず血液検査を受け、手術日を予約します。
小陰唇縮小手術の当日、手術は丁寧に1時間程度をかけます。腫れや出血を防ぐタイオーバーというガーゼを当てます。これは自分では取れません。
手術後3〜4日目にタイオーバーを除去します。
もし、溶けない糸を利用した場合、術後14日〜20日くらいの間に抜糸に来院します。抜糸後は1〜2ヶ月後デザインチェックです。
溶ける糸は抜糸の必要はありませんが、糸が溶けるまで時間がかかり、 傷跡が残りやすくなります。また、完全に糸がとけるまでは原則として消毒が必要になります。またプールや温泉につかることはできません。
溶けない糸の場合、ある一定期間で抜糸をするため、傷跡は綺麗になりやすく、抜糸後は入浴など自由です。
性行為は、1ヶ月程控えた方が良いでしょう。術後2〜3週間で概ね全ての運動は自由に行ってよいはずです。

膣口に関すること

小陰唇がなくて、クリトリスなどが、むき出しだと思うのですが、これはおかしいことでしょうか

私は20歳半ばになりますが、未だにセックス経験がありません。
対象者はいるのですが、私の膣口が狭い為に苦労して指1本入るのが限界です。セックスに対して、恐怖心が強い為に入れる前に緊張して力が必要以上に入ってしまい、思うようにセックスが出来ません。

A

処女膜がやや硬い方がいるようです。先日も同様の悩みの方が来院され、診察したところ、やはり処女膜が硬く指がやっと通る程度のものでした。早速、処女膜切開の手術の予定を組んで行かれました。
まず、診察にいらしていてはいかがでしょうか。
小陰唇が無い方は、まず、いらっしゃらないので、小陰唇が小さな方なのでしょうね。クリトリスは出ていてもなんら問題はありません。韓国ではクリトリスをむき出すような手術が流行っていると聞きました。診察してみないとあなたの性器の外見が異常かどうかははっきりとは分かりかねますが、おそらく、正常範囲ではないかと想像します。

膣から音が鳴ったり、湯船から出ると膣から水が出てきます

A

セックス中、膣がブーブー鳴ることを一般に「ブイブイ言わせる」というようです。あまりに有名な言葉ですが、語源はこんなところにあったのですね。
また、入浴の後、膣から水が出るのもそんなに珍しいことではないようです。
つまり、あなたの症状は「ごく一般的な女性」ということですね。
ただし、たしかに膣が緩んでいてセックスに支障があるようなら、膣縮小術(膣縫縮術)という美容外科の手術法があります。

子宮ガンの検査で膣に器具を挿入した時、涙が出るほど痛く診察ができません

A

まったく心配いりません。膣入り口には処女膜(粘膜のひだ状のもの)があり、人によりまるでフタに5mm程度の穴が2〜3個開いているような形態の方もいます。
最初の性交でこれが破けるわけですが、もともと粘膜ですので、すぐ傷は回復してしまいます。
そのとき処女膜は、破けた状態を維持しこれを処女膜痕といいます。数回の性交で、かなりしっかりした処女膜の方であっても、もはや痛みは無くなります。非常に珍しい症例で、なかなか処女膜が十分開放しない患者さまもいらっしゃいます。この場合は、小さな処女膜切開手術で簡単に治癒します。
また、出産をされると、この処女膜痕も殆ど無くなり、経産婦の方では大きく膣口が開いている状態のことが多いようです。
膣は、人によりいろいろな方向に向いています。しかし、性交にはまったく支障はきたしません。婦人科検診で膣の中から外子宮口を観察するには器具を挿入しますが、患者さまが痛がったりすると、とても外子宮口を充分に見えないと思います。
あなたの場合も婦人科の医師が「曲がっている」と言ったのですから、多少はその傾向にあるのかもしれませんが、むしろ検査を痛がり、力が入り過ぎたり、おしりが上がってリラックスした体位が採れなかったのが原因と思います。
考えても見れば、子宮〜膣は出産時産道を形成しこぶし二つ分の赤ちゃんの体が十分通過でき、決して破れるようなことは無い組織器官なわけですから、粘膜筋肉はかなり余裕があるはずです。
いずれ愛する方とのセックスをご経験されると思いますが、愛情がすべてを克服するばかりでなく人生最大の喜びを手に入れることも「夢ではない」はずですので、その時を「楽しみに」しましょう。トラウマもきっと乗り越えられます。

女性器の手術に関する一般的なこと

小陰唇縮小手術後の抜糸、タイオーバーについて

A

場所が擦れ易いということもあり、傷口の離開を最小限度にするためやや抜糸を遅らせています。

A

創傷治癒が十分進んでいるようなら、10日での抜糸も可能です。 診察した上でこれを決めます。ただ、糸がついていてもそれほど煩わしさは無いようです。

A

10分程度です。

A

可能です。

A

処置に局所麻酔をすることは可能ですが、いままで、麻酔を要求された患者さまはおりませんでしたので、それほど酷い痛みは無いのだろうと思います。しかし、ご要望があれば麻酔も致します。

傷跡修正・おでき、ほくろ除去のよくある質問

傷跡修正について

手術の際の切開した痕は目立たなくできますか

A

再度傷跡を切除し、綺麗に形成外科的縫合法で縫い上げます。1年程度でかなり目立たなくなります。

皮膚を伸ばす良い方法はないでしょうか

A

単純な形成外科的再縫合をすることで十分改善しそうです。

ケロイド状の傷跡をキレイに治すことは可能ですか

A

傷跡は綺麗に治る体質の人と、硬く膨らんで汚くなる体質の人がいます。後者の方は酷い場合、ケロイド体質といわれるものです。
治療には、飲み薬(トラニラスト)と保存治療(ステロイドの局所注射)があります。いきなり手術をすると、却って汚く酷くなることがあります。
保存治療を6〜12ヶ月行った上で、必要なら手術という選択がよいでしょう。

数ヶ所に及ぶ傷跡を目立たなくすることは可能でしょうか

A

傷が多数本におよんだ場合、仮に全部形成術を施行したとしても傷跡は細くなるだけで、基本的に自殺痕は残ってしまいます。
1〜2本程度なら、なんとか誤魔化せるかもしれませんが。多数本の場合、過去に酒井形成外科で行った手術として、植皮がありました。
確かに傷跡はより目立つのですが、線状傷が面の傷跡になるため他人からは、やけどの痕や、皮膚腫瘍の手術痕に見えるため「あっ、この人は自殺の経験があるんだ…」とは思われず、「なにか、事故や病気だったのかな…」と思わせる効果があるわけです。数人の患者さまに手術した結果、比較的満足されたようです。
たしかに我々美容形成外科医は、より傷跡を目立たせなくさせるのが仕事ですが、このような場合は、より傷跡を大きくする修正でより良い効果を生むこともあるのですね。

レーザー等の最新医療で傷跡を消すことは出来ないのでしょうか

A

現在のレーザー機器では傷跡を薄くすることはできません。
もし、こんなレーザーがあれば、形成外科という科目は消滅するでしょう。そして、交通事故や外科手術、あるいはにきびの痕に悩まされる人はいなくなるはずですよね。
傷の治りには、やや時間がかかります。傷跡は1年をかけてゆっくり目立たなくなります。おそらく、あなたが最初におかかりになった形成外科ではまず、傷が落ち着くまで「待ちましょう」という意味でこうお答えになったのではと思います。
もし、1年経っても、とても傷跡が目立つようなら、再度傷跡を切除し、形成外科的縫合を行い、6ヶ月〜1年待つと、目立たなくなる可能性があります。
気を付けることは、レーザークリニックなるところで、傷跡を目立たなくできますといって、適当なレーザーを形ばかり打って、けっこう高価な代価を取り、しかし、傷跡は殆ど変化無しといった被害が出ていることです。

手術による赤い傷跡が消えません

A

傷跡というのは、手術ないし外傷後、しばらく赤く硬くなるものです。それは繊維芽細胞が増殖する時期だからです。およそ2〜3ヶ月で最も硬化と赤みがある時期を向かえ、6ヶ月後くらいにやや落ち着きます。そして、完全な落ち着きには1〜2年を要するといわれています。
ですから、もし、時期的な問題でしたら、まず、待つことが大切です。十分期間を経過したものなら保存的治療をしながら、美容的瘢痕形成術を施術するとかなり改善するはずです。

もう一度傷跡を除去する手術を受けたいと思っていますが、その場合は同じ先生にしてもらった方がよいのでしょうか
また、どのくらいの期間テープなどで固定しなければいけないのでしょうか

A

皮膚腫瘍の切除は、ものによっては綺麗な傷跡にするのが難しいこともあります。そんな時には後日傷跡を綺麗に修正するものなのです。しかし、健康保険診療ですとあまりにも価格が安すぎて、一般病院では面倒がられる傾向にあるようです。
また、大きな病院の形成外科では、まだ研修の医師が手術を担当することが多く技術的に未熟なこともあります。(かつては私もそうでしたのであまり大それたことは言えませんが…。)

A

酒井形成外科では、手術当日だけはガーゼ圧迫をすることもありますが、翌日チェックして問題なければ、抜糸まで自分で消毒してもらい、特別なことがない限り通院はしません。
また傷は、肌色テープの塗布のみですので、さほど気にならないと思います。手術翌日から洗顔洗髪はOKです。
抜糸は1週間後ですが、その後もテープ固定をした方が傷跡は綺麗になります。しかし、時にはこれをはずしてお化粧をしても差し支えありません。傷が落ち着くには6ヶ月は様子を見て下さい。

A

確かに教育施設では杓子定規になりやすいことは否めません。
1日だけはこれも必要ですが、それ以降は必要無いと私は思いますし、酒井形成外科ではそれで問題が起こったこともありません。

目頭切開の傷跡を形成手術で目立たなくすることができますか

A

傷跡の程度を拝見してみないと、何ともいえません。
大抵は何とかなることが多いので、一度カウンセリングにいらしてみて下さい。

手術痕についての質問

A

傷跡の場所、程度、あなたの肌質、によって改善度は違うと思います。
診察してみないと何ともいえませんが、改善の可能性はあると思います。形成外科の世界では医師の技術差というのが、もの凄く違う為です。一度診察にいらしてください。

ほくろ

2ヶ月経ってもほくろを取った痕が取れません

A

傷跡の赤みは2〜3ヶ月がピークです。その後3〜6ヶ月で赤みが徐々に消えていきます。

ほくろを取った後、お化粧などはできますか

A

小さな切除縫合が最も綺麗な傷跡になります。
また、切除手術翌日には小さな肌色テープをはるだけで洗顔洗髪やお化粧も可能です。

ほくろはどのような方法で取り除くのですか

A

単純切除で綺麗になります。
勿論、取れたほくろは病理検査により、悪性や変性の有無をチェックします。

ほくろが成長とともに大きくなりました

A

ほくろは成長とともに大きくなります。あまり大きくなりますと、手術もやや大きくなりますので、早めに摘出するのが良いでしょう。

「電気メス」で取り1年は赤みが消えないと言われました

ほくろの切除についてですが、顔の頬に5ミリ程度のほくろがあり、切除を考えています。他の病院で診察したところ、「電気メス」で取り1年は赤みが消えないと言われ、テープも3〜4ヶ月は貼り続けなければいけないと言われました。

A

電気メスもレーザーもほくろを焼き切るという意味では全く同じです。ただ、レーザーの方が格好いいというだけです。
次に傷跡ですが、どんな場合でも必ず残ります、ただ目立つかどうかだけです。
たとえば、にきびができたとします。いずれ排膿して治癒しますが、少々にきび痕として誰でも痕が残ります。もちろん程度の差は個人差があります。中には、あばたになる人もいれば、殆ど分からなくなる人もいるわけです。しかし、誰でも組織学的には瘢痕は残っているのです。
酒井形成外科では5mmのほくろでも、手は抜きません。レーザーや電気メスのように火傷による創傷治癒はあまり綺麗な傷になる筈はありませんので、丁寧に切除し縫合いたします。
肌質がよければ、最も美しい傷跡になるはずです。

メンズ美容整形のよくある質問

包茎について

包茎の傷痕の修正手術について

A

包茎手術後の状態の劣悪に対して可能な形成外科的治療は、瘢痕部をできるだけ切除し、形成外科的縫合による傷跡の改善です。
色の差はハイドロキノやステロイドの塗布により多少の改善は期待できますが、大きな修正は困難かもしれません。よくレーザーできれいになると考えている方も多いようですが、これは禁忌です。(悪化します)お気を付け下さい。

包茎手術の再手術は可能でしょうか

A

傷跡の周囲の皮膚に余裕があれば目立つ瘢痕を切除することができます。しかし、完全に傷跡を消すというわけにはまいりません。
どれほど改善するかは、患者さま一人一人の状態によりますので、まず、形成外科の専門施設で診察を受けてみましょう。思わぬほど改善される事があります。
例えばあなたのように、レーザーによる熱傷後瘢痕には、手術前にトラニラストの内服やステロイド局所注射等、前処置が有効な場合があります。一度、形成外科専門医でのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

重度の仮性包茎だったのですが、性行為の後完全にめくれて元に戻らなくなりました

20代学生です。今までずっと重度仮性包茎だったのですが、先日性行為により包皮が完全にめくれ常に包皮が戻らない状態なのですが、これは正常なのでしょうか?
普通に生活していて亀頭がパンツにこすれ歩くだけでも大変です。

A

早めに泌尿器科の専門医で診察してもらいましょう。
おそらく、高度仮性包茎、または真性包茎があって無理をしたため、包皮が戻らなくなる、軽い嵌頓包茎の症状です。
炎症が治まったのちに、再発を予防する目的で形成外科での包茎治療を考えましょう。

A

まず、肥厚性瘢痕(ケロイド)症かどうかを皮膚科または形成外科で診断してもらいましょう。もし、ケロイド症と判定されたら、包茎手術後の傷跡はやや目立つものになるかもしれません。それでも包茎が気になり、治療を希望なさるとすれば、私は治療も是だと考えています。

A

基本的には、内服や外用でまず、炎症を収めてから手術を計画すげきと考えます。

A

もし炎症が著しければ、疼痛でとても性交はできないはずです。もし、さほど腫れや痛みがなければ、それは炎症が軽度であると思います。今後悪化するおそれがあるため注意は必要です。

根部切開のリスクは前部切開時に比べてリスクが大きいのでしょうか

A

根部切開の問題点は「後戻り現象」です。
前部包茎手術の場合は包皮の余剰が矯正され易いといえます。これに対し根部包茎手術の場合、中間部の皮膚が再延長しやすいので、手術直後は良かったのに徐々にまた包茎になる、という現象がおこります。
だからといって、余剰皮膚を切りすぎると、今度は腫れ等が長く続くことや、勃起障害を起こすこともあります。すなわち、適度な余剰皮膚切除の困難さが手術リスクといえるかもしれません。

A

程度の差はありますが若干の後戻り現象はほぼ全例で発生すると考えて良いかもしれません。
根部切開の手術法に関しては、古い教科書に若干記載されていますが、現在の教科書にはほとんど記載がありません。おそらく、術後の効果が安定しないため年代が上がるにつれ削除されていったものと考えられます。

A

そのとおりと考えます。根部切開の最大の利点は傷跡の目立たなさです。

A

溶解糸は太さにもよりますが、概ね3〜4ヶ月で溶解します。また非溶解糸の場合、抜糸は術後10〜14日で行うことが多いと思います。
傷跡が目立つ理由に「ステッチマーク」というのがありますが、糸の縫い跡にできる傷に直角にできる多数の横筋です。地図でいう私鉄の図に似ています。
抜糸が適度に行われればこのステッチマークは付きにくいのですが、糸を放置するとこれができ易いことを考えると、溶解糸は好ましくはないはずです。
私は綺麗な傷跡であるためには、溶解糸ではなく抜糸を行う非溶解糸を使用すべきと考えています。

仮性包茎で悩んでいます

自分は仮性包茎で悩んでいます。歳は25才です。
勃起しても手で引っ張らないと亀頭が出ません。また膨大しても皮が亀頭下でジャバラになります。

A

仮性包茎だけでは性交障害や不妊の原因にはなりません。しかし、あなたの年齢が25歳ということを考慮すると、今後自然に包茎が改善することはありませんので、形態的にコンプレックスを感じるようならば包茎手術は良い選択となるでしょう。

亀頭

亀頭の周囲全体に細かなブツブツが多数見られます

A

性器ヘルペスはウイルス感染症です。性交等により相手から移されることがあります。
特徴としてかなりの痛みを伴い、通常一箇所に発生し、比較的大きな病巣を呈します。
コンジローマもウイルス感染ですが、やや大きめの尖ったような腫瘍性状態を呈します。
これらの病態とは別に、亀頭冠には全周性に脂腺由来のこまかな形態が見られますが、これは正常な亀頭の皮膚形態です。
いずれにせよ、形成外科、皮膚科、または泌尿器科で精査してみましょう。

陰茎

陰茎増大手術について

A

陰茎を長くさせる長茎術は、理論的に可能ですが、勃起時に陰茎が下を向いた状態
になり性交がしにくくなるという問題があります。また、勃起時の陰茎長は基本的に変化しないので、この手術で改善することは通常時の陰茎が手術前より長く見えるだけなのです。
陰茎を太くするのに、脂肪を注入することは凸凹になる可能性がありお勧めできません。また、ヒアルン酸製剤の注射も血管の塞栓をおこしたりする可能性があり良いとは考えられません。
残念ですが、陰茎増大手術はいかなる手術も問題がありそうです。

陰嚢

玉袋(陰のう)の表面が痒いのですが

3日程前から玉袋(陰のうというのでしょうか)の表面が痒いのですが、原因として考えられる事は何でしょうか?
関係あるのかどうかわかりませんが、4日程前に温泉に長い間つかったり、サウナに入ったりしました。寝ていても痒くて目が覚めてしまいます。痒いので掻いてしまって、少し赤くなっています。ちなみに痒いのは、玉袋の部分だけです。

A

まず、思いつくのは『インキンたむし』という、カビの感染症です。これは性病ではなくよく見受けられるものです。皮膚科で塗り薬を処方して貰えばすぐ良くなるでしょう。
次に意外に多いものにかぶれ(接触性皮膚炎)があります。これも皮膚科で外用薬を処方してもらいましょう。

避妊・パイプカット

パイプカットを元にもどす事は、難しいでしょうか

A

精管の再接着はかなり難しいといわれています。
手術は、陰嚢部をまず大きく切開し、睾丸と前回のパイプカット部位を十分露出します。精管に十分余裕があることを確認し、潰した精管の断端を切り出します。綺麗に再度断面を作り直し、これをマイクロサージェリー(顕微鏡下)で再接着させます。
通常、両側の精管とも再接着をトライアルします。
手術後の精液に精子がもどる確率は1%以下とも言われているくらい成功率は低い治療です。